第14話 「森に降り立つ“影”と“笑撃”」
おはようございます!
よろしくお願いします!('◇')ゞ
夜の森。
黒々とした木々の間を歩き回り、すでに5回以上“同じ倒木”を見ているグリスとシロ=モッフ。
◆ ◆ ◆
グリス:「……なぁモッフ、またこの倒木じゃねぇか」
シロ=モッフ:「ええ、つまり森がご主人を“ホーム”として認識した証拠です」
グリス:「俺の家、こんな鬱蒼とした森じゃねぇよ!」
そのとき――森の奥から、重く、鋭い足音が近づいてきた。
ザッ、ザッ……。
そして二人の前に現れたのは、漆黒のフードをかぶった人物。
大地すらひれ伏すような威圧感をまとい、冷たい声を響かせる。
フードの人物:「……よくぞここまで来たな。迷える者たちよ」
森のざわめきが止み、空気が張りつめる。
その圧倒的な存在感に、グリスは思わず背筋を正した。
グリス:「お、お前は何者だ……!」
シロ=モッフはというと――。
シロ=モッフ:「……おぉ、ご主人! ついに来ましたぞ! “夜のフード芸人”!」
グリス:「芸人扱いするな! どう見ても大物だろ!」
フードの人物は低く言葉を続ける。
フードの人物:「我が名は――」
グリス:「ちょ、ちょっと待て! 今すごい溜めだったよな!? ちゃんとカッコよく聞いてやろうぜ!」
シロ=モッフ:「あっ、ごめんなさい。“我が名は”って言った瞬間、もう“ワガママ”って聞こえて……」
グリス:「お前の耳どうなってんだよ!!」
フードの人物:(ピクッ……)
――微妙に肩が揺れた。笑いを堪えている?
フードの人物:「……我が名は、“影の導き手”――」
シロ=モッフ:「おぉ、“カゲの道引き手”! つまり暗闇でも道案内してくれる親切設計!」
グリス:「ナビアプリか!!」
フードの人物:(ゴホンッ!)「……貴様ら、少し黙れ!」
グリス:「すんません……」
フードの人物の正体は、物語の大きな鍵を握る存在。
その瞳には、時代を揺るがすような光が宿っていた。
だが同時に――。
グリスとモッフの掛け合いに、完全にペースを乱されているのも事実だった。
フードの人物(心の声):「……なぜだ。私は闇を統べる者……。
恐怖を与える存在……。なのに……笑いが……っ!」
森の奥に、かすかな“ククッ”という声が消えていった。
◆ ◆ ◆
次回予告
フードの人物が語ろうとする“使命”とは?
しかし、グリスとモッフが繰り広げるカオスな勘違いで、話が全然前に進まない!
第15話 「使命説明会、進まぬまま崩壊す」へつづく!
どうも、お世話様でございます!
焼豚の神でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ
物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!
今後も加速度的に物語が進行していきます!
それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ
これもひとえに読者の皆様のおかげです!
◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆
グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」
→ 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。
→ 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。
モフ度
- 0~19%:平常
- 20~29%:末端ふわ化
- 30~49%:耳/尻尾ふわ化
- 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)
- 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)
- 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”
良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!
また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】も是非、この機会に知って頂けますと幸いです!
それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪




