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第36話◆「影の檻と仲間の絆」◆

おはようございます!

皆さん、夏バテしてませんか?


暑さに負けず、今日も乗り越えていきましょう!


さて、そんな微妙な天気をも吹き飛ばすほどの笑いとシリアスが入り混じった絶妙なストーリーはいかがでしょうか?


ではでは、ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!

「……ぐっ! 足が……!」

ディセルの双剣が影の鎖に絡み取られる。

「離れろ!」マリィが剣を突き込み、拘束を裂こうとするが、影は液体のように再生する。


「ちょっとぉ!? これ、引っ張られてるんだけど!」

セリカが悲鳴を上げ、レイピアを突き立てる。

「落ち着け、セリカ! 俺が兄貴にいいとこ見せる番だ!」

ライナーが真っ向から鎖を斬り裂こうとする。


「いや無茶だから! あんたまだ半人前!」

「だが俺はグリス兄貴の舎弟だからなぁぁ!」

「誰が認めたのよそれ!」


「ふむ、賑やかなことだな」ヴァルツェルの声が影の檻を通じて響く。

「足掻け、足掻け……お前たちの希望ごと、この闇に沈めてやろう」







◆モフ度、限界


グリスの体毛がまたふわりと膨らんだ。

シロモフが青ざめるような顔(毛玉だけど)で叫ぶ。

「モフ度……91%モフ!! もうちょいでヤバイモフ!!」


「……はぁ、はぁ……ちっ、ここで……!」

グリスは必死にペンを走らせる。だが書き込みはにじみ、光の術式は半ばで霧散した。

「くっ……ペンが走らない……!」


「グリス!」

リーアが影の鎖を斬り払い、彼の横に飛び込む。

「もうこれ以上は無茶よ!」

「でも、ここで止まれば……!」







◆仲間たちの連携


「若造ひとりに背負わせるな!」

ストラウスが大剣を振り抜き、黒い鎖を無理やり引き裂く。

「狂犬は檻なんざに収まらねえんだよッ!」


「私も援護します!」マリィが声を張り上げる。

「双剣と合わせろ!」

「おう!」ディセルと二人で影兵を押さえ込む。


ゴルドが馬車をぐるりと回し、影の一部を巻き込み引きちぎる。

「おお!? 俺、今けっこう役に立ってる気がするぞ!」

「忘れるなよ! 大事なことは!」シロモフのツッコミが飛ぶ。







◆聖女隊の奮戦


「セフィーナ様!」リゼットが影の網を切り裂きながら叫ぶ。

「ここは危険です、下がって!」

「いいえ! 私は聖女! 皆を救うためなら前に立つのみ!」

セフィーナがトンファーで影を粉砕しながら、振り返ってちらりとグリスを見る。


(うわ……あの毛並み……ふわっふわ……! 触りたい……!)

と、思った瞬間、リーアがグリスをぎゅっと抱き締める。

「落ち着け、グリス! ここは私が傍にいる!」


「ちょ、ちょっと!? お嬢様!? 大胆ですわよ!」セリカが真っ赤に。

セフィーナは目を輝かせながら口を押さえる。

「だ、大胆です! エッチ~イです!」

だがその頬は赤く、目はチラチラとグリスに注がれている。


「……聖女さんって、むっつりだな」

ゴルドがぽつり。

「むっつり聖女じゃないです!!」






◆白霧の鷹の援護


「ここで崩れるわけにはいかん!」

エルネアが叫び、影兵の波を斬り裂く。

「ハイロ!」

「見えてる! 影の核、左後方だ!」

「助かる!」


ヴォルカが巨斧を振り下ろし、影の塊を粉砕。

「弟!」

「了解!」フィリオの矢が飛び、核を撃ち抜く。


「けど……回復が……!」

「レオニスが裏切らなければな」ハイロが悔しげに呟いた。






◆無銘の牙の絆


「ナナシさん! 右から大きいの!」

プルリが叫び、スライム由来の粘性弾を放つ。

「受け取った!」ナナシが影を切り裂き、道を開く。


「いくぞ、わんわんアタック!」ミミが飛びかかる。

「だから名前がダサいって!」ルルカが突っ込みながら槍で援護。


「……ふふ。俺はもう、人間以上に人間らしいな」

ナナシが影を踏み砕きながら呟いた。






◆絆が生む光


グリスの耳に、仲間たちの声が次々と響く。

「グリス兄貴! 俺、ここで絶対逃げないからな!」ライナー。

「バカなあんたを放っておけるわけないでしょ!」セリカ。

「若造、まだ倒れるな!」ストラウス。

「お前がいないと、俺たちじゃ未来を掴めねえ!」エルネア。

「ふわふわ、モフモフ……でも、仲間よ!」セフィーナ。


――その声が、胸に火を点けた。


「……そうか。俺は、ひとりじゃない」

グリスがペンを強く握る。


「《書き換え:連結》!」


ペン先から光が走り、仲間たちの武器に一瞬だけルーンが刻まれる。

その瞬間、剣も槍も矢も爪も、すべてが淡い輝きを帯びた。


「これで……少しは抗える!」


ヴァルツェルの笑みがわずかに歪む。

「……ほう。だが、果たしてその灯火がどこまで持つかな?」





「第37話」へつづく!

「未来を紡ぐ筆先、退く黒幕」



どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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