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心に蓋をしてくれたみんな。  作者: 龍  岳
【様々な女子達、それぞれの思い】
12/24

第12話 鈴の覚悟

 どのくらい時間が経ったんだろう。


「……………私、寝ちゃってたんだ……」


 部屋に帰って来て、そのまま寝ちゃってたらしい。


「よいしょ……」


 私はベッドから降りて、部屋を出る。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

「優、君?」


 一階から話し声が聞こえてくる。

 優君とお姉ちゃんが帰って来てるんだろう。


「す、優君と、どう接すれば……」


 どうすればって、私が勝手に気まずいって思ってるだけで、優君は何も知らない。


「で、でも……この感情のまま、優君と会うの嫌だなぁ〜……」


 私は部屋に戻ろうとした。その時──、


「鈴さん? 夕飯できましたよ〜」

「っ!」


 優君の声! 昨日の夕方から聞いてないだけなのに、なんでこんなに嬉しいの?

 優君の声を聞いただけで、心臓がバクバクして、うるさい……。


「は、は〜い!」


 優君に、会いたい……! 他の女の子と会ってた事は気になるし、モヤモヤする。

 でも──!


「優君に、今すぐ会いたい! 話したい!」


 私は急いで階段を駆け下りる。

 すると、下にリビングに戻ろうとしている優君が見えた。

 会いたい会いたい会いたい会いたい!

 気持ちが早まりすぎて、私は足が絡まってしまった。


「わ、わわ、わぁ〜!?」


 やばいやばい! 家の階段で足踏み外して落ちるとか、恥ずかしすぎる!?


「おっと! 大丈夫ですか?」

「っ〜〜〜〜! う、うん……! あ、あの……ごめんなさい……ありがとう……」

「うん。大丈夫なら良かった。最近家での怪我とか増えてるらしいから、気をつけてね」

「は、はい……」


 優君は私を抱きしめてくれた。

 優しくそっと私を話すと、優君はリビングへと戻っていった。


「し、心臓の音、うるさい……!」


 優君の腕の感触、腕と背中に残ってる……。


「はぁはぁ……!」


 少しでいいから、収まって……! 胸の高鳴り……!


「お、お待たせ!」


 私は意を決して、リビングに入った。


「お。待ってましたよ〜」


 私は、優君が好き。それはずっと分かってた。

 でも、それは少し違ったんだ。

 私は、優君が【大好き】なんだ。

 もう、他の事が手につかなくなるくらい大好きだから、モヤモヤするし心が苦しくなる。

 優君、私決めたよ。

 私、優君に振り向いてもらう!

 距離を置かれようと、避けられようと、私は自分の持てる全てを使って全力で優君を振り向かせてみせる!

 絶対に、好きになってもらうんだ!


 覚悟しててね! 優君!

 鈴の物語はまだあるのですが、一旦ここで終わりとなります。

 当分先になるとは思いますが、鈴の心の物語、楽しみに待っていていただけると、嬉しいです♪


 これから、鈴の優へのアプローチは積極的で刺激的なものになるので、楽しみにしていてください!


 面白い! 続きが気になる! と思っていただけて、お気に召していただけておりましたら、ブックマークなど、どうかよろしくお願い致します!

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