第27話:♥「モフ度急上昇!? リーアの愛情作戦開始!」
おはようございます!
今日は久しぶりの快晴です!
朝日が眩しいぜ(*ノωノ)
今日も暑くなりそうやな!('ω')ノ
皆さんも、夏バテに負けず、今日も乗り越えていきましょう!
ではでは、ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!
坑道の戦いが終わり、仲間たちと別れたグリスは、ひとり静かな通路を歩いていた。
「ちょっと周りを見てくる」
その言葉通り、誰にも気づかれずに自分の足取りを確かめる。だが、クロニクルベアラーの力を酷使した彼の体は限界を迎えていた。
突然、近くからシロモフの慌てた声が響く。
「モフ!グリス、モフ度がヤバいかもしれないモフ!!」
シロモフが慌てて駆け寄り、グリスは術式カードを確認する。
そこに記されていたのは、驚愕の数字。
87%
「ハ……?」
警報音が脳内に鳴り響き、冷や汗が流れる。
『エマージェンシー!収縮開始します!』
カウントダウンが始まり、体が熱く、重くなっていく感覚。次第に小さく縮み始めた。
「ま、まさか……」
抗おうとするも、力はどんどん奪われていき、ついにはモフモフの小さな人形に変貌してしまった。
無力なモフモフの人形となったグリスの視界は曇り、聞こえるのはかすかなモフモフの声だけ。
シロモフも能力吸収にあい、姿を消す。
——
◆
「あら、また縮んじゃったのね」
そんな時、誰かの気配が近づいた。
「……リーア……」
薄れゆく意識の中、見慣れた銀閃の姫騎士が目の前に現れた。
「ふふ、あらら、また縮んじゃったのね、グリス」
小悪魔的な微笑みを浮かべ、リーアはモフモフの人形を手に取った。
「いいわ!私が元に戻るまで、ちゃんとお世話してあげるから!」
彼女の言葉に、グリスは内心で慌てる。
(や、やめてくれ……その“お世話”って……!?)
しかし声には出せず、ただその瞳に見つめられるばかりだった。
——
◆
リーアは優しく、時には小悪魔的にグリスに語りかける。
「ほら、ちゃんと温かくしてね。魔術書はここに置いて、今日は休むの」
「いい子ね、グリス……私の物語の主人公だもの」
彼女の指が人形のほっぺに触れ、その優しさがじんわり伝わる。
(なんて……あざといんだ……でも、心が少しだけ落ち着く……)
リーアは丁寧に包み込むようにモフモフ人形を抱きかかえ、軽く撫でる。
「これで少しはモフ度が下がるはず……」
シロモフも遠くから呟く。
「モフ……リーアお嬢様、愛の力は偉大モフ……」
——
◆
人形の中にいるグリスは、自分のプライドと理性の間で葛藤する。
(俺はクロニクルベアラーだ……こんなモフモフ人形に成り下がるなんて……)
だが同時に、リーアの温かな視線に、無防備な自分がいることを感じる。
「……リーア……俺の物語を、まだ終わらせるなよ」
モフモフ声で呟くのは、彼の新たな覚悟の証だった。
坑道の仲間たちもリーアの元へ集まり、心配そうに見つめる。
「グリスさんがこんな姿になるなんて……」とライナーが不安げに言い、セリカが「はやく戻さないと、あの舎弟も困るだろ!」と声をあげる。
ストラウスは大剣を肩に担ぎ、険しい表情で見守りながらも、「リーア、頼んだぞ」と強く言った。
リーアは深呼吸し、強くモフモフ人形を抱き締める。
「私が絶対、グリスを元に戻してみせる」
「どんな困難も、この愛情で乗り越えてみせる」
そう誓った彼女の瞳は、揺るぎない光に満ちていた。
グリスのモフ度減少作戦、始まったばかり。
果たしてリーアの愛情は、モフモフ状態のグリスを元に戻すことができるのか――
【第28話】へつづく!
タイトル:「愛情全開モフ度減少作戦と、迫る黒き影」
どうも、お世話様でございます!
焼豚の神でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ
物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!
今後も加速度的に物語が進行していきます!
それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ
◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆
グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」
→ 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。
→ 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。
モフ度
- 0~19%:平常
- 20~29%:末端ふわ化
- 30~49%:耳/尻尾ふわ化
- 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)
- 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)
- 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”
良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!
また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!
それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪




