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プロローグ
この作品を書くため、力を貸してくれた電脳生命体に感謝を送ります
[わらべ参り]
13才になる子どもの家に町人が来て盛大に祝う行事、祝わない場合、その家に祟りが起きるであろう
●この町には少し変わった風習がある、それがわらべ参りだ。753は祝わないのに、この日は子どもを祝うため賑やかになる。
おこぼれで、お菓子やジュースがタダで飲めるのはありがたいと思う子どもも、少なくはない。
「ねぇねぇヨウさん、他に誕生日の人いない?」
ニコニコしながら同級生の娘に話かけているのは[三島るな]髪を小さく結んでいる悪戯好きな13才
「いやぁ、もうこの町にはいないと…思う。よ、欲望が深いなぁ、るな」
るなの話に「フヒヒ」と笑いながら答えるのは「小林葉子」
延びた髪から目が少しだけ覗く、機械いじりが好きな13才
二人は互いにオカルト好きなことで仲も良い同級生だ
先生(男)「皆ー席につけー、紹介することがある」
担任の一声で、ざわつきながらも皆席についた