翼のコンプレックス
誰もが一度は夢みた
空の果て
誰のものかもわからない
理想を
アスファルトで固めた世界で
翼をもつことは
誹謗中傷の的になるだろう
人として扱われないだろう
もしも・・コンプレックスを抱え
君の中に
好きになれない君がいるのなら
それはその子に
翼が生えているから
誰かの理想になれない
君自身を傷みつけるように
むしり取る翼は
自由を知っていた
生きることは
散らかる羽根を拾っていくこと
君だけの背中に
羽根を一枚一枚植えつけて
飛び立つ翼に戻っていくこと
その動作が
コンプレックスは幻想にすぎないと
わかっていく
1歩1歩になる
読んでくださりありがとうございました。