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第26話:◆「蒼炎の絆、新しき光」◆

こんばんは!

本日2回目です!!

坑道の奥にようやく静寂が戻った。闇に沈んでいた瘴気も徐々に薄れ、冷たい風がわずかに流れ込む。

まど《???》の影が消え去った後、深く息をつくグリスは、震える手で魔術書をそっと閉じた。


「みんな、大丈夫か?」

疲労の色濃い顔を上げ、仲間たちに声をかける。


ライナーは荒い呼吸を整えながらも、いつもの明るさを忘れずに応えた。

「俺は絶対にグリスさんの舎弟になるって誓ったんだ。だから、死ぬわけにはいかねぇ!」


セリカは苦笑しながら肩を回し、口調はツッコミだ。

「次はもうちょっと余裕持って戦おうぜ、まったく」


リーアはグリスの元へ歩み寄り、静かな声で言葉を紡ぐ。

「あなたが自分の物語を紡ぎ始めたのね。私たちもその光に続くわ」


ストラウスは大剣を肩に担ぎ、険しい表情で力強く言った。

「これからもお嬢様の護衛は俺たちの仕事だ。必ず守り抜く」


ディセルとマリィも一緒に頷き、仲間同士の絆の深さを改めて感じていた。


◆静かな余韻、そして新たな脅威の予感


しかし、安堵の中にも緊張は残る。坑道の裂け目から吹き込む冷たい風に乗って、薄暗い闇の中で何かが蠢く気配があった。


セフィーナは鋭く周囲を見渡し、警戒の声を上げる。

「まだ油断はできません。別の影が、私たちを見つめているわ」


リゼットはメイド服の裾を整え、身構えながら応じる。

「聖女様、後方の警備も強化を」


破戒僧カイは静かに祈りを捧げ、低い声で告げた。

「この地にさらなる試練が迫っている。覚悟を持とう」


その言葉に、一同は身を引き締める。


◆《白霧の鷹》の動揺と統率


一方、王都の中心では、裏切り者レオニスの正体発覚により、《白霧の鷹》のメンバーが動揺に包まれていた。


エルネアが声を荒げて叫ぶ。

「我らは仲間だ!だが、裏切り者は容赦しない!」


ハイロは冷静に指示を飛ばす。

「全員、敵の動きを見極めろ。無駄な争いは避けるんだ」


ヴォルカは力強く弟のフィリオを励ましながら言った。

「姉弟の絆を信じている。仲間を信じよう」


フィリオも静かに微笑み返す。

「俺たちなら、必ず乗り越えられるさ」


緊迫する空気の中、仲間たちは心を合わせて次の一手を模索していた。


◆未来への誓い、そして蒼炎の絆


坑道の仲間たちは疲れを押して互いの顔を見つめ合う。


グリスはゆっくりと口を開いた。

「どんな闇が襲おうとも、俺たちは共に進む」


リーアが優しく微笑み返し、手を差し伸べた。

「あなたの物語は、まだまだ続くわ。私たちが必ず支える」


新たな光が坑道の奥から差し込み、仲間たちの背後を照らす。未来への希望が静かに輝き始めていた。


◆冷徹なる帝国貴族ヴァルツェルの影


その頃、王都の一角。豪奢な書斎にて、帝国貴族ヴァルツェルが冷ややかな眼差しで深紅のカーテンを背に立っていた。


彼の鋭い瞳は静かに闇を睨み、部屋の隅に置かれた闇の魔具が微かに震えている。


「まど……やはり我が計画に干渉するか」


その声は冷静沈着で、どんな局面でも感情を決して表に出さない男のものだ。


ヴァルツェルは薄く微笑みを浮かべたが、その笑みはあまりにも不気味で、まるで暗黒そのものが形を取ったかのようだった。


「闇を利用し、世界を手中に収める……それが我が望み」


彼はゆっくりと机に肘をつき、遠くを見つめながら低く囁く。


「この冷酷さこそが、我が最強の武器だ……」


その言葉が静寂に溶け込み、部屋は一層陰鬱な空気に包まれた。



【第27話】へつづく!

タイトル:「モフ度急上昇!? リーアの愛情作戦開始!」



どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!



次の投稿は、朝6時10分に投稿予定!



それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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