表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心に蓋をしてくれたみんな。  作者: 龍  岳
【様々な女子達、それぞれの思い】
24/24

第24話 隣の席の女子の名前

 今日は12/2(火)。

 優君の家に引っ越した翌日だ。


 昨夜は優君が晩ご飯を作ってくれていた。

 とっても嬉しかった反面、申し訳なさがあった。

 お金も払えず、家事もできず……。

 何もできず、迷惑しかかけてないのによくしてもらうなんて……。


 鈴もそれを気にしていた。

 私はあえて明るくしたけど、お互いに心の底は罪悪感でいっぱいだった。


「えぇ〜!? ママに言っちゃったの!?」

「当たり前でしょ。あのお金はお母さんが用意したものだよ? ちゃんと報告しないと」

「お、怒ってた……?」

「もうカンカン。帰ってきたらしばくって言ってた」

「い、嫌だぁ〜……!?」


 私と鈴は今、学校に向かって歩いている。

 優君の家から学校までは、徒歩で通える距離だった。

 二十分もかからない。


 ちなみに、優君は私達が起きる前に起きていたようで、私達の朝食、私達のお昼のお弁当を用意してくれていた。

 そして、美化委員の仕事があるため、もうすでに学校に登校している。


 私は昨日、お風呂に入りながらお母さんに鈴が財布を無くした事を報告した。

 そしたら、大激怒。


『なんで湊が持っておかなかったの! 鈴に持たせたら無くすに決まってるでしょ! あ〜もう! 帰ったら二人ともお説教だからね! しばき倒すから! 優君に迷惑をかけないようにしないさいよ!!!』


 と、電話越しに怒鳴られた。


 うん。鈴も悪いけど鈴の事を信用してしまった私も悪い。

 お母さん、怒ると怖いからなぁ……実を言うと私も内心ビクビクしている。


「ねぇ鈴」

「ん〜?」

「あなた優君と同じクラスなんだから、連絡先くらい聞いといてよ」

「えっ……」

「私だと、会えるの放課後になっちゃうし。それに、放課後だと優君もういないから、聞くタイミングないのよ。だから聞いといて。連絡先聞いといた方が色々と便利だから」

「う、うん……」


 な〜んか様子がおかしいな。


「鈴?」

「あ、えっと……」

「もしかして、話しかけるのが怖いの?」

「そ、そういう訳じゃないんだけど……なんて言うかその……」

「はぁ〜。まぁ、なんでもいいけど、ちゃんと聞いといてね。後、今日の放課後はちょっと用事があるから先に帰ってて」

「あ、う、うん。分かった……」


 学校に到着し、私達は下駄箱で別れた。


 鈴の後ろ姿を見ると、足取りがものすごく重そうだった。


「あんなんじゃ、余計に避けられるでしょうよ」


 私は鈴が教室へと向かうのを見届けた後、階段を登り三階に向かう。


「私も今日は結構面倒くさいのよね……。あの人なんか怖いし……」


 私は今日の放課後、隣の席の女子に優君との関係を説明しなければならない。


 教室に入ると、問題の女子はすでに着席しており、私を見つけると昨日と同様にジッと見つめてくる。


(はぁ〜……)


 心で深いため息をつきながら、私は席に向かう。

 そして、視線を感じながら支度をする。


 隣の席の女子は、私が席にいる間ずっと見つめてきた。

 さすがにトイレとかにはついてこなかった。

 よかった。

 だから、お昼も鈴と一緒に屋上でゆっくり食べる事ができた(優君はお友達と食べる為不在)。

 鈴はまだ連絡先を聞いてなかった。


 そして、時間はあっという間に過ぎ、問題の放課後となった。


 ☆ ♡ ☆


「それじゃあ、聞かせてくれる? あなたと優さんがどういう関係なのか」


 放課後、学校じゃ人の目があるからと言って、私と隣の席の女子はカラオケに来ていた。


 いや、なんでカラオケ!? 別に教室でもよかったと思うんだけど!?


「そ、その前にあなたの名前を教えてくれない……?」


 向かい合って座ってる為、視線が痛い。

 そんな視線に目を合わせないように、私は伏し目がちにそう言った。


「そうね。相手に尋ねるんだから、私も答えないとおかしいわよね。私は(はり)(もと) (しずか)。Gカップよ」


 な、なぜカップ数を……?


「ほら、私は教えたんだから、さっさとあなたも教えて」

「あ、は、はい……」


 私は、優君との関係を話し始めた。

 女子の名前が明らかになりました!


 名前を出す為だけに一話書くのはどうかと思ったのですが、流れ上そうさせていただきました!

 楽しんでいただけていましたら、幸いです!


 次話ではいよいよ、静が優の事に詳しい理由などが明らかになります!


 次話をお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ