第3章 ~脅威! 魔法の力~
それでは、第3章いってみよ~(笑
気がつくと快はソファに横になっていた。
快が体を起こすと。
「やっと起きたわね(笑」
ルーシィによると、快は1時間近く気絶していたらしい。
「それで、具合の方はどう?」
「だいぶスッキリしたかな」
「で、さっき話した通り、あなたは守護者として選ばれた。だから、この異次元空間世界に呼び寄せたのよ。」
「へ、へぇー…
そ、そうなんだ~……」
「あなた理解してるの?
あなたが世界を救うのよ」
「う~ん…。
そう言われても、よく分からない…」
快は頭を抱え考えている。
ルーシィは、ため息をつくとこう言った。
「今からトレーニングをするわよ」
「え…?」
快は突然のトレーニング発言に驚いた。
『いきなりやらせるのかよ…』
「文句言わないでやるの!!」
そう言うとルーシィは快の襟を引っ張り書斎を後にした。
ちなみに、ルーシィは、TVのリモコンぐらいの、大きさだ。
* * * * *
ルーシィは、快を1階の <トレーニングルーム> と書かれた部屋へ連れてきた。
「さて、まずは剣術の練習よ。」
「け、剣術!!?
そんなの危険だよ~…」
「何バカなこと言ってるのよ。
悪魔に殺されてもいいわけ?」
「殺されたくないけど、悪魔退治をやるとも言ってないんだけど…」
「ごちゃごちゃ言わず練習練習!」
ルーシィは剣を取ると快に渡した。
快は、渋々受け取った。
「いい?
まずは、フォームからよ」
ルーシィはそう言うと自分用の小さな剣を、どこからともなく取り出した。
「今の、どうやったの…!?」
「今のはね、異空間保存の魔法を使ったのよ。」
ルーシィはそう言うと、今度はタオルを取り出した。
「おお!!
すげぇ!!」
「ウフフ。あなたも頑張れば出来るようになるわよ。」
「それより、名前は何?
あなた、あなた、って呼ぶのもね~…」
「僕は快だよ。」
ルーシィは頷いた。
「了快|(了解)!」
「・・・・・」
ルーシィの冷たいギャグに快は凍り付いた。
「べ、別にそういうわけで言ったんじゃないわよ…!
それと、私はルーシィでいいから。
そう呼んで。敬語はなし!」
「了解。ルーシィ」
「ウフフ。さぁ、特訓よ!」
快はルーシィの指導のもと5時間ちかく、汗を流しながら一生懸命、剣の練習をした。
ちなみに快が心の奥底で『魔法!魔法!』と連呼していたのは、言うまでもなくルーシィに聞かれていた。
『なんと言うか…
単純ね…』
かくして、快は剣術の練習に励んだのであった。
脅威! 魔法の力。は、快が魔法に、つられていたので、その題名にしました(笑
いや~。魔法の力、恐るべし(笑