表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

143/175

第23話 「族長の真の試練!? ……って結局キノコ採りかよ!?」

おはようございます!

よろしくお願いします!('◇')ゞ

オークの集落の大広間。

肉と酒と歌合戦の“胃袋試練”を何とか生き残ったグリスは、テーブルに突っ伏して荒い息を吐いていた。


「……も、もうダメ……胃袋が限界突破してる……。

このままじゃ“もふもふ丸焼き”で終わる……」


横でごろんと寝転がるシロ=モッフ。

「……ぷすぅ……ひっく……おかわり……」

「お前は勝手に寝酒で沈むなぁぁぁ!!!」


そんな二人に、オーク族長がドン!と立ち上がる。

背後には族の戦士たちがズラリ。

重厚な空気。


今度こそ“本物の試練”が下される雰囲気に、場が凍りついた。


族長が低い声で告げる。


「グリスよ。お前は胃袋試練を越えた。だが、それは序章にすぎん」


「……序章? ま、まさか今度は命懸けの戦――」


「次こそが真の試練。“森の魔獣退治”だ!」



オークたちが「おおおお!」とどよめき、グリスはごくりと唾を飲む。

(やっぱ来たか……! いよいよ戦闘イベント! 胃袋じゃなくて、俺のペンが火を噴く番だな……!)


しかし、族長は続ける。


「――ただし、退治するのは“魔獣”ではない」


「え?」


「“森の凶悪なキノコ”だ」


「………………」


「…………………………は?」


「ちょっと待てぇぇぇぇ!!! なんで“魔獣”から急に“キノコ”にランクダウンするんだよぉぉぉ!!!」



オーク戦士たちは真顔でうなずく。

「森に潜むキノコ……やつらは夜な夜な胞子を撒き散らし、我らの畑を荒らすのだ」


「胞子吸いすぎて笑いが止まらなくなった戦士もいたぞ……」

「この前なんて、族長の寝室に勝手に生えてきやがった!」


「それもうただのカビだろ!?!? 俺に何やらせようとしてんだこの民族!!」


シロ=モッフが口をもぐもぐしながら呟く。

「……キノコ鍋、食べたい……」

「お前はすぐ食材にするなぁぁぁ!!!」


族長は腕を組んで厳かに宣言する。


「グリスよ。この試練を果たせば、お前を“森渡りの勇者”として認めよう」


「いや肩書きどんどん増えてくな!? 胃袋勇者の次は森渡り勇者って、どんなRPG職業だよォォ!!!」


こうしてグリスは、望まぬまま“森のキノコ退治”へ向かう羽目になった。

だがその“森の奥”には――仲間のリーアが残した“かすかな足跡”が眠っているとも知らずに。


「……仕方ねぇ。どうせ進まなきゃ始まらねぇんだ。

よし、行くぞモッフ!」


「おー……でも腹いっぱいで歩けねぇ……」

「引きずってでも連れてくからな!!」


荒野から続く森の入り口。

そこに、カオスとシリアスを兼ね備えた新たな冒険が幕を開けた。



第24話 「胞子まみれの死闘!? 笑うな危険!森のキノコ軍団!」へ

つづく!


どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


これもひとえに読者の皆様のおかげです!


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】も是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ