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旅の始まり２

２人が故郷であるトウリウス王国を出てから１週間が経とうとしていた。２人はまず、南の国ナンジア王国に向けて、足を進めていた。

《ミリア視点》

大きい森、大地…すべて今まで見なかったもの。本当に私は故郷を出たんだ…

「こんなの…初めて…」

「ミリアは初めてだもんね」

ナイが笑いながら話しかけてきた…ナイは初めてではなさそう…

「…ナイはいろんな所に行ったことあるの？」

「う～ん…まあね」

「いつ？」

「結構昔？」

どうして疑問文なの？

「ナイって歳いくつなの？」

「ん～何歳でしょう～」

あ、はぐらかされた

「ミリアは15歳だっけ？」

「うん」

私は15歳だけど…ナイは？

「ナイは？」

「ん～教えな～い」

なにそれ…

「教えてよ～」

「ふふふ、予想してみて」

予想…う～ん……

「私とお「ざんね～ん」…そうですか」

じゃあお兄様と同じ17かな？いや…それはないか～

「…100超えてたりして」

「ふふ…」

え?何その反応??

「……100歳超えてるの？」

「ミリアがそう思えば」

ってことは100歳超えてるってことか…さすがは魔女、すばらしく長生きなのね。