第4章 ~火の玉(ファイアーボール)~
いよいよ、快が魔法を覚えます!
それでは、どうぞ
快は床に座り込んだ。
「ふぅ~…」
「だいぶ上達したわね」
快は剣の腕前は既に小悪魔程度なら倒せるまでに成長していた。
「それじゃあ、まずは簡単な魔法から教えるわね。」
「ま、ま、待って…
ましたーー!!!」
「やっと魔法を覚えれるぜ!!」
「魔法って結構難しいのよ?(笑
理解してる?」
「あれだろ?
呪文を唱えてほい!」
「あのねぇ~…
いい?魔法って言うのはね、空気中の各元素の 魔素を取り込み利用して発動させる、なかなか難しい術なのよ。」
「な、なんか難しそうだな…」
「まずは簡単な、火系の初級魔法、火の玉から、やってみましょう」
「で、どうやるんだ?」
「まあ、見てて。」
そう言うとルーシィは、木の的を出した。
それから、こう唱えた。
「火の玉!!」
すると、木の的めがけて火の玉が
、発射された。
木の的は見事に燃えている。
「おお!!
すげぇーー!!!」
「まずは、集中して。」
快はゆっくりと目を閉じた。
「そして、火の 魔素を取り込むところを想像しなさい。」
快は言われた通りにした。
『火の 魔素を取り込む。火の 魔素を取り込む…』
「それから、こう唱えるの
『火の玉』ってね。」
快はゆっくり深呼吸し呪文を唱えた。
「火の玉!」
すると、ルーシィめがけて火の玉が発射された。
「え…
あ!!!
私のこと考えていたでしょおぉーーー!!!」
そう言いつつルーシィは逃げ回る。
「だって、声聞こえてたし、教えてくれててた本人じゃん。
考えないわけないよ…」
「魔法ってのはね!!
その時考えている人を術の対象にするのよぉ!!」
ルーシィは、まだ火の玉(から逃げ回っている。
「もぉう!!
水の壁!!」
すると、ルーシィの背後に、水で出来た壁ができた。
火の玉は、水の壁の中で消えていった。
「ふぅ~
危なかったわね…」
「すげー!!
すっげえぇーー!!」
快は、すっかり興奮してしまっている。
「流石、物覚えがいいわね」
「さて。剣術も魔法も覚えたことだし、腕試しに小悪魔退治に行くわよ!」
「へ・・・?」
次回、いよいよ(小)悪魔退治です!
次回お楽しみに~