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友だちから。

お久しぶりです(´;ω;`)


なんかBLに挑戦してみたくって。


終始次の話への繋ぎ考えながら書いてます。




俺は佐神 智聖(さがみ ちさと)




名前は女子っぽいが、「フツーの男子高校生」所謂DK。







色恋沙汰とかちょっとのエロには興味が出てきた。






女子と付き合ったりする想像をしながら入学してきた。

















はずだった。

















「俺と、付き合ってくれませんか」















放課後の体育館裏。


俺は今、告白の真っ最中である。









言っても、「されている側」なのだが。







「んーと…俺と、付き合いたいってことでしょうか…?」


「え、良いのか」


「良いとは言ってないです!!」


ちょっと待て、頭がパンクしそう。


どうしてこうなったんだろう。




遡ること三日前。




俺は体育委員で、回収した体育に関するアンケートのプリントを、職員室の先生に渡しに行くところだった。


その時だ。


俺は誰かにぶつかって、


「あ、すみません…ってこのプリント」


衝撃で落としてしまったのだ。


相手のプリントを。


「すっ、すみません!!拾いますね」


「…」


見上げると、俺と身長差が20センチ、180センチくらいの大男が目の前にいた。


こっちを睨んでるように見える。


こ、殺される…


内心怯えながら、震える手でプリントをまとめた。


「すまん、大丈夫か?」


大男は、俺の手を取り、立たせてくれた。


「あ、全然大丈夫なんで…それより貴方は…」


悪いことしたし、後の高校生活に響くと嫌だから、お詫びに何か献上しないと。


「俺は、3年4組、長柄 勇佑(ながらえ ゆうすけ)。よろしくな」


彼は笑った。


正確には、微笑む。


「よ、よろしくお願いします。あ、俺は、1年1組、佐神 智聖です。よ、よろしくお願いします!」


勢い良く礼をして、少し笑って見せた。


「あ、あの、今のことでお詫びといっちゃなんですが、なにか俺に出来ること、ありませんか?」


「え、お詫び?別にいいよ」


「いや、させてください!」


「そこまで言うなら…考えておくよ。拾ってくれてありがとな」


頭を撫でられ、彼はそのまま職員室に向かっていった。





完全に思い出した…





ん?





え、まさかお詫びとして付き合ってくれってこと?





整理したはずが、混乱を更に極めた。


「それで…答えは…」


彼の頬は紅潮していた。






『せ、先輩、俺、女子が好きなんですよね…』


『お詫びだろ?言うこと聞けよ!』


殴られるエンド





『先輩の気持ちは嬉しいんですけど、あって三日の人に告られて付き合うような軽い男じゃ…』


『お詫びだろ?』


殴られるエンド





ん…これは僕の負けなのでは?


でもなんで会って三日の1年生と付き合うなんて…


金づるにするため?それならお詫びとしてなのも分からなくてもない。


でもそれなら『俺の奴隷になれよ』とかの方が普通だし…


先輩は普通に俺に惚れて言ってるとか、そーゆーこと?


なんだかなぁ。モヤモヤする。


別にゲイに偏見がある訳でもないし、だからといって自分がそうだという訳でもない。


俺は異性愛者だ。


でも断ると鉄拳が飛んでくるかもしれないし…


俺は恐る恐る聞く。


「せ、先輩。これ『お詫び』として付き合うってことですか…?」


「ん、お詫び?なんの事だ?」


「この前先輩のプリントを落とした時、お詫びするって言ったじゃないですか」


しまった、墓穴掘った。


先輩はどうやら覚えて無かったみたいだったのに、自分からその案を提供してるじゃかコレ…俺の馬鹿!智聖の馬鹿!!


「お詫びとして人と付き合うなんて、智聖もやりたくないだろ」


「あ、はい…」


「俺の事気持ち悪いって思ったか?」


別に気持ち悪いだなんて。


「思ってないですよ。好きになるって気持ちはどんな形でも同じです。男が男に好意を持っていたって不思議じゃありませんよ」


思ったままのことを言った。


「なんか気を遣わせてしまってすまん。急に言ったりしたら混乱するよな。今日の話は忘れてくれ」


…え?


「え、あ、せ、先輩??」


確かに急に告白されたのはビックリした。理由も分からずに答えは出せないし。


先輩の後ろ姿は、悲しさを物語っていた。





もう、人の悲しむ姿は見たくない。





「先輩!」


俺は叫んだ。


先輩は振り向いた。目が潤んでいた。


「告白はビックリしましたし、まだお互い全然知らない訳で。それを考えてたらわかんなくなっちゃって。でも!会ってまだ三日ですし、これから知っていけば大丈夫だと思います…多分。だから!!」



「え?」


先輩は驚いている。





「お友だちから、始めませんか」




「えっと…その言葉、信じていいのか?」


「はい」


「無理言ってるわけではないのか?」


「まぁ、違うといえば嘘になります。でも、ゲイを理解してなかったら、お友だちからなんて言わないですし。先輩イケメンだし。入学したてで、他学年の人ともあんまり話したこともないから…」


理由は沢山あった。


「じゃあ」


…じゃあ?先輩は今から何をする気だ…?


思わず少し身構えてしまう。


「これから、よろしくな。ありがとう」







――――――。






先輩は俺に満面の笑みとサムズアップを向け、また歩き出した。


「俺、今なんでドキッとしたんだろう」


ちょっと可愛いと思ってしまった。


これは友だちから始まる、俺と先輩の話。

お読み頂きありがとうございます(♡˙︶˙♡)


エタるって?ん?


「隠れるっっ!!」の更新はまだかって?


ぼくぼちの橋本君のスピンオフはまだかって?


ごめんなさい。



ゆるゆる投稿ですが、読んでやってください(´;ω;`)


よろしくお願いします(o_ _)o

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