第6章 ~ヒューマボット~
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小説本文 快とルーシィは館のとある、一室にいた。
「ここって、もしかして食堂か?」
「ええ。
そうよ」
「っしゃー!!
腹減ってたんだよなぁ~」
「ウフフ。
じゃあ、料理を頼みましょ。」
ルーシィは、そう言うと厨房らしき方へ向って叫んだ。
「聖樹の煮つけ。お願い!!」
すると、奥から
「ハイ。リョウカイシマシタ。」
快は驚いた。
「他に誰かいるのか!?」
ルーシィは、素っ気なく。
「ええ。
人型人工機械が、いるのよ。」
と、答えた。
「人型人工機械!?」
驚く快をよそに、
「セイジュノニツケ、デキマシタ。」
「あら!おいしそうね!
いつも、ありはとうねエネミー」
エネミーと呼ばれた人型人工機械は、快にこう言った。
「カイサマハ、ナニニナサイマスカ?」
快は慌てて答えた。
「え、え~と・・・
じゃぁ、オムライスで・・・」
エネミーは首を傾げた。
そこへ、ルーシィが、
「おそらく、現実世界の食べ物ね・・・」
そう言って呪文を唱えた。
「読み込み(ド)」
ルーシィは、快の頭の中を探った。
「お!あったわ。
え~と・・・」
ルーシィはエネミーに快から読み取った、オムライスの作り方を正確に教えた。
「まずは・・・・・」
ルーシィが説明し終わると。
「リョウカイシマシタ。」
エネミーは厨房に入っていった。
快は
「魔法って便利だよね」
それに対してルーシィは虚ろに答えた。
「えぇ・・・
そうね・・・」
と、その時。
「オマタセイタシマシタ。オムライスデス。」
エネミーはしっかりオライスを作っていた。
「うっまそぉぉーーー!
いっ、ただきまーーす!」
快は一心不乱にオムライスを頬張った。
ルーシィは心の中で、『魔法は便利ね・・・
でも、魔法のおかげで・・・』
ルーシィはおいしそうにオムライスを頬張る快を、虚ろに見つめていた。
次回お楽しみに~!