表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

141/175

第21話 「酔いどれモッフ、爆弾発言で大炎上!?」

おはようございます!

よろしくお願いします!('◇')ゞ

オークたちとの宴は続いていた。

肉と酒の香りに包まれた空間は、もはや戦場そのもの。

グリスは必死に笑顔を作りながら、流れ弾のような質問を避け続けていた。


「で、人間! お前は聖女様とどんな関係なんだ!」

「いや、だから……知り合い……の知り合い……?」

「怪しい!」

「はい、牢屋!」


「だから牢屋好きすぎだろお前ら!!」

グリスは頭を抱える。


そんな中――。

「……ぐび……ぐびぐび……ぷはぁあ~~~~!」

隣で木ジョッキを掲げていたシロ=モッフが、とうとう限界を突破していた。


「モッフ! お前……飲みすぎだろ!」

「へっへへ……グリスぅ……おれなぁ……ずっと思ってたんだよぉ……」

「やめろ! その前フリはやめろ!!!」


だが止まらない。


「聖女セフィーナ? あんなのなぁ、実はグリスのこと大好きなんだぞぉぉぉお!!!」

「ブフォッッ!?!? テメェ何言いやがるんだァァァァ!!」


オークたちの宴会場が、一瞬で静まり返った。

全員の視線がグリスへ――。


「……なにぃ?」

「聖女様が、人間の男を……?」

「ちょっと待て! 今のは誤解だ! モッフの酔っ払いジョークだから!!」

必死に手を振るグリス。


しかしシロ=モッフは止まらない。

「ジョークじゃねぇぞぉ! あの時も『グリスぅ……』ってうっとり見てたじゃねぇかぁああ!」

「覚えてんなよそんな細かいシーン! あとで殺す!!」


場の空気が最高潮に張り詰める。

槍を持ったオークが一歩踏み出す。

「……おい。こいつ、本当にセフィーナ様と関わりが?」

「もしそうなら……“運命の持ち主”かもしれねぇ」


ゴクリ。

グリスは額に汗を浮かべる。


「……おいモッフ。お前、マジでやらかしたぞ」

「へへっ……俺はただ、真実を語っただけさ……」

「カッコつけてんじゃねぇ!!!」


次の瞬間――。

大広間の奥から重々しい声が響いた。


「……面白い話をしているな」


オークたちが一斉に頭を下げる。

「族長!!」


現れたのは、巨大な戦斧を背負った堂々たる体躯のオーク。

圧倒的な威圧感に、グリスは思わず背筋を伸ばした。


「人間よ……“聖女と繋がりがある”というのは、本当か?」

「ちょっ……違っ……いや、その……説明の仕方に困るんですけどォ!!」


シロ=モッフは、酔っぱらったまま族長の足元に転がり込み――。

「族長ぉぉ! こいつはマジでぇ……“選ばれしシチュー野郎”なんだよぉぉぉお!!!」

「誰がシチュー野郎だァァァァ!!!」


――宴会場に、笑いと緊張が入り混じった爆発が起きた。

そして次の瞬間、族長の口から衝撃の言葉が放たれる。


「……ならば、お前に“試練”を与えよう」


こうして、シロ=モッフの爆弾発言が、思いもよらぬ“次のステージ”を開いてしまったのであった。




第22話 「族長の試練はバカバカしすぎて涙が出る!?」へつづく!




どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


これもひとえに読者の皆様のおかげです!


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】も是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ