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最強の魔法使い  作者: みか
二章 入れ替え戦編
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連戦。CクラスとBクラス





理不尽なアナウンスを俺達は部屋の中で聞いていた。

最初から戦わずに不戦勝にするのは間違いないだ。


「…だ、大丈夫かな。先輩達」


「………」


会場は困惑した様子だった。会場にはBクラスが既に待機し、Cクラスが来ればすぐにでも始められそうだ。緊張感が漂う。応援席、観客席に座る生徒達はCクラスの登場を待ち望んでいるのか、そんな疑問が浮かぶ。



『……待っても来ません。どうやら氷乃さんが戦える状態じゃないようです……Cクラスにとってここは悔しい所ですが、今回はBクラスの不戦勝とーーーーー』




おおおーーーーー!!!?



アナウンスの声は突如巻き起こった歓声で遮られた。何事かと見回すアナウンスの少女は会場に目をやる。するといつの間にかBクラスの正面にCクラスが並んでいた。誰一人欠けていない。


『な、何という事でしょう! 戦闘不能だと思われた氷乃さんがそこに居ます。奇跡です、これで無事に試合を始める事が出来ます』


同じ頃、悠真達はさっきまで落ち込んでいたが今はCクラスコールが響く。ただしやっているのは朱里だけだ。


「やったー! 氷乃先輩が復活だぁ! 頑張れ、Cクラス!」


「うるせーよ前園っ」


皐月に怒られても笑みが止まらない朱里だった。













「…ま、まさか。黒曜 蒼真の闇魔法を喰らって無事でいるなんてっ!」


Bクラスのリーダーと思われる青年は晴人を幽霊を見てるかのように震えている。


「えぇ。あのまま、何もしなければ氷乃は間に合わなかったかもしれませんね」


「…ふ、ふん。あのまま間に合わないで僕達が不戦勝で勝っていればまた痛い目に遭わずに済んだのにな」


青年は強がっているが晴人にはバレバレだ。

動揺しているBクラスはAクラスより簡単に倒せる。と晴人は確信している。



『それでは続いてBクラスVS Cクラスの試合を始めます。……試合、始めっ!』



アナウンスの少女の声と同時に歓声が起きた。

この歓声がどちらを応援しているのかは明確だ。


「C、C、Cクラス頑張れー!」


「勝てよー、Cー!」


ほとんどがCクラスの応援だった。

Bクラスは圧倒的なCクラスの歓声にほぼ戦意喪失している。そして意外にも決着はすぐに着いた。












「お、おい来るぞっ! 篠塚、防御だ。おい、篠塚!」


もはやBクラスのリーダー以外は戦意喪失。戦う気力が無さそうだった。リーダーの青年の指示が空回る。


「クッ、どいつもこいつも…こうなったら俺がーーーーー」


「遅いっ! レ・ギィウス・ディ・エバージョン」


朝日の魔法は雷魔法である。

雷魔法は比較的、詠唱が早いのが長所だ。その長所を生かして朝日の魔法はBクラスのリーダーの青年に直撃した。


「うっ、ぐあああっ!」


雷を全身に受けたような鋭い痛みを受け、青年はその場に倒れた。一瞬の静寂の後、どっと歓声が湧いた。あまりの歓声に驚きながら朝日は大きくガッツポーズをした。



『…今、決着が着きました! 勝ったのは何と、Cクラスです。Bクラス、敗れてしまいました。そして、Bクラスと次に戦うのは黒曜 蒼真さん率いるAクラスです』



アナウンスが静かに響き、すぐにまた次の試合が始まろうとしていた。



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