闇の一時
『罪の穢れ多き王』から放たれた七つの罪。
いつ、どこにあるのかは未だ分からず100年以上が経った。
どこにあるのだろうか…もしかしたら、すぐ目の前にあるのかもしれない。
《?視点》
私の大切なモノ…私の大切な宝物はどこ?
大好きあの人からもらった花の髪留めはどこ?
あれが無ければ私は…私は
『知りたいか?』
何を?
『お前の大事なモノの在り処を』
当たり前じゃない
『ならば我を受け入れろ』
受け入れる?髪留めが見つかればなんでもいいわ、それより早く教えて
『そう焦るな…髪留めはお前の身近にいる』
身近?私の身近にはたくさん人がいるわ
『ならばこれを』
これは…ナイフ?
『これの使い道はお前次第』
身近の誰か…いい考えがあるわ!
『……』
「みんな殺してしまえばいい」
ふふ…ふふふ…あはは!
楽しそうね
ふふふ!ふははははははは!!!!!
「さあ、茶番劇のはじまりだ」
みんな、みんな殺してしまえ!!
そして、取り戻すの!
私の大切な
大切な大切な大切な大切な
大好きな人から貰った髪留めを!
あぁ…私はなんてことをしてしまったの…
どうしてこうなってしまったの?
『我の力を求めたのはおまえ』
そう、力を求めたのはこの私
『ならば』
ならば?
『我の力に身を委ねよ』
力に?…それもいいのかもしれない
後戻りはできない
ふふ…ふふふ…ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっ
今宵は血のパーティー!
『さあ』
『「はじめよう」』
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