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藤原 順 side

 俺は今日桃園さんに告白する。と仲のいい友人と話していた。


 ちなみに名前は佐野さの れつ頭が良くて、前になんでチームに入ったんだ?と聞いてみたことがある。黙秘されたが、学校は違うからどんな子?と桃園さんのことを聞かれた。


 桃園さんについて、ひたすら語りまくっていた。そしたらもういいから黙れとキレられた。聞いてきたから話したのに理不尽な奴だ。まあ、まだ話すがちなみに最初に桃園さんと話したのは、幼稚園の時だ。


 その時の俺は女みたいで名前も順だから大半の奴に女だと思われていた。だがそんな時桃園さんは初対面で俺が男であることに気付いてくれた。


 すごい嬉しくて、思わず泣いたのを覚えている。今となっては恥ずかしい思い出だが、まあそこは置いておいて。その時に一目ぼれしてずっと桃園さんに片思いして桃園さん家を探して発見したり。道場だったのはびっくりしたが少しだけカッコいいとも思ったりした。


 やっと告白する決心がついたので、今日この後告白するんだ。と話したら


「なげーよ、いったい何年越しの告白になってんだよ。」


と言われたからざっと数えてみると一目ぼれしたのが4才の時だから今は高2で16才だから……12年の片思いだな。と言ったらため息をつかれた。とにかく俺はいくぜ、今日こそ告白するんだ。と告白したものの、あまりの恥ずかしさに告白の返事も聞けず泣きながら逃げてしまった。


 また佐野の家で泣きながら愚痴っているとお前は乙女か!と頭を叩かれた。


「お前どうすんだよ。」


「ほんと俺、明日からどうすればいいんだよ。もう桃園さんの顔見れねーよ。」


 もう俺の心はもう限界だ。桃園さんの顔見ただけで死ぬ。羞恥心とかほかのなんかいろんなのが原因でマジ死ぬ。


「よし、明日学校サボるぞ。」


「はあ!?」


確かに気まずいけどなんで!?


「とりあえず、チームで集まって作戦たてんぞ。準備しとけよ。」


「いや、それは勘弁してくれ。さすがにそれは恥ずかしくて羞恥心で俺が死ぬ。」


 こんなことにはなっているが、一応こんな俺でも結構強いチームのメンバーで結構強いって言われてるのに、メンバーの皆に女に告白して恥ずかしくて告白の返事も聞かぬうちに逃げ出した。なんて言えるわけねーだろうが。


「じゃ、連絡したから明日午後1時にアジトに来い。もちろん来なかったら世間にお前の情報を流す。まあ安心しろ、集まるのは俺とおまえと幹部メンバーの都合のいい奴だけだ。じゃあまた明日。」


ひでえ。と思った俺は悪くないと思う。


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