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第41話◆「モフ度、限界突破!?仲間たちのぬいぐるみ大戦争!」♥

おはようございます!

今回からまた、本編再開です!

よろしくお願いします!('◇')ゞ




皆さん、夏バテしてませんか?


暑さに負けず、今日も乗り越えていきましょう!


さて、そんな微妙な天気をも吹き飛ばすほどの笑いとシリアスが入り混じった絶妙なストーリーはいかがでしょうか?


ではでは、ストーリーに、どれだけ脂が乗っているか…ぜひ読んで確かめてください(*'ω'*)!

戦いを終えて数日。ようやく訪れた休息の時。

しかし、のんびりとした昼下がり、事態は唐突に起こった。


「……あ、やば」

グリスは自分の術式カードを覗き込み、顔を青ざめさせる。

数値は―― 92%。


「モフ度カウント、限界突破寸前モフ!!」

シロモフの警告が響くと同時に、グリスの体が光に包まれ……


「ちょ、ちょっと!?」

リーアが慌てて駆け寄る。


そして光が収まったとき、そこにいたのは――

小さな、ふわっふわの 白モフぬいぐるみ。


「……………」

しんと静まり返る場。


「きゃあああああああああ!!かわいい~~っっ!!!」

一番最初に叫んだのは、やはりリーナだった。






*********



「お、お嬢様!?、落ち着いてください!」とストラウスが止めるより早く、

リーナはモフモフグリスをひょいっと抱き上げ、胸にぎゅっと押し付けた。


「だ、大胆……!大胆すぎますリーナ様!!何かエッチィ~です!!」

横でセフィーナが顔を真っ赤にして叫ぶ。


「ちょっ!?俺の心臓が!!理性が!!」

――グリスの内心は悲鳴に近い。


「ふふふ……これは完全に看病です。いいえ、愛情(モフモフエネルギー)補給です!」

リーナは真剣な顔で言い切る。


「……セフィーナ様、絶対むっつりですよね」

セリカが小声でつぶやく。


「むっつり聖女じゃないですっ!!」

即座に真っ赤になって否定するセフィーナ。

しかし、その目はちらちらとグリスに釘付けだった。


「……こりゃ完全にむっつり確定モフな」

シロモフがボソッと漏らす。


「お前が言うな!!」

仲間たちの総ツッコミが入った。




「い、いや待って、ここは私の役目で……」

リーナが抵抗。


「隊長!これは……試合でしょうか!?」

新入りライナーが目を輝かせる。


「違う!!これは試合じゃねえ!!」

ストラウスが怒鳴るも――


「じゃあ、わたしが!」とプルリがぴょんと飛びつき、

「ミミも!」

「ルルカも!」

次々と元魔物組がグリスぬいぐるみに抱きついてくる。


「や、やめろぉぉぉぉぉ!!俺の尊厳がぁぁ!!」

心の叫びも虚しく、グリスは完全にモフモフ争奪戦の中心になっていた。










「うぉぉぉぉ!俺も抱かせろおぉぉ!」

筋肉和尚カイが突進。


「お前はやめろバカ!!」

護衛隊が全力で止めに入る。


「……よし、ちょっと落ち着こうか」

ディセルが双剣で牽制するも、マリィは頬を赤く染め、

「でも少しだけ、触ってみたい……」と呟いている。


「忘れるな!俺がモフ度を守る役だ!」

なぜかゴルドが胸を張る。


「……お前が一番忘れっぽいんだよ!」

セリカのツッコミが飛ぶ。




結局その日、グリスは一日中、仲間たちに振り回され続けた。

ようやく夜になり、みんなが寝静まった頃――


シロモフだけが焚火の前に座っていた。

ぱちぱちと爆ぜる火の音を聞きながら、小さく呟く。


「……笑っていられるのも今のうちモフ。あの影、近づいてきてるモフ……」


月が雲間に隠れ、夜の闇が一層濃くなる。

その静けさは、嵐の前触れのように不吉だった。






第42話「忍び寄る影、仕組まれた未来」へつづく!



どうも、お世話様でございます!


焼豚の神でございます。


最後までお読みいただきありがとうございます。('◇')ゞ


物語が現在、狡猾と狡猾が交差しています!

今後も加速度的に物語が進行していきます!


それでは、引き続き物語をお楽しみください!('ω')ノ


また、次話でなんと!!

100話達成します!!!!


これもひとえに読者の皆様のおかげです!

次話から少々特別なエピソードを投稿予定です!!

お楽しみに♪('ω')ノ


◆グリスの「モフ度」と能力関連設定◆


グリスの能力:「クロニクルベアラー(物語を綴る者)」


 → 他者の記憶・感情・空間の“物語構造”を感知し、世界を“読み解く”力。


 → 使えば使うほど“内側の温度(感情)”が昂ぶり、モフ度が上昇する。




モフ度


 - 0~19%:平常


 - 20~29%:末端ふわ化


 - 30~49%:耳/尻尾ふわ化


 - 50%以上:ぬいぐるみ化進行、人格への影響(語尾に“ぷぅ”など)


 - 75%以上:上半身下半身がぬいぐるみ化急行、人格への影響(発声が可愛くなるなど)


 - 100%:完全ぬいぐるみ化(意識あり)=“魂を綴る最後の綴り”



良ければ、感想・ブクマ・お気に入り、おかわり自由でお待ちしてます!



また、良かったら筆者に別作品である『ナナシの豪腕とモンスター三姉妹 ―最弱から始まる最強クラン伝説―』通称:【ナナクラ】を是非、この機会に知って頂けますと幸いです!


それでは、また次話でお会いしましょう~~~(^^♪


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