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第17話「再会、そしてまた誤解」

おはようございます!

よろしくお願いします!('◇')ゞ

森を抜けたグリスとモッフの前に広がったのは、小さな村だった。

木造の家々が並び、煙突からは穏やかな煙がのぼっている。穏やかで、人々の笑い声が響く――そんな場所。



グリス:「……よし! ここで情報収集だ! 今度こそ、誤解されずに! 

牢屋ルートは、もうごめんだからな!」


シロ=モッフ:「フラグが立ちましたな、ご主人」

グリス:「言うなーーーっ!!」





村の広場に足を踏み入れたその時。

パンの香ばしい匂いとともに、聞き覚えのある声がした。


パン屋のおばば:「おやまぁ……! あんた……あの時の!」


グリス:「……!? お、ばば様ぁぁぁ!!」

(パン屋のおばば――異世界に来て間もない頃に世話になった人物。グリスにとっては半分トラウマ、半分救いの象徴。)


モッフ:「おお! おばば牢屋ぶりモフ!」


グリス:「いやもう、なんか感動の再開は以前あったし…。でも何か嬉しいっていうか……胃袋を握られたっていうか……」


パン屋のおばばはにこにことグリスを見つめた。


だがその目は、ただの村人のものではなく――妙に底知れぬ輝きを宿していた。




おばば:「あんた、空から落ちてきたって噂になってるけど……」


グリス:「え、もう情報回ってんの!? はやっ!!」


村人A:「あの怪しい獣人だな!」


村人B:「聖女様やお嬢様の名を騙った不届き者だって聞いたぞ!」


槍や鍬を手に、村人たちがじりじりと取り囲んでくる。


グリス:「ちょっと待て! 俺まだパン一口も食べてないから!!」

モッフ:「問題はそこじゃないですぞ!!」




パン屋のおばばは、手にしたパンを差し出しながらこう言った。


おばば:「――まぁまぁ、あんたら。牢屋にぶち込むのは後でいい。まずはこいつに腹ごしらえさせな」


グリス:「結局牢屋コース確定じゃねぇかーーーっ!!」

モッフ:「ご主人、“パンで釣って牢屋へ”……新しいお縄スタイルですな」

グリス:「そんなスタイルあるかぁぁぁぁ!!」




しかし、パン屋のおばばの視線は一瞬だけ鋭さを帯びた。

まるで――「知っている」のだ。


グリスの正体も、彼の背負う“クロニクル”の宿命も。


だが今はまだ、真実は語られない。


村人たちに担がれ、再び牢屋へと引きずられていくグリス。

その背中を見送りながら、パン屋のおばばは小さく呟いた。


おばば:「あんた……やっぱり戻ってきたねぇ。物語の綴り手さまよ」




◆ ◆ ◆



次回予告


牢屋再び!? いやもう牢屋が定位置か!?

しかしそこで待ち受けるのは――とんでもない人物だった!


→第18話「牢屋のVIP、衝撃の正体」へつづく!



どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


これもひとえに読者の皆様のおかげです!


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】も是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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