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最強の魔法使い  作者: みか
二章 入れ替え戦編
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紅いローブの交渉


一人のローブは顔まで覆っている為、顔は見えないが悠那を捕まえた者はフードだけ取っている為、分かる。頭は丸刈りで刺青が彫ってある。ローブを着ていても分かるが筋肉が凄い。


「…おい、No.5。フードも被って顔隠せ。ローブ着てる意味が無いだろうが」


「ん?いやぁ、そう言われてもなぁ No.4。お前には分からない悩みだ」


No.5と呼ばれた者が丸刈りの男だ。そしてNo.4と呼ばれた者は声だけでは男か女かの区別は付かないが悠真にとっては関係ない。


「お前らは誰だ?」


悠真は冷静に話し掛ける。二人のローブは顔を見合わせると笑う。


「ふふっ♪大事な妹を人質に取られたのにその冷静さを崩さないとはね……いいよ、相手してあげる。でも龍王は反則だね 少し大人しくしてて貰うよ」


そう言ってローブは微笑む。異変に気付いた悠真は声を挙げるが間に合わなかった。


「……む」


龍王の周りに水の膜が出来上がった。詠唱無しでこのスピードは早い。それにあの龍王も避けられなかった。


「さて、邪魔者は封じた。……精々楽しませてみろ 柊 悠真」


「…ぐっ……炎の精霊王の名の━━…」


「遅いよ」


紅いローブの魔法が悠真に遅い掛かる。悠真を覆うように水の膜が出来上がった。膜の中は水中と同じ状態で息をする事が出来ない。


「ゆ、悠真!」


「ふふっ♪じゃ、交渉と行こうか 柊 悠真君」


(交渉…だと?一体何を考えている)


悲痛に叫ぶ悠那を見て微笑む紅いローブは悠真に交渉を持ち出した。こうしてる間にも悠真の息はギリギリだ。


「苦しいだろ?今すぐ出たいだろ?僕らと来ればそこから出してやる、ついでにそこの女も助けてやるよ。さ どうする?」


持ち出された交渉の内容はあまりに簡単な話しだった。単に悠真が紅いローブに着いて行くか、行かないかの選択だ。だが悠真は迷っていた。


「あれ、迷ってる?……なんなら今すぐにでもそこの女は排除するけど」


(…何故、悠那ではなく俺を?)


「あぁ。何故柊 次期当主の女じゃなくお前かって話し?それなら簡単。あんたの方が強いからだよ、それにNo.2のお気に入りだし」


(…くっ……そろそろ息が…限界だ)


「…さっきから聞いてれば弱い弱いって!私は悠真より弱いけど…私だって……あ、あそこにUFOが!!」


悠那が取った古典的な作戦だが相手は馬鹿なのかすんなり手を離し悠那は自由となった。自由になったと同時に悠那は腰に差した鞘から刀を抜くと水の膜に刺した。


「っち、馬鹿!UFOなんてある訳ないだろ」


「え?だ、騙された」


刀は簡単に刺さった。次に悠那は詠唱を唱える。それも普通の魔法ではなく、上級魔法だ。


「…ディ・アクト・レ・キール・エル・モーション・バイオレット」


構築が終わり刀が光る。それと同時に刀から物凄い蒸気が発生し、水の膜が消え去った。捕らわれていた悠真も無事に救い出せた。


「大丈夫?悠真」


「ゴホッ ゴホッ あ。あぁ。何とかな」


「くそ!No.5のせいで柊 悠真が自由になっちまっただろうが」


「すまない」


抜け出せたのは良いが二対二では勝算は少ない。悠真と同じ魔法で捕らわれている龍王を救い三対二ならば勝算はある。


「……悠那、耳を貸せ」


「えっ?…うん!」


悠真は作戦を悠那に伝える。丸刈りの男は騙された事が気に食わないのか、見るからに怒っている。たが悠那の行動で馬鹿なのは分かった。勝算はそこにあると考えたのだ。



何だかまたまた長くなってしまいました!

すいません。

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