魔女との契約
突然現れた魔女に少女は驚きを隠せなかった。魔女は笑っている。
「あ、貴方は誰?」
「私は魔女よ」
そう言って魔女はクスリと笑った。
「魔女?」
魔女は頷いた。
「そう、私は魔女。今すごく暇なの…貴方も暇なのでしょう?私と遊ぼうよ」
「え?遊ぶ?」
少女はまじまじと魔女を見た。外見は自分と差ほど変わりは無い、だが彼女が纏っている空気が彼女が魔女であるという事をものがたっている。魔女が突然な真面目な表情で少女を見つめた。
「貴方…強い魔力を感じる…貴方なら…」
「え?」
少女が不安そうに魔女を見つめた。すると魔女はニコリと笑い…
「ねぇ貴方、私と契約しよう?」
と言った。少女はその言葉に驚いた。
(け、契約!?)
「貴方の魔力なら私を満たしてくれる…」
魔女は手を差し伸べた。少女は内心驚きながらも魔女の手を取った。
「我、希望の魔女ナイレルシア・ルートスレビィアの名において、ミリアリス・レダ・ラストロスを我が主と認める」
引き続き少女が言う。
「我、ミリアリス・レダ・ラストロスの名において、ナイレルシア・ルートスレビィアとの契約の書に命じ、汝の主と認める」
二人の足元から魔方陣が現れ、すぐに消えた。
「よろしくねミリア、私の事はナイって呼んで?」
「分かった、こちらこそよろしくねナイ」
少女と魔女―――ミリアとナイは笑い合った。
《???視点》
ついにあの子が人間と契約をした。さすがに私も驚いた…だってあの子よ?何回も魔術が失敗するあの子よ?
まぁ、あの子が決めたのだから私は何も言わないけれど…。でも、本当に驚きね。
この世界には私がばら撒いた七つの罪が存在する、傲慢嫉妬憤怒怠惰強欲暴食色欲
この七つの大罪が、私が色々な所へ撒いた罪。元は1人の人間に取り付いた原罪だった。だけど、あのまま放置しておくと世界が壊れてしまうから私は原罪を七つに分けた…。
七つの罪は今、どこにあるのかしらね?私は知らないわよ?だって知ったとしても私は何もするつもりもないしする気もないのだから――。
七つの罪はあの子に任せるわ……。私は傍観者だから、冒険者であるあの子に任せる。
魔女は退屈が嫌いなのよ、だから…ね?ナイ…いいえ、希望の魔女ナイレルシア・ルートスレビィア、この私絶望の魔女ネイリロストロ・ビレイラスティアを楽しませてね?…クスクス…。
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