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リリィ 密談

勢いで書いてて気づきましたが、私が書く男性陣はアホしかいませんでした

「おめでとう!イケメン彼氏!いや、誰のおかげかな?僕だね!感謝してもらわなきゃね」


ニコニコしながら話す、ザック様。またもや突然の訪問である。


「あ、ありがとうございます。本当に夢みたいです。」


とりあえずお礼は伝えなきゃ…ね。

しかし、正体を表したザック様は以前より、なんか、おっさんくさいというかテンションがおかしい。怖い。


「ところで…前も伝えた話だけど…」


「あの…ザック様はアリが好きなのですか?」


「え、そうだよ?知らなかった?好きにならない方がおかしくないか?頭も良く、性格も良く、それにあの容姿だよ?初めて会った時は綺麗過ぎて頭を殴られたかと思ったよ。」


「確かに…私も衝撃をうけました…モデルかと思いました」


「だろう!?前世でも今世でもあんな綺麗な人とはお近づきにもなれなかったからね。しかも話してみると謙虚だし、頭の回転も早くてあんな子が恋人にでもなってくれるなら毎日楽しいだろうな」


アリの良さを話し続けるザック様を見て、思っていたよりちゃんとアリの事を見てくれてるんだなと安心した。

それにしてもそんな素振り見せなかったじゃん。本人には全然伝わってないんじゃ…


「告白とかはしないのですか??多分…アリは気づいてないですよね?」


「………


出来るわけないだろう!??あんなに綺麗な人に僕みたいな豚が告白するなんて考えると悍ましい!嫌われて二度と会えなくなったらどうしてくれるんだ?」


顔を赤くして抗議してくる

面倒臭ぁ〜〜

近付きたいのか遠ざけたいのかどっちなのか


「いや、そんな事はないと思いますけど…それならばアリに好きな人とかアピールする男性が現れたらどうするんですか?」


「だからそれを阻止して欲しいんだ、リリィ、君に!」


「そんな事言われても…もしそのお相手がアリを大切にして幸せにしてくれる人なら、私は応援したいです。大切な友達だから」


「アリの事を幸せにするのは僕だ!!」


「さっき告白無理って言ってたじゃないですか!?矛盾してますよ!どっちなんですか!?」


「…とりあえず、留学から戻るまででいい。頼む。それまで彼女に恋人ができない様に見てて欲しい。もし、何かあれば手紙をくれ。いや、何もなくてもアリの状況を手紙で教えてくれるとありがたい。頼む、この通りだ…」


頭まで下げられてしまっては…とりあえず了承する事になってしまった。

そしてこの訪問から3日後、ザック様は留学先に戻っていったのである。


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