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この国の神様

けもみみだいすき!

それから俺は誰も王室に入れないようにして一週間の時を過ごした。ときおり、イグニスが声をかけに扉の前まで来ていたが俺それを追い返していた。そして、ほぼほぼの準備が出来た。それに、今日はイアが城に戻ってくる。つまり、俺は今日動く。正確には明日だが、この国の俺に対する恐怖心を取り払うために。俺は横にいる少女に目を向ける。すると、その子はニコッと笑を返してくれる。俺はそんなに少女の頭を撫でる。そして、大臣イグニスには予めイアをここに連れてくるように言いつけてある。

「始める?」

そう少女が首をかしげて聞いてくる。俺はその問に答える。

「あぁ、始めるよ」

「んっ!」

そう元気よく少女は返事した。この少女はスフィア。この国の守り神だ。なぜ、そんな子がここにいて、俺と共にいるのか。それは三日前に遡る。


一週間前〜


俺は目の前の学ランだけというとても際どい格好をしている猫の耳と尻尾を持った感情の乏しいこの城のメイド、ミウに俺の意志を話すことにした。そして、ミウはところどころ驚き、といっても感情が乏しく驚いてるかどうか少しわからなかったが黙々と俺の話を聞いてくれた。俺の話が終わるとしばらくの間ミウは沈黙していた。やがてミウのその可憐な唇が動く。

「では、王様は異世界から…」

「まぁ、それについては人族の国に行ってみないとわからないんだけど…。とりあえず、ここが俺の知ってる世界ではないのは確かなんだ」

「…ではこの世界については何も知らない、と?」

「そうゆうことだ」

「それでは、ここのことも?」

「少なくとも俺がいた世界にミウたちみたいな獣人族はいなかった。だから、尻尾とかも本物なのか気になっていたんだ」

「それで…」

「それについてはほんとにすまない」

彰人はミウに頭を下げて謝る。ミウはそんなアキトに戸惑うばかりだった。本来の王様なら絶対に頭を下げるなんて行為はしない、それに異世界から来たと急に打ち明けられてまだ頭の整理ができていないのだ。

「あ、頭を上げてください王様」

そう言われて彰人は頭を上げる。そこには感情の乏しいミウの困惑顔があった。ミウも戸惑いながらも彰人に聞く。

「では、わたしはこれからどうすればよろしいのでしょうか?」

「あぁ、まずは俺のことを名前で読んでくれ」

「そんなこと恐れ多くてできません」

「なら、命令だ」

「……わかりまたした、アキト様」

戸惑うもミウは俺の命令を聞いてくれた。その表情に恐怖心の欠片は見当たらなかった。彰人はそこでホッとする。命令という言葉にミウがどう反応するかで彰人もまた対応を変えていたからだ。けど、今のミウには恐怖心なかよりも先に驚きが勝っているのだろう。

「それで、わたしは…」

「まず、イアがいつ戻ってくるのかを教えて欲しい」

「イア様ですか?イア様は恐らく一週間後にはここに戻られると思います」

「イア様って、あいつそんなに地位の高い奴だったのか?」

「はい、イア様はウルナ様の…っ!」

そこでミウはしまったと手で口を抑える。恐らくだがウルナ様、つまりウルナのことだろう。思った通りウルナはこの国の重要人物なのだろう。そんなミウに俺は応える。

「ミウ、ウルナの事は知っているから話してくれないか?」

「!?」

ミウはその事実に今日一番の驚きを見せた。それほどバレてはいけないことだったのは一目瞭然だ。

「だけど、この事は内緒にして欲しい」

「…わかりました。しかしどうやって…」

ミウは未だに整理できてない頭でそれを承諾した。よし、なんとかこれで大丈夫なはずだ。ミウが大臣に喋らないとも限らないがな。

「それで、イアの事について教えてくれないか?」

ミウは俺をじっと見るその透き通るサファイアの瞳を一瞬赤色に染まった様に見えた。ミウはそのまま表情変えずにイアのことを教えてくれた。

「イア様はウルナ様の親族に近いお方でございます。それに、イア様も数少ない種の一人ですから」

「数少ない種の一人?」

「アキト様、私達は獣人族の中でもそれぞれ種族があります。その中でもイア様は白種と呼ばれる私たち種族の中でも数が少ない種なんです。イア様と同じ種の人はイア様を除いて十人しかいません。それ故に皆様方この城に住まわれております」

「なるほど」

つまりはだ、簡単に説明するとイアのあのホワイトタイガーの耳と尻尾を持った種は絶滅危惧種のためこの城で匿っているということなのだろう。なぜ、絶滅危惧種にくいこんだかは恐らくというか原因はただ一つ。ヒト族の関与だな。

「じゃあ、ウルナは?」

そこでミウの言葉が渋る。しかし、彼女はやがて観念して口を開く。

「…ウルナ様はたった二人しかいないうちの一人の、最後の白銀狼族の姫様なのです」

まぁ、薄々感づいてはいたが…

「二人ってことは他にも?」

「もう一人はウルナ様の父親であり、私たちの雇い主様のイグニス様です」

「ふぁ!?」

大臣が!?それは気づかなかった。なにせ、尻尾や耳ももう年老いてるせいか垂れ曲がっていてウルナみたいな輝きはどこにもなかったからだ。けどまぁ、これで合点はいくな。よし、これでだいたいのことは把握出来た。今ある疑問が少し解決されただけでも充分だ。あとは、一週間後のイアと話す必要があるだろう。これ以上ミアにいろいろ喋らすのは酷だろう。それにもう夜も遅い。ミアは俺が起きるまでずっと起きてたみたいだしな。俺は最後にミウにみんなに伝えて欲しいことを言っておく。

「ミア、イアが戻る一週間は誰もここに来るなと城の人達に伝えておいてくれないか?」



それから三日後、俺はいくつもの案を考えてはそれを紙に書きぐちゃぐちゃに丸めて捨てていた。そう、このまる三日間ずっとこの国に対する俺の印象を変えるための策を考えていた。けれど、どれもいい案はなく結局、未だに何一つとしてできていない。そうしてどんどん時間だけが過ぎていった。そして、四日目。さすがに四徹は体に答えたのか少しダルイ。目元のクマが酷くなっている。いまは、まだ朝日が登る前だ。この時間帯なら誰もいないだろう。俺はそう思い部屋から出て廊下を歩く。その間もずっと策の考案を考えては頭を振ってやめる。そんなことをずっと繰り返していたせいで自然と溜息が漏れる。

「はぁ、どうすればいいんだ…」

合点がいったとはいえ、この国の状況が変わるわけじゃない。王とは民に慕われてこその王だ。その王が民の一番の標的というのはよろしくない。

(帝国主義もいいところだ、全く…)

そんな、俺のもといた世界の主義者たちを例に出すもやはり解決策は浮かばず。俺はさして頭のいいほうではない。なのに、この国のことを第一に考え始めてる俺は…。

(それほどこの国のことが好きなったのか、はたまた見てられないのか…)

前者は個人的な思想ではあるが、後者はこの国の惨状を見て本当に思ったことだ。それに、地球に戻れる方法なんてないしな。俺は結構切り替えが早いといろんな友達や先生に言われたことがあるがまさか異世界に来てもそれは変わりなかった。そこには、自分でも驚いたが。それでももう、やると決めた以上はやる。この国を救う。王として召喚されたのならなおさらほうっておく事なんてできやしないのだから。俺の性格上。しかし、一向に解決策が浮かばず考えながら歩いていると柱にぶち当たった。

「いてっ!?」

俺はそのまま後ろに尻餅をつく。立ち上がろうとするも体が重い。すでに体力も精神も限界を越している。それでも俺は体にムチをうち立ち上がる。すると、立ちくらみがして視界が歪み再度コケる。

「いつつ…あれ?ここどこだ?」

俺は打ち付けた場所を手でさすりながら立ち上がると先ほどとは全くもって違う場所に来ていた。というか、見たことないものが目の前に浮かんでいた。丸くて大きい、宝石のような物体がそこに浮いていた。

「なんだこれ」

明らかに異常だった。周りを見渡してみると暗く。唯一この宝石が放つ光だけがここを照らしていた。まるで、日本の有名作品の空飛ぶお城の動力源みたいな。滅びの呪文を唱えたらどうなるだろうかなどと少し考えた。ほんの少し。

(まるで闇の中の光だな)

俺はその浮いている宝石のようなものに触れる。その宝石は何故か暖かく、ペタって貼り付いてみるとなんだか身体が癒されていく。しばらくの間そうしていると、宝石が急に強く輝き出した。あまりの眩しさに俺は目を閉じる。数秒が経って目を開くと、そこにはさっきまでいなかったはずの人が宝石があった場所の前にいた。少女がニコッと俺に笑を見せる。外見は中学生ぐらいだろうか、ちっちゃいがとても可愛いらしい。後ろにある宝石と同じ髪の色をしていてロング。その髪の一本一本がキラキラと輝いてるように見える。そんな少女のブルーサファイア色の瞳ははどこまでも透き通っているようにさえ見えた。あどけなさの残る顔立ちで肌も雪みたいに白くて綺麗だ。もうちょっと身長が高ければ告白してたかもな。俺は急なことでびっくりしたのと四徹の疲労で幻覚でも見てるのかと思うが、違った。

「ぎゅー!」

といいながらその子は俺に抱きついてきた。そんな少女からほのかにミルクの香りがした。そんな少女からはあの宝石と同じ温もりを感じた。俺は受け止めはするもののそのまま後ろに倒れる。俺の胸の中では謎の美少女が俺の顔を見あげていた。そして、そのちっちゃなお口言った。

「やっと会えた」

そういった、それはどうゆうことなのだろうか。しかし、彼女が一体何者なのか、こんな美少女と何処かであった記憶はない。あったら絶対に覚えてるだろうし。

「えと、君は一体…」

何者なんだ?と言おうとしたらその言葉は途中で遮られ少女は名乗った。

「私はこの国の神、この国を作った人?」

「え…?」

今この子はすごい事言ったぞ。この国を作った神と。最後らへんは少し疑問形だったが…。

「そ、それはどうゆうことなんだ?」

「えと、この国の子はみんな私の子。子が崇めてる神は私!」

そう元気いっばいに答えてくれた。唐突のことに一瞬頭が真っ白になったがある一つの答えが頭に浮かぶ。

「じゃあ、君は神霊種…なのか?」

「うん!」

「は、ははっ」

「?」

思わず笑い声が漏れた。そんな俺の姿にこの国の神様は可愛らしく首をちょこんとかしげている。こんなの予想外だ。まさか、この国を作った神様から会いに来るなんて一体誰が予想できただろうか。

(そうゆうことなのかよ…!)

俺はあの黒日記を全て読んだ。そして、わかった。愚王は何かしらみんな原因不明の病気にかかって死んでいることが。病気なら直接的ではないとはいえ人を殺せる。それに、この世界には魔法も存在する。それを最も得意とするのがこの国の親戚とも呼べる国、森精種であるエルフだ。最初、それに気づいた時はすげぇと素直に感じた。しかし、よく考えてみればこういうことなのだ。獣人族が王を殺せないならその神かエルフが殺しに来る。エルフのことについては想定はしていたが、まさかこの国の創世神が来るとは思っていなかった。そりゃ、笑いが出る。

「それで君は俺をどうするつもりだ?こんなところに呼び出したのもなにか理由があるんだろ?」

「助けて」

「え?」

少女もとい神様の思わぬ返答にびっくりする。てっきり、殺されるのかとも思ったがその一言は違った。神様はその綺麗な瞳で俺を見る。ほんとに助けを求めてる目そのものだった。

「助けるって…、なにを?」

「この国を」

神はそう言った。なら…。

「なら、君が助ければいいんじゃないのか?君が作った国なんだろ?」

「神は干渉できない」

少女、神はそう断言した。それにしてもだ。

「なぜ俺に助けを求めるんだ?俺も君たちからしたら今までの過去の王と変わりないヒト族なんだぞ?」

そこで、神は俺の瞳をじーとみつめる。そのブルーサファイア色の瞳を…。そこで既視感を覚える。どこかで見たことのあるような…。ようやく思い出した。色々と考えてるうちにすっかり忘れていたが思い出した。そうだ、俺が彼女の瞳を忘れるはずがない。それはなぜなら。

「…君だったんだな。俺を殺したの」

その言葉に神がビクッと反応する。と同時にどこからかニャーとなく声が聞こえた。俺は即座に振り返ると何かが飛びついてきた。俺は咄嗟にそれを両手でつかむ。俺に向かって飛んできたそれは…。

「にゃー」

「お前はあの時の猫だな」

「にゃ!」

そう、俺が地球にいたころに、あの日の少女の、いや、今目の前にいる神まで案内した子猫。しかし、確証があるわけじゃない。なにせ、あの時は、周りは真っ暗であまり何も見えなかったのだから。しかし、神の反応とこの子猫を見る限りおおよそ当たりだろ。

「いろいろと聞きたいことがあるんだが、いい?」

俺は神にそう問い、神は頷く。俺は猫を手から離すと神の元まで走っていった。俺は神を見る。

「まぁ、まず確認なんだけど。俺をあの時、恐らくだけど殺したのは君なのか?」

「…うん」

神は頷いた。しかし、不思議と怒りは湧かなかった。神は怒られると、罵声を浴びされると思っているのか瞼をギュッと強く瞑っている。

「別に怒ったりしてないからそんなに怯えなくていいよ」

「…ほんと?」

「ほんと」

なんだろうな、怒りが湧かないのはこの子がこういう外見をしてるからなのだろうか。もし、それが狙いならこの神は相当のやり手だろう。しかし、今のところ純粋な思いしか感じない。俺もそこそこだが、そういう感覚には結構鋭いほうだ。まぁ、人の顔色を伺って生きていたからな。そのためか、自然とそういうスキルが身についた。まさか、それが神に通じるなんて思ってはないけど。とりあえず今は俺を殺したのがこの神様だとわかっただけでスッキリしている。誰も知らない奴に殺されたままだともやもやするからな。

「じゃ、次の質問だ。なんで、俺を殺したんだ?」

おそらくこの質問がさっき神が言った助けてに繋がるはず。俺は目の前の神の返答を待つ。すると、神様の頭からひょこっとケモ耳が生えた。驚いて腰の部分を見てみるとこっちも同じく尻尾が生えていた。俺は何事かと思ったがそこで神は口を開いた。

「動物が好き?」

そう、俺に問いかけた。俺は若干戸惑うも素直に答えた。

「大好きだな、将来は動物園で働きたいとも思っていたし」

「あの世界で私たちを守ってくれる人、あなただけしか見つからなかった」

「どうゆうことだ?」

全く意味がわからない。と、いうよりなんだかごちゃごちゃした返答だな。

「ちょっと整理させてくれ。たしかに俺は動物が好きだがどうしてそれがこの国を守ることにつながるんだ?」

俺の質問に神は自分の足元で佇んでいた子猫を拾い上げる。

「この子が案内した子だから」

「?」

「この子がみえる。それが条件だったから」

「すまないが、よくわらない」

「この子があの世界で見えてたのはあなた一人だけ」

「え?」

「それに、あなたはこの子についてきてくれた」

「にゃー♪」

それはつまり…。

「やっぱり俺は特別な存在というやつなのか?」

「特別な存在?」

どうやら違ったようです。

「と、とりあえず、俺がここに連れてこられた成り行きはわかった。じゃあ、なぜ今回は俺でヒト族が選ばれてないのかについてだ」

「私が…。私が一度だけ頼んだ」

「頼んだ?」

「うん」

「誰に?」

「ほかの神様に。無理言ってお願いした。そしたらこのチャンスをくれた。けど、選ぶのはこの子って条件がつけられた」

「あぁ、なるほどな」

理解出来た。

「要は、ほかの神様に無理を言ってヒト族じゃない誰かを選ばせてくれと言った結果、その猫が選んだ人でこの世界と別の人を条件にされたのか?」

「うん!だいたいあってる!」

だ、そうだ。

「私が子供たちにできるのは、これぐらいだけだから」

「…」

なんだろうな、身なりはこんなんなのに神様、この国の創世神ということはずっと一から見守ってきたのだろう。けれど、それはある日、ヒト族によって支配され無差別な実験、凌辱、奴隷などなど、非人道的で悪逆非道のヒト族にすき放題やられるのは神様として心苦しかっただろうな…。少し考えただけでも吐き気がする。それなのに、神は何もしてやれない。神はいるのに、でも何も出来なくて。そんな歯がゆくて、辛い思いをこの神様はしてきたのだろう。なんだろう、なんでここまで俺はこの子にこうも感情的になれるのだろう。だって、目の前の神はそういう顔をしていたから。そんな辛い思いをしながらもやっと手に取ったチャンスが俺なのだろう。俺は長い沈黙のあと。神は不安になる。声かけようにもかける言葉がなくて。なにせ、勝手に殺しておいてこんなことを頼むのは完全にわがままであり自分の国のことを押し付けようとしている行為と何ら変わりがない。そのためか、手が出たり引っ込んだりしている。普通ならこういう場合、怒るのだろうか?俺は怒れないな。だって死んじゃったもんは仕方ないし、ここに来たいじょう、やるしかないだろ。俺の勝手な思いすごしかもしれないけど、それでも、目の前で泣きそうになってる奴を放っては置けない。それが俺の性分だから。俺は答えを出す。

「俺に何が出来るかは知らないしわからない。けど、そんなやつでいいのなら喜んでお助けするよ」

そんな俺の言葉に神様はまたもきょとんとする。そして、徐々にその瞳に涙が溢れ出してきた。

「ほ、ほんとに?」

なんだろう、そう上目遣いで言われたら断れな気がする。神様にやってもいいものなのか迷ったが俺はやることにした。俺は涙で顔をぐちゃぐちゃにした神様をそっと抱きしめる。俺には他人の感情が大まかにわかってしまうスキルがある。それは他人のことを常に考えていたらいろんな感情が、例え方が難しいが、なんというか繋がってしまったのだ、身も心も。例を出すならもらい泣きなんかだろうか。あれが敏感に反応するタイプだと思ってくれて構わない。そして、それはだいたいあってるんだ。だからきっと、俺の推測はおおよそ合ってる。抱きしめられた神様はそこで緊張の糸が切れたのか大声で泣きじゃくる。今まで見てきた辛さや苦しみを全部吐き出すようにして。俺はそんな神様の背中を優しく撫でる。

(神様って言っても、人と変わらないんだな)

それをしみじみ思う。地球にいた頃は神様なんてこの目で見る限り信じないと思っていたが、この世界に触れてよくわかった。だから、この子が自分が神だと言っても直ぐに信じられた、というよりわかってしまった。神様はやがて泣き止むと俺をまっすぐに見つめる。そして、笑顔でお礼を言った。


「ありがとう」

けもみみだいすき!

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