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最後の白銀狼族のウルナ

けもみみ大好き

思い出した…。そうだ、俺あの子に殺されたんだ。それで、気が付いたらここにいたのか。なるほど、これが、転生ってやつか?いやでも、転生したもののどこも死ぬまでと変わりがないんだが。その証拠に今着ている服は死ぬまでに身に着けていた高校の制服のままだ。と、彰人は頭の治療受けながら考えるのであった。

「だ、大丈夫ですか?」

と、怯えながら俺の頭を治療してくれた看護婦さんみたいな人はチワワみたいな耳と尻尾もびくびくさせせながら聞いてきた。なので俺は「大丈夫だ、ありがとな」と無性に頭を撫でたい衝動をついに抑えきれず撫でてやる。すると、一瞬大きくびくんとはねて震えてはいたが受け入れてくれた。が、終始怯えっぱなしだった。うーむ、こういう反応されると地味に傷つくんだが…。撫で方が悪かったのかな。と、落ち込んでいるとそれをどう感じとったのかみんながあわあわしはじめた。すると、目の前の覇気のある老人が「お、王様どうかご慈悲を!」とか言ってくるし。ふむ、なんかあるな。これは。とりあえず俺は「大丈夫だから気にすんな」と言っておく。それにみんなが安堵の溜息をついた。さて、どうしようか。とりあえず、情報収集からだな_______________



ある小部屋に一人。とても、綺麗な少女が部屋に設置してあるベッドに座っていた。その頭にはとても綺麗な白銀狼の耳とおしりのあたりにまるで一本一本ちゃんとていれされてるとおもえるほどとても輝いて見える銀色の尻尾が生えていた。その長い白銀の髪も同様である。顔だちもまるで神が作ったのかっておもえるほどに綺麗に整っていて、その瞳はマリンゴールド色で宝石みたいにみえる。ただし、その表情は彼女に似合わないぐらい曇っていた。その理由はただ一つ、この獣人族の国にまた新たな王様が現れたからだ。そんな中、なぜ自分だけがこんな部屋でただ一人いるのか。それは簡単な話、みんなが王様からこの子を守るためである。その理由も簡単である。白銀狼の血筋を持つのは彼女たった一人だからだ。つまり、絶滅危惧種というやつだ。それゆえに彼女はみんなに大切に、愛されて育った。だからこそ辛い。王様がどういう人なのかについてはみんなが知っている。それ故にこういう時になにもできない自分が嫌だった。そう頭を抱えていると唐突にドアをノックする音が聞こえ一瞬震える。その後、聞きなれた友達の声が聞こえ安堵する。

「ウルナ、入るよ?」

「うん」

ガチャと扉が開き友人が入ってくる。友人のイアはホワイトタイガーの耳に尻尾を持っている。こちらもウルナとはまた違う意味でかわいらしさに神がかっていた。

「イア!」

私は友人の安否をすぐさま確認する。

「大丈夫?けがは?どこかひどいことされてない?」

「あはは、大丈夫よ。ウルナは心配しすぎ」

と、イアはウルナを安心させるように宥める。

「その、今回の王様どんな人だったの?」

恐る恐るウルナはイアに聞くことにした。この国は決まりで王様は必ず悪い人であり、この国ではなく人間族がなるものになった。あれ以来…。

「まだどんなやつかはわからないわ」

「そう」

「私の見た感じだけどたぶんうわべだけ取り繕って最悪な結果を生むタイプよ」

「そんな…」

過去にもそういうタイプの王様は現れたがその王様はトップに入るレベルでひどかったと聞いた。それを聞いてウルナは膝から倒れ落ちた。それを見てイアはウルナを安心させるように頭を撫でる。

「大丈夫よ、あなたには指一本たりとも触れさせないから」

「うん…」

その言葉はウルナを安心させるためにいったのだろうがイアはきずかなっかっただろう。ウルナが悲しい表情をしていたことを…。

けもみみ大好き

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