表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛恋 ~あこ~  作者: 菜乃華
第1章 ~日常~
1/1

目覚め

ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ…


やかましいアラーム音が聞こえる。

重い目をなんとかこじ開けて

重い体を起こそうと、もがく。


高校2年生になって2ヶ月の私。

本山愛恋もとやまあこは、

毎朝の憂鬱さに悩まされていた。


今日も学校かと思うと、憂鬱でたまらなかった。

変わらない日々を送り続けて17年。

別にキラキラしたような女の子じゃないし、

勉強や運動も普通としか言いようがない。


メイクやヘアセットなんて何もわからない。

みんな可愛くなりたいって言って、

努力しているんだなぁ…。と思う。

思うけど…そんなのは時間の無駄。

私は恋愛なんて無縁だし、

もし仮にメイクやヘアセットをして

可愛くなったところで、

きっと私は誰の眼中にも入らないだろうから。


だから私の朝は顔を洗って、制服に着替えて、

邪魔な髪の毛を結んで、朝食を食べるだけ。


1時間足らずで支度は終わる。

だけどそれですら面倒臭く感じてしまう。

満足のいくまで寝ていたい。


だから平日の朝は嫌いだ。

せめてもう少し寝させてほしい。


学校に行かなければ。

起きなければ。


けれど布団の温もりからは逃れたくなかった。

少しだけ…と、体は布団に吸い込まれていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ