表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

(笑)

◇◇◇◇◇


 俺はあの時、見えていた……あいつの歪んだ笑顔を……あいつの危なさを………

あいつは女王……全てを手にする……



◇◇◇◇◇


「何で……翔ちゃんがここに…?」

「よくもまあ、そんな嬉しそうな顔が出来たもんだ。俺は分かってんだぜ、お前のしたことが何かを」

 ゲームがあと少しで終了するとき、俺のカードはハートの9とジョーカーであった。その後、千里からカードを引いた俺はもう一枚のジョーカーを手にする。

だが、そのカードは本当はジョーカーなんかじゃなかった……ハートの9だったのだ……つまり、千里、もしくはより前の人間のしたことだと推測される。

「俺は、そこまではお前のことなんて疑ってなかった……でも、あの……罰の時のお前の顔で、擬懼は確信に変わったよ。震えていたのは笑いを堪えていたから。顔を隠していたのは笑顔を隠す為だ。……これで全てが解けた。千里、お前はクズだ。生きるに値しない……俺は彼氏なのに……」

「……だから何?! 彼氏だから裏切ったりしないと思った? そんなことないわ! いつも、信頼なんかは糞よ! 何より大切なのは自分! 他人は関係ない! 生きれれば良いの!」

千里は正に怒気に満ち溢れていた……これが、千里の本性なのだろう。

「………違う、そういうつもりで言ったんじゃない……俺はお前の彼氏だった……だから、もっと早くお前の闇の部分を知って、理解して、その深い闇を消し去ってやらなきゃなかったんだ……千里……俺のせいだ……全て、俺が悪い…」


 先程は殺してやろうと思っていたが、千里の顔を見ると、そんな気持ちは何処かへいってしまい、逆に愛しさが満ち満ちて来る。

やはり、自分の運命の人は千里なのだと確信する。


翔は強く願った。

今の俺の言葉で、改心してくれ、己を変えろ!…と。




「うっ?! うぅぅ……うぁぁああああああ!!」

 体が熱い……焼ける様だ……ドロドロと溶けていく感覚……

「ち……ちさ……千里………」

意識が薄れていく中、翔は最愛の人の声を聴いた。

「よくわかってるじゃない…そう、あなたが悪いのよ! 私はいずれ全てを動かす人間となる……あなたの様な足枷はいらないわ……」


そう…彼女は完璧に的外れなことを言っている……何故ならここは…すでに冥界であるからだ。


-完-

説明は特に無いです。

質問は受け付けません(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ