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最強の魔法使い  作者: みか
一章 日常編
18/106

目覚め

『いくら待ってもあいつは才能を開花する事は出来ないんじゃないかの?』


『いやねぇ、まさか柊からこんな"出来損ない"が産まれるなんて』


『柊に産まれてしまったのだから仕方ない。だが次期当主はどうするのだ!』


『それなら悠人様や悠那様が居るではないか。最初から期待などしていないさ』



幼い頃から日常的に言われ続けた酷い言葉。いつも眠る時に夢に出てしまう。夢にはまだ続きがあった。悠真はついに暴力沙汰を起こしてしまった。


『…るさい……うるさい!』


そう叫び幹部の者の首を絞めたのだ。悠真の目には憎しみが映り周りは必死に悠真を離そうとした。



━━━━━━━━━━━━……


━━━━━━━━━…



「うっ……あっ」


朝日の呻き声で目を覚ました悠真は愕然とした。夢と同じ、幹部の首を絞めた時のように朝日の首を絞めていた。


「…ハッ!」


ようやく手を離すと朝日は咳き込みながら床に倒れ込んだ。


(……俺は一体、何を)


「ハーッ…ビックリしたぜ。様子を見に来てみればうなされてて、いきなり首を絞めるんだもんな」


「すいません」


朝日は素直に謝る悠真にビックリしながらも微笑み掛けた。


トントン、ガチャッ


ドアをノックする音がして次にドアが開いた。入って来たのは朱里だ。少し顔が赤い。


「ゆ、悠真!起きてたんだ」


「……何故お前がここに」


悠真は相変わらずのようだ。


「お前を心配したんだよ。聞いたぞ、お前蒼真と戦ったんだってな?」


「……あぁ」


黒曜 蒼真は闇魔法を使い悠真を倒した。それも圧倒的な力を見せ付けて。思い出すだけでも怒りが込み上げてくる。


「あいつ、学年でもトップでな。前に戦った相手なんか闇に取り込まれて今だ意識が戻ってないらしい…そんな相手に帰って来れたのは前園さんのお陰だ、感謝しろよ」


朝日は「じゃあな」と言って部屋を出て行った。残された悠真と朱里は無口になる。


「………お前が助けたんだってな」


先に話したのは悠真だった。悠真は壁の方に顔を向けながらそう話す。


「…ありがとな」


「えっ」


一言だけ感謝の言葉を言うと「寝る」と言って布団にくるまってしまった。朱里はというと顔を真っ赤にさせて固まっていた。




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