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心に蓋をしてくれたみんな。  作者: 龍  岳
【様々な女子達、それぞれの思い】
11/24

第11話 目撃してしまう、鈴

 朝、起きたら優君はいなかった。

 朝ご飯を作ってくれてて、しかもお昼まで作ってくれてた。

 私とお姉ちゃんは、嬉しさのあまり泣き出してしまいそうだった。

 ありがたく、朝ご飯とお昼をいただいた私達。

 お姉ちゃんは図書館に行くらしいので、私も出かけようと思った。

 たまには遠出しようと思って、電車に乗った。


「カフェとか行ってみようかな」


 私は、電車内でスマホを取り出し、どこのカフェがいいかなとか調べ始めた。

 そうこうしている内に──、


『次は〜〜〜〜〜〜〜〜』


 目的の駅に到着した。

 私は、目的の駅で降り、カフェに向かう事にした。

 でも、私はこのお出かけを止めておけばよかったと、すごく後悔する事になる。


 ★ ♥ ★


 目的のカフェに向かっている時、とあるファミレスが目に入った。


「あ、優君だ」


 そこには、優君がいた。

 うん、格好いい♪


「一人なのかな? 一緒に食事したいな……」


 私は優君と話したくて、ついつい近づいて行ってしまう。

 そこで私は見てしまった。


「え……」


 優君は、ショートカットの女の子と楽しそうに会話をしていた。

 しかも、お互いに食べ物をシェアしていた。

 あ〜んとかしたのかな……? 間接キスとかしたの……?

 というか、その子誰……!?


「あ……同じクラスの早口さん……?」


 私はその子の顔をよく見てみた。

 すると、同じクラスの早口 (ともび)さんだった。

 な、なんで……? 教室じゃ仲良さそうに見えなかったのに……そもそも、話してすらいなかったのに……。

 な、なんでそんな楽しそうに話してるの……?

 あんな優君の顔、まだ私達は見てない……!

 それに、あの早口さんの顔……、


「恋する乙女の顔じゃん……」


 二人は、どういう関係なんだろう……?

 付き合ってるのかな……? 手を繋いだりしてるのかな……? キスとかしたのかな……?

 エッチとかも、してるのかな……?


「っ!」


 気がついたら、私は全速力で走り出していた。

 そして、私の心をどす黒い感情が支配する。



 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!!!

 なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!!!!!


 私の心は、ずっとそう叫び続ける。

 二人が付き合ってる? 絶対に嫌だ!

 二人がそういう関係? なんで!

 別に、私の許可なんかはいらない。優君が誰と仲良くて、誰と付き合おうと、それは優君の自由だ。

 それは分かってる。分かってはいるけど──!


「感情が、コントロールできないんだよぉ……!」


 私は、気がついたら家に帰ってきていて、自分の部屋で大号泣した。


 優君が帰って来る前に、整理しなきゃ。

 あれ? これってハーレムだよな?

 鈴がメインヒロイン?

 と思われたかもしれません。ご安心ください。ハーレムです。


 最初はヒロイン達はハーレムを受け入れられません。ですが、色々あり、受け入れてくれるようになります。

 そうなるまで、結構時間がかかってしまいますので、お付き合いいただけますと幸いです♪


「この子が好き〜!」などございましたら、教えてくださるととっても嬉しいです♪

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