出会い
よくある恋愛小説、ですが一人ひとりの個性が出るものでもあるので、
恋愛小説に飽きたという人でもぜひ読んで下さい。
君が生きると決めた日、僕は君の為に死ぬ事を決めた
「痛っ」
何度目かの硬い拳が飛んできた
「喋んじゃねぇよ、気持ち悪りぃ」
「オエ、」
喋るだけで腹に蹴りが飛んでくる
意味がわからない
「お前は黙って殴られておけば良いんだよ!」
そう言い終えると、スクバを取って彼は帰って行った
倒れた僕は、残った力を振り絞って、なんとか立ち上がった。
が、また倒れてしまった。
「流石に今日は殴られ過ぎて辛いな」
「まぁ今行ってもアイツと会うだけだからいいか」
そうして校舎の柱に寄り掛かって座ろうとした。
すると、見たことのない自分より少しだけ身長の低い
うちの高校の制服を着た服を着た少女が、
焦りながら喋りかけてきた。
「え、どういう状況?てか大丈夫ですか?」
こんな状態の僕喋りかけてくる君の精神が
大丈夫ですか?
そう思いながら一応
「大丈夫ではないですが平気です。お気になさらず。では」
そう言って立ち上がって門に向かう僕の服の裾を少女が掴んできた
「絶対にその状態で帰っちゃダメです!帰り道で倒れちゃいますよ?!」
「気持ちはありがたいですが、僕この後予定があるので失礼します」
「予定があるなら尚更そんな状態ダメですよ!
そんな事言ってないで早く保健室行きますよ」
そして僕は今までにない恥ずかしさと共に、
彼女の肩を借り、2人で保健室に行った。
保健室に着くと、まず先に彼女がドアを開け、
保健室いた先生が、
「どうしたのよレイちゃん。忘れ物でもしたの?」
すると、
レイ(?)さんが僕を前に出し、
「外ので倒れていたので連れてきたんです」
「そうなの?!あなた、すぐこっちに来て。手当てするから」
話が大袈裟になってきたので、
自分で状況説明をした
「ただ転んで軽い貧血起こしただけなので平気ですよ」
「転んだだけでそこまで怪我はしないわよ。とりあえず消毒だけでもしましょ」
消毒だけならいいかと思いながら、
指定された場所に座り 、
素直に消毒だけしてもらって
事情を聞かれ答えようとしたが、
いつまでも立っていたレイさんが気になってしまい、
「レイさん、ここまでありがとうございます。
あと事情を適当に言って帰るだけなので帰ってもらっていいですよ」
「無理です。
だって今あなた適当に答えて帰ると言ったので
嘘を言うと思ったので、本当のこと言うまで帰りません」
内心面倒くさいなと思ったが流石に声には出さなかった
「本当の事話したら解放してくれるんですね?」
すると保健師の先生が、
「あら解放だなんて、大袈裟ね。
言っても言わなくても良いのよ?」
苦笑いをしながらそう言ってくれた
だが、
「この状況絶対言わなきゃ帰らせてくれませんよ」
と、彼女の方を見ながら言った
すると
「それもそうね」
と言って、クラス名を聞かれ、
先生はクラスの担任呼びに行った。
するとレイさんが、
「私と一緒のクラスですね」
と笑顔で言ってきたが、
僕は彼女の事を知らなかった
その事を正直に伝えると、
「クラスメイト名前くらい普通覚えてますよね!」
「それなら僕は普通じゃないという事だね」
「イチイチ面倒な人」
そう言い終えると、彼女は、廊下の方へ顔を向けたので、
そこで会話は途切れた。
しばらくすると、
保健室の先生と、担任が来て、
今までの状況を全て話した
初のオリジナルなので変なところも多々あるかもなので、
見つけたらコメントで教えてください。