表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

81/175

第22話:◆「闇裂く光の継承者」◆

おはようございます!

本日1回目の投稿です!!

坑道の闇がどこまでも深く、重く垂れ込める。崩れ落ちる岩と共に、粉塵が舞い上がり、視界を遮る。そんな中、グリスは魔術書を胸に抱き、しっかりとペンを握り締めていた。蒼く光る瞳に、これまでにない覚悟が宿っている。


「俺は……俺の物語を、俺の手で紡ぐ」


リーアは鋭く剣を構えながら、彼の隣に立つ。彼女の銀閃はこの薄闇を切り裂くかのように光った。


「グリス、あなたを信じている。絶対に無理はしないで」


その言葉にグリスは小さく頷いた。





周囲には仲間たちの気配が満ちている。ライナーが拳を握りしめ叫んだ。


「グリスさん、俺は絶対にお前の舎弟だ!守り抜くって約束したからな!」


セリカは冷静にツッコミながらも、剣先を鋭く敵へ向ける。


「もういい加減にしなさいよ、バカみたいなこと言ってないで、戦え!」


ストラウスは盾を高く掲げて、ディセル、マリィと連携しながら前線を固めている。


ゴルドは巨大な盾を振りかざし、馬車の配置を的確に指示しながら仲間を守る。


「後ろは俺たちに任せて、皆、前を向け!」


坑道の奥からは、聖女隊の祈りが響く。


セフィーナが静かに呪文を唱える。


「光よ、暗闇を打ち破れ」


リゼットは防御魔法を展開しながら、静かに周囲を見守る。


破戒僧カイは断罪の叫びをあげた。


「この地に神の怒りを示す時が来た!」


だが、その静かな祈りの背後で、王都の冒険者クラン《白霧の鷹》の面々は、違う戦いを繰り広げていた。







——

◆《白霧の鷹》の異変


エルネアは冷静に周囲を見渡し、部下たちへ指示を出す。


「油断は禁物だ。みんな、集中力を切らすな」


ハイロは左目にかけた眼帯の下から魔眼を輝かせ、周囲の動きを監視する。


「敵の動きに変化がある。情報を共有しろ」


ヴォルカとフィリオも剣と弓で構え、警戒を強めている。


しかし、その中にひときわ冷たい視線を放つ男がいた。レオニス──聖職者を装いながら、闇の呪符と毒針を隠し持つ裏切り者だ。


彼は一歩も引かず、冷笑を浮かべてつぶやく。


「これで、クロニクルベアラーは消える」


そこへ、ハイロからの連絡が入った。


「レオニス、こちらから連絡がある。怪しい動きが確認されたため、一時拘束する」


《白霧の鷹》の面々が一斉にレオニスを囲み、動きを封じようとした。


だが、レオニスは嘲笑うように冷ややかな声を上げた。


「俺に敵うと思っているのか!?」


彼の目が激しく光を放ち、長年封じていた力を解き放つ。


「聖職者の仮面を外す時が来たのだ」


その瞬間、レオニスの姿が歪み、異形の影が彼の周囲を包む。


「これで終わりだと思うなよ!」








——

◆動揺と混乱


「何が起きている!?」


グリス一行は騒然とし、前に出てくるが、目の前で《白霧の鷹》の面々が互いに刃を交え始めている。


エルネアとハイロが激しい言葉を交わし、ヴォルカがフィリオを制止しようとするが、止められない。


「お前が信用できない!」


「お前こそ裏切り者だ!」


争いの混乱の中、レオニスは闇の力を解き放ち、強大な力を振るい始めた。


グリスは叫ぶ。


「やめろ!皆、目を覚ませ!敵はレオニスだ!」


リーアも剣を振り上げ、叫ぶ。


「共に戦う時よ!」








——

◆激突の始まり




レオニスは闇の呪符を召喚し、瘴気の霧を巻き起こす。


彼の動きは速く、恐るべき力を見せる。


「お前たちにこの力が扱えるか?」


ナナシは吠え、前に出て叫ぶ。


「無銘の牙、ここは任せろ!」


ミミ、ルルカ、プルリも一斉に攻撃を仕掛け、仲間たちを援護する。


グリスは魔術書を開き、ペンを空中にかざす。


「俺は、俺の物語を守る!」


仲間の声が一つに響き渡り、闇の中に光が差し込んだ。








——

◆次なる戦いへの序章


坑道の崩壊が止まらない中、物語は新たな局面を迎えた。


グリスと仲間たち、そして裏切り者レオニスの激闘が始まろうとしている。


その先に何が待つのか、まだ誰も知らない。



【第23話】へつづく!

タイトル:「闇を斬り裂く蒼の軌跡」




どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!




2回目の投稿は、夕方17時30分に投稿予定!



それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ