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気付かないこと。
携帯の声 震えてた
メールの文字が 少なくなった
いつも 君から送ってくれてた
お疲れメールが いつしか途絶えて......
いくつもの 理由の欠片を
僕は 気付かない振りをした
一拍ずれる 君の言葉
僕と君の 歪みのようで
そうやって冷静に分析している自分が
それでも気付きたくないと目を逸らす自分が
そうでもしていないと 現実を保てなそうな自分が
どれだけ 君に 依存しているかを知った......
けれど。
知った時には もう 取り戻せない
寂しいとか
辛いとか
悲しいとか
苦しいとか
君から言われた事のない 感情
堰を切ったように 紡がれる言葉に
僕は今までの自分を知る
気付かない事は 言い訳にもならないのだと
知らない事は それだけで罪なのだと
気付かぬ振りは 一番の裏切りなのだと。