表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『未来視オークはぬいぐるみ!?』 〜美女たちに癒されながら、悩める運命をブッタ切る!〜  作者: 焼豚の神!
プロローグ(第0章):もふもふの運命、始まりの焼豚顔と神様兄弟との邂逅
17/130

第4話②: 「“自分を信じる”って、こんなにも怖くて、あったかいんだ」

今日もよろしくお願いします!


ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…


今日のお話は、グリス君が己の心の弱さと対峙して克服していくお話になります。


ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!

――森を抜けた先に、小さな川が流れていた。


澄んだ水面に映るのは、訓練で泥まみれになった自分の顔。

ぐしゃぐしゃの髪、擦りむいた頬、そして……どこか揺れている目。


グリス:

「自分を信じるって、どうすればいいのか、わかんないよ……」


川辺に腰を下ろし、手のひらで水をすくう。

冷たさが肌を刺すようで、現実に引き戻される。


ツカサの言葉が、ふと脳裏をよぎった。


『お前が選ぶことが、お前の“運命”を変えるんだよ』


変える。

でも、その責任は、全部自分に返ってくる。


誰かの運命を背負うなんて。

そんな重いこと、怖くて当然だ。


「……なのに、なんで、ボクはここにいるんだろ」


誰にも頼まれてない。

誰かにヒーローになってくれって言われたわけでもない。


けれど。

“助けたい”と思った。


それが真実だった。


――その夜。

グリスは、初めて自分の意志でページを開いた。


【クロニクル・ベアラー:物語を綴る者】


《ステータス画面》


【名前】グリス

【称号】クロニクル・ベアラー《物語を綴る者》

【記録位階】:初等記録者

【発動スキル】:

 ✒ 運命改筆クロニクル・エディット

  └ 状態:使用可能

   └ 発動条件:

     ・記録対象となる“未来”が明確であること

     ・強い情動(守りたいという意志)

     ・【占術エネルギー】が十分であること

     ・“記録対象”が本人に深く関わる存在であること


【占術エネルギー】:68%

【モフ化進行度】:6%(過剰使用時に進行)


【?????】:???????

【?????】:???????


グリス:「信じてみよう、もう一度だけ……自分の書く言葉を」


震える手でペンを握る。


《ぼくは、逃げない。

 この世界が変わるかもしれない未来を、ぼくは信じる》


書いた瞬間、ページがほのかに輝いた。

だが、まだ未来は変わっていない。


それでも。


グリス:「……やっぱり、書いてよかった」


その光は、まるで「おかえり」と言ってくれたように優しかった。



ほんの一歩でも、誰かのために踏み出したその心が、

やがて誰かの運命を紡いでいく。


運命はまだ静かに眠っている。

けれど、少年の手にある“物語”は、確かに目覚め始めていた。




第4話③:「“やっぱ無理かも”って言いかけたとき、声が聞こえた気がした」


                                 ――つづく

どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


今回も読了しに来てくださった皆様ありがとうございます('◇')ゞ!


感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ