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少女と奇妙な物語  作者: 森崎優嘉
第0章 mortal sin
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お出かけ

《ミリア視点》




初めての町、最初は怖かったけど慣れてきたら楽しくなった。お兄様とナイがいるから心配はないしね!

…て思っていたら誰かがこっちに向かって歩いてくるのですけど、お兄様を見たらすごい面倒くさそうな表情だし…いったい誰なのかしら?男の人、年はお兄様と同じくらいね。

「よぅ!セアじゃないか今日もモテルね~!」

は?こいつは何を言っているのかしら。

「バカ言うなライト、彼女達は妹とその友人だよ」

お兄様さすがですね、魔女であるナイを私の友人という設定にしましたよ…考えたのかな?

「妹?見たこと無いぞこの子」

「当たり前だろう」

当たり前でしょう?私は学園に通っていないのだから。

「ミリア、これはライト、ライトレス・リカルド。ライト、二番目の妹のミリアリスだ」

「ライトと呼んでくれ」

「あ、はい。私の事もミリアと呼んでください」

ライトさんか~お兄様の友人ね。

「それで、彼女がミリアの友人のナイ」

「はじめまして、ナイです。ライトさんと呼ばせていただきますね」

「あぁ、よろしく!」

ナイ…大人ね~見た目は子供だけど、さすが魔女ね。

「にしても、セアにもう一人妹がいたなんてな~ミリアさんは年は?」

「呼びすてでいいですよ、私はレイナの一つ上の15歳です」

「へ~!15歳か~、セアや他の妹達にいて美人だな!」

ライトさんもお兄様たちと同じことを言う…ほんとうに美人なのかしら私。

「お兄様、私って美人なの?」

「当たり前だろう?」

あ、当たり前なのですか…即答ですね…。

「うんうん、上の妹なんかいつも告白されているしな」

告白されるといつも私に愚痴を言うお姉様…。

「お姉様とレイナも綺麗よね、お母様が綺麗だから遺伝よね」

「…ミリアも母上の遺伝でとても綺麗だよ」

そう言って私の頭を撫でるお兄様…恥ずかしすぎます!

「お、お兄様、ご友人の前でこれは…」

「大丈夫、アイツはもう行ったから」

あ、確かにいない…いつの間にいなくなったのだろう…すごい技ね

「それより、どう?初めての外は」

「少し怖いけど…お兄様がいるし楽しい!」

「よかった、明日は父上が王宮へ連れて行ってくれるからよく見ておいで?」

「はい!」

お兄様、とろけそうな笑み…






《ナイ視点》





ミリアは特別な子、魔女としてはすごくおもしろい子…ミリアは何も知らない、世界の事…そして自分自身の事。

今住む国、ナンジア王国にも七つの大罪があるみたいね…


七つの大罪にはそれぞれ器がある…その器を集めるのが命令。私がミリアと契約した理由の一つはそれ、ま~他にも理由はあるけどね♪今はミリアとセアさんとの会話を楽しむことにしよう。


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