第5章 ~激突! 小悪魔vs快~
今回は初めてのバトルです。
それでは、どうぞ。
「快!早速、小悪魔退治に行くわよ!」
「も、もう行くの…!?
トレーニングもまだ、ほとんど…」
「いいから行くの!」
ルーシィはそう言うと呪文を唱えた。
「転送!」
「さあ、行くわよぉ~!」
快は深いため息をついた。
* * * * *
「よいしょっと!
着いたわね」
「ここどこ?」
そこは、古びた小さな洋館だった。
小さいと言っても本当に小さく、物置小屋程度の大きさだった。
「今回は、初めての(子)悪魔退治だから、弱い悪魔が住み着いている、悪魔の館にしたわ。」
「悪魔が住み着いている館!!?」
「そうよ。
その中でも、とびっきり弱い悪魔が住み着いている館にしたわ。
さぁ、行きましょ。」
ルーシィはそう言うと館に向かって歩き(飛び)だした。
快もルーシィのあとに続く。
* * * * *
「さて。いい、快?
入ったら、すぐ悪魔と対決よ。
こんな小さな館|(と言うより小屋)ですもんね。」
「まだ、心の準備ができ…」
快が言い終わるまえにルーシィは小屋の扉をあけた。
「ちょっ…!!
ルーシィ!!」
小屋の中で何かが動く。
ルーシィは素早く呪文を唱えた。
「明よ点け」
すると、小屋は、みるみる明るくなった。
小屋の中には、小さな悪魔がいた。
「キ、キィ!
何だお前ら!!」
悪魔は快に飛びかかった。
「うわっ!!」
快は素早く剣を構え、悪魔を振り払った。
「キ、キィ!!
俺様に逆らうのか!
いい度胸だキィ!」
悪魔は再び快に飛びかかる。
快は慌てて剣で振り払う。
『ころじゃあ、きりがない…!
あれ?ルーシィはどこいった…?』
「ウフフ。私は上から観賞させてもらうわ。」
快が上を見上げるとルーシィが優雅に飛んでいた。
「ひでーな…
俺をこんなところに連れてきておいて…」
「キ、キィ!
よそ見とは、舐められたもんだキィ!」
快にまたまた飛びかかる悪魔。
「これでも、くらえ!!」
そう言うと快は呪文を唱えた。
「火の玉!!」
火の玉が悪魔に直撃する。
「キ、キィ!!?
あ、熱いキィ!
燃える!燃える!燃え…」
『パァッン!』
悪魔は弾き飛ぶように消えた。
「はぁ…
はぁ…」
「よくやったわね。快。
さて、帰りましょうか。」
「いきなりかよ…」
快の言葉を無視するようにルーシィは呪文を唱えた。
「転送~!」
快とルーシィは再び、元の館に戻って行った。
* * * * *
~某所~
「フフフ…
現れたな、守護者。
今度の守護者は、どう始末してやろうか…
ふふふ…
楽しみだ…」
そう言う男の周りには、屍の山が積まれていた。
謎の男の出現!!(笑
奴の正体はいかに!?(笑
次回もお楽しみに!