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第37話 ◆「未来を紡ぐ筆先、退く黒幕」◆

おはようございます!

皆さん、夏バテしてませんか?


暑さに負けず、今日も乗り越えていきましょう!


さて、そんな微妙な天気をも吹き飛ばすほどの笑いとシリアスが入り混じった絶妙なストーリーはいかがでしょうか?


ではでは、ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!

「……《連結》!」

グリスのペンが再び閃き、白銀の光が仲間の武器に走る。


ストラウスの大剣が雷鳴を帯び、影を切り裂く。

「おらぁ! 檻ごとぶった斬ってやる!」


ディセルとマリィの双撃が重なり、漆黒の鎖を断ち切った。

「斬り裂け!」

「もう一歩も退かせない!」



ライナーが叫ぶ。

「兄貴! 俺もだ! 見てろよ!」

「ライナー、無茶すんな!」セリカが支え、レイピアを突き込む。

「アンタの舎弟で死なれたら、兄貴も困るでしょ!」


ゴルドは馬車を操って仲間を庇い、巨腕で影を引き千切る。

「ぐっ……重いが、負けるかよ!」





◆聖女隊の閃光


セフィーナのトンファーが神光を帯びて閃いた。

「聖なる加護よ、皆を導け!」

リゼットが素早く影を斬り、カイが豪腕で殴り飛ばす。

「フンッ! 影だろうが肉だろうが関係ねぇ!」


リーアはグリスの隣で剣を振るい続ける。

「グリス、倒れないで! 貴方の光が、皆を繋げてる!」

「……ああ。今度は……俺が書き換える番だ」





◆白霧の鷹の反撃


エルネアが咆哮と共に剣を振るう。

「我ら《白霧の鷹》、退かぬ!」

ヴォルカとフィリオの姉弟が合わせ、斧と矢が核を叩き潰す。

「ここだ!」

「仕留めろ!」


ハイロの眼が一瞬光り、隠された影の結節点を暴き出す。

「右奥! 今なら断てる!」





◆無銘の牙の一撃


「私たちだって、仲間のために戦う!」

プルリの弾丸が飛び、ミミとルルカの連撃が影を押し戻す。

ナナシが一閃、核を断つと同時に低く呟く。

「仲間と戦うこの時こそが……俺の誇りだ」






◆未来を書き換える


ヴァルツェルの影が一斉に収束し、巨大な黒の手を形作る。

「この程度で……未来が覆ると思うな!」


圧倒的な闇が迫る瞬間――

グリスは震える手で最後の言葉をペンに刻んだ。


「《書き換え:未来はまだ閉ざされていない》!」


光の術式が走り、仲間たち全員に淡い光が宿る。

影の手が振り下ろされるが――仲間たちが一斉に武器を突き上げ、光の壁を築いた。


「押し返せぇぇぇ!!!」

ストラウスの叫びを合図に、全員の力が重なり合う。






光に呑まれ、影の手は霧散した。

ヴァルツェルの声が闇の奥から響く。

「……面白い。ならばいい……今は退こう。だが覚えておけ――影は必ず、光を飲み込む」


その姿は溶けるように消え去った。







◆戦いのあと


どっと場が静まる。皆が息を整えながら、互いの無事を確かめ合った。


「……やったの?」セリカが呟く。

「ああ、追い払っただけだ」ディセルが答える。

「でも……勝ったんだ」マリィが小さく笑う。


「グリス!」リーアが彼の肩を支える。

「大丈夫?」

「……ああ。みんながいたから、俺は……書けた」


セフィーナが頬を赤らめながら近づき、ふわふわの毛に視線をやる。

「も、もう少しだけ……その……触っても?」

「だ、駄目だ! これ以上は俺の理性が!」

「……やっぱりむっつりだな」ゴルドが小声で。

「むっつり聖女じゃないです!!」


仲間たちの笑い声が広がり、緊張は少しずつ解けていく。






◆次なる道へ


グリスは空を見上げた。

「影の脅威はまだ終わっていない……だけど、未来は俺たちで書き換えられる」


仲間たちの瞳に、再び強い光が宿る。

戦いは続く。だが、ここに確かな絆が生まれていた。




「第38話」へつづく!

「戦後の休息、モフとドタバタ」


どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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