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最強の魔法使い  作者: みか
二章 入れ替え戦編
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挨拶


紅いローブで全身を隠しているがどこか禍々しさを感じる。


「……あなたは?」


「これは失礼。僕は禍罪の者、No.2だ。そしてそこに居る悠真とは血縁者かな」


No.2の言葉に悠真に視線が集まる。

悠真は血が出そうな程拳を強く握った。


「……くっ……悠…人」


(え……悠人って)


「覚えてたね。もし忘れてたらまたお仕置きしようと思ってたけど…それは必要無かったみたいだ……良いかい?悠真、お前は僕から逃げられない…一生」


「悠真…」


悠真はやはり青ざめている。

瞳の奥に何を見ているのか、それは悠真しか分からない。


「……趣味悪いな、お前。自分の弟を縛り付けてさ……支配して」


「人聞きの悪い。悠真は僕の人形なんだよ…それは悠真だって分かってる筈だ」


「テメェ……うちの後輩に手を出したら絶対に許さないからな」


「朝日と同様、私も許しません」


睨む朝日と黙っているNo.2。

何をする事もなく時間が流れる。


「…そうそう。学園に居た悠那に会ったよ?

元気そうで何よりだ……目的も果たしたし、もう行くよ」


そう言うのと同時に魔法陣が展開した。

そしてNo.2は被っていたフードを取るとようやくその表情に気付いた。


病的な程に、狂ったような笑みを浮かべるNo.2。真っ赤な髪に細い体。

瞳からは憎しみが見える。


「ま、待て」


「じゃあ……また近いうちに」


そう言い残してNo.2は魔法陣と共に消えた。


「……悠真、その…大丈夫?」


「問題ない」


朱里が話し掛けた時には普通の悠真に戻っていたが、まだ動揺を隠せないようだった。


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