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第27話:♥「モフ度急上昇!? リーアの愛情作戦開始!」

おはようございます!

今日は久しぶりの快晴です!

朝日が眩しいぜ(*ノωノ)


今日も暑くなりそうやな!('ω')ノ


皆さんも、夏バテに負けず、今日も乗り越えていきましょう!


ではでは、ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!

坑道の戦いが終わり、仲間たちと別れたグリスは、ひとり静かな通路を歩いていた。

「ちょっと周りを見てくる」

その言葉通り、誰にも気づかれずに自分の足取りを確かめる。だが、クロニクルベアラーの力を酷使した彼の体は限界を迎えていた。




突然、近くからシロモフの慌てた声が響く。

「モフ!グリス、モフ度がヤバいかもしれないモフ!!」


シロモフが慌てて駆け寄り、グリスは術式カードを確認する。

そこに記されていたのは、驚愕の数字。



87%


「ハ……?」


警報音が脳内に鳴り響き、冷や汗が流れる。




『エマージェンシー!収縮開始します!』


カウントダウンが始まり、体が熱く、重くなっていく感覚。次第に小さく縮み始めた。


「ま、まさか……」


抗おうとするも、力はどんどん奪われていき、ついにはモフモフの小さな人形に変貌してしまった。


無力なモフモフの人形となったグリスの視界は曇り、聞こえるのはかすかなモフモフの声だけ。


シロモフも能力吸収にあい、姿を消す。








——


「あら、また縮んじゃったのね」


そんな時、誰かの気配が近づいた。


「……リーア……」


薄れゆく意識の中、見慣れた銀閃の姫騎士が目の前に現れた。


「ふふ、あらら、また縮んじゃったのね、グリス」


小悪魔的な微笑みを浮かべ、リーアはモフモフの人形を手に取った。


「いいわ!私が元に戻るまで、ちゃんとお世話してあげるから!」


彼女の言葉に、グリスは内心で慌てる。


(や、やめてくれ……その“お世話”って……!?)


しかし声には出せず、ただその瞳に見つめられるばかりだった。





——


リーアは優しく、時には小悪魔的にグリスに語りかける。


「ほら、ちゃんと温かくしてね。魔術書はここに置いて、今日は休むの」


「いい子ね、グリス……私の物語の主人公だもの」


彼女の指が人形のほっぺに触れ、その優しさがじんわり伝わる。


(なんて……あざといんだ……でも、心が少しだけ落ち着く……)


リーアは丁寧に包み込むようにモフモフ人形を抱きかかえ、軽く撫でる。


「これで少しはモフ度が下がるはず……」


シロモフも遠くから呟く。

「モフ……リーアお嬢様、愛の力は偉大モフ……」





——


人形の中にいるグリスは、自分のプライドと理性の間で葛藤する。


(俺はクロニクルベアラーだ……こんなモフモフ人形に成り下がるなんて……)


だが同時に、リーアの温かな視線に、無防備な自分がいることを感じる。


「……リーア……俺の物語を、まだ終わらせるなよ」


モフモフ声で呟くのは、彼の新たな覚悟の証だった。




坑道の仲間たちもリーアの元へ集まり、心配そうに見つめる。


「グリスさんがこんな姿になるなんて……」とライナーが不安げに言い、セリカが「はやく戻さないと、あの舎弟も困るだろ!」と声をあげる。


ストラウスは大剣を肩に担ぎ、険しい表情で見守りながらも、「リーア、頼んだぞ」と強く言った。




リーアは深呼吸し、強くモフモフ人形を抱き締める。


「私が絶対、グリスを元に戻してみせる」


「どんな困難も、この愛情で乗り越えてみせる」


そう誓った彼女の瞳は、揺るぎない光に満ちていた。


グリスのモフ度減少作戦、始まったばかり。


果たしてリーアの愛情は、モフモフ状態のグリスを元に戻すことができるのか――




【第28話】へつづく!

タイトル:「愛情全開モフ度減少作戦と、迫る黒き影」





どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!



それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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