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第12話 「森ルート突入!ナゾの足跡と爆笑トラップ祭り」

おはようございます!

よろしくお願いします!('◇')ゞ

市場で得た情報――リーアがひとりで森へ走って行ったという証言。

 グリスとモッフ、そして取り調べ官のシュテルンはすぐさま森の入口へとやってきた。



「……ここか。街外れの“赤樹の森”だな」

 シュテルンが低く呟く。その声色には重みがあった。森は鬱蒼と生い茂り、昼なお薄暗く、霧がゆらゆら漂っている。


「おいグリス、なんか雰囲気的に“次回予告で流れる背景”そのものだぞ?」

「言うな! 余計に怖くなるだろ!」

「いやいや、どう見ても“敵幹部が出そうな森”じゃん」

「やめろって言ってんだろ!!」


 ビビりつつも、グリスは仲間を追う決意を胸に足を踏み入れた。




◆ ◆ ◆




 森の奥へ進むと、湿った土に小さな足跡が残っていた。

「……この形、リーアの靴跡だ」シュテルンが膝をついて確認する。


「ほんとか!? よし! やっぱりこの先にいるんだ!」

 グリスの胸に希望が灯る。


 しかし、次の瞬間――。


 ――ブシャッ!


 頭上から縄が降りてきて、グリスの胴体をぐるぐる巻きにした。

「ぬおおおお!? なんだこれぇぇぇぇぇ!!?」


 仕掛けられていたのは森の狩人たちの“簡易捕獲トラップ”。

「うわぁぁぁっ! 俺、吊るされてる! いやぁぁぁぁぁ! 落ち葉がケツに刺さるぅぅぅ!!」


 ぶら下がるグリスの横で、モッフが淡々と呟いた。

「……ドン引きレベルの間抜け」

「ツッコむな! 助けろ!」

「オイラ、手足短いから無理モフッ!」

「役立たずぅぅぅぅぅ!!!」


 そんな光景を見ていたシュテルンは、額を押さえてため息を漏らした。


「……お前ら、本当に仲間を探す気はあるのか?」

「あるに決まってんだろ!! ただ毎回トラブルに巻き込まれるだけなんだよ!!」




 なんとか縄から脱出した後、一行は森のさらに奥へ進む。

 すると、木の幹に小さな爪痕と、光る布の切れ端が引っかかっていた。


「これは……リーアのリストバンドの生地だ」

「ってことは、確実にここを通ったってことだな!」


 グリスはぎゅっと拳を握る。

「待ってろよ、リーア……必ず見つけ出すからな!」


 その真剣な声に、モッフも珍しく頷いた。

「……お前のそういうとこ、嫌いじゃないぜ」


「なんか今、好感度上がった!? やった!?」

「……でも間抜け度は下がらないけどな」

「余計なこと言うなぁぁぁぁ!!」




 そんな掛け合いをしながら森を進む一行。

 だが――ふいに霧が濃くなり、風がぴたりと止まった。


「……気をつけろ。何かいる」

 シュテルンの声が鋭くなる。


 木々の間から、異様に長い腕を持つ影がゆっくりと姿を現した。

 赤い瞳がぎらりと光り、低い唸り声が森全体を震わせる。


「な、なんだよアレ……!? 絶対モブじゃない感あるんだけど!?」

「おいグリス、これ完全にボスの前座枠だぞ」

「嫌な予感しかしねぇぇぇぇ!!!」


第13話 「森に潜む“笑撃”と“影”」へつづく!



どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


これもひとえに読者の皆様のおかげです!


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】も是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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