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最強の魔法使い  作者: みか
二章 入れ替え戦編
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三重展開魔法


「目的は何? もしかしてまた悠真を狙ってるの!!」


「フン……いや、本当の目的は他にある。それは達成した……だが、俺にはまだやる事があるからな」


No.5はそう言って自分の拳と拳を合わせた。

すると凄まじい風が悠那を襲う。どうやらこの男は悠那に復讐したいらしい。恐らく、任務失敗の腹いせだろう。


「……私も、暁学園の生徒として……悠真の変わりに、あの時のお礼をたっぷりしないとね」


「面白い……やってみろ」


No.5は拳を地面に叩きつける。

すると魔法陣が発動する。魔法陣は土色、つまり土属性となる。

地面は意思を持ったように地面が盛り上がり悠那に向かって迫る。


「くっ! ディ・アクト・レ・キール・エル・モーション・バイオレット」


迫り来る地面を避けながら詠唱を唱える。


「甘いな。土があれば俺は無敵だ」


詠唱無しで使えるNo.5は攻撃の速さが悠那より断然上だ。

それに土属性という事でどこからでも攻撃する事ができる。厄介だ。


「…こっちは随分と面白い状況になっているじゃないか」


「え? あ、あなたは」


悠真から聞いたが初めてチーム戦をした時に戦ったチームに居た女子生徒みたいだ。

確か皐月と戦っていたらしいが黒いローブに継ぎ接ぎだらけの卯のぬいぐるみでとても怪しい。


零堂れいどう 月宵つきよだ。

……お前が噂の紅いローブの」


「一人増えた所で何も変わらん! 大技を見せてやろう」


No.5は身構える。

何かをブツブツと呟いている事から詠唱を唱えているみたいだ。


「来るぞ……かなり強いのが」


そう真顔で言う月宵。詠唱無しで戦えると言っても限界はある。詠唱無しだとせいぜい中級魔法程度が限界だ。


「あの、月宵ちゃん……逃げた方が良いんじゃないかな?」


「……いや、真っ正面から受ける」


月宵の発言に当然だが悠那は驚く。

上級魔法を防ぐ程の防御魔法は悠那は使えない。


「で、でも直撃はまずいよ」


「…あれはお前の寮だろ? もし逃げれば寮に直撃するぞ。良いのか」


ハッとして悠那は後ろを振り返る。

月宵の言う通り後ろには寮がある。もし、逃げれば直撃するだろう。

今、寮を守れるのは悠那しか居ないのだ。


「ちょっと怖いけどやるよ」


「よし。面白くなって来た」


No.5の魔法の詠唱が完成する。

三重に展開する魔法陣は攻撃する前に威力が分かる。だが逃げる訳にはいかない。



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