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冒険者ギルド

 俺はさっきの王女様の笑顔が忘れられず、居ても立っても居られなくなって冒険者ギルドに駆け込んだ。

 そして、冒険者登録しようと思い進むと、他の冒険者に声をかけられた。


「おいそこのもやし」

「そんなひょろひょろの体で冒険者目指そうとは笑わせるな」


 周りも笑っていた。

 その騒ぎに気がついたのか、冒険者ギルドのマスターらしき人が現れた。


「あんたら何してるんだい、冒険者になろうかという人を寄ってたかっていじめて」


 俺は口を開いた。


「貴方はギルドマスターでいらしゃいますか?」


 お婆さんに声をかけた。


「はい、私が冒険者ギルドのマスターの、シュバリエ・ネイザーです」

「それは良かった、なら見ていて下さい」

「喧嘩を売られたので、こいつしばきますので」

「お止しなさい、怪我するよ」

「大丈夫ですから」

「おい、テメー舐めてるのか?」

「かかって来て下さいどうぞ」

「そんなに痛い目に遭いたいのか」

「おらーっ」


 冒険者の男は肩に下げてた、大きな剣を振り回して来た。

 俺は詠唱した。


「ゲッツフォンベルリヒンゲン」


 そうすると手が鋼鉄の義手に変わった。

 そして俺はそれで殴りかかった。


「ぐはっ」


 冒険者の男は顔面を殴られ倒れた、それを見て続けて詠唱した。


「粉砕骨〈Crushed bone クラッシュボーン〉」


 この魔法は、中級魔法で対象に触れている時に使える事が出来、粉砕する物を変えると臓器を粉砕したりする事も可能。

 男の骨は、ぐしゃりっと音を立てて、ばたりと倒れた。


「はーこんなもんか」


 と俺は言って、周りの笑っていた奴にガンを飛ばした。


「まー今日は許してやるよ、俺は冒険者登録しに来ただけだからな」


 見ていたギルドマスターも唖然としていた。


 そこに、喧嘩を売って来た奴の仲間が来た。

 女が3人、男が1人だった。

 そして冒険者の男に駆け寄るチームメンバー達。


「大丈夫か、カール」

「誰にやられた」


 女達は怖がって男の後ろにいた。


「おい、誰がやったんだ答えろ」


 周りは俺に怖がって目を背けた。


「貴様だな」

「ああそうだが」

「貴様よくも、俺の仲間をー」


 男はキレていた。


「お前だけは絶対に許さない」

「このギルド1の強さを誇る勇者、バンロッテ・アースがお前を成敗する。」


男は聖剣エドラーを取り出した。


 敵の武器を把握する能力が俺にはあったが、聞いたことない聖剣だった、こちらの世界の聖剣なのかな?と俺は、考えていた。


「まー俺が相手にするまでもない」

「なんだと、貴様ー」


 俺は詠唱する。


「英霊召喚」

「アーサー王」

「武器選択、聖剣アスカロンLv.100」

「行け」


 男は腰が抜けていた。


「なんなんだお前は」

「我が名は、アーサー」

「ログルス王国、国王」

「アーサーリンス様の配下である」


 そして、アスカロンで男を切り捨てた。


 女冒険者は泣いていた。

 流石に殺すのはあれだから、女は仲間が死んだ事を見て絶望するのが使命だなと思い、殺しはしなかった。


「アーサー王、起動停止」

「ギルドマスター、冒険者登録を」

「は、はい」

「銀貨1枚と契約書にサインをお願い致します」

「分かりました」



「魔力数値を測りますのでこちらへ」


 ギルドマスターも怖がっていたのか、VIP待遇で美人も沢山いて、お酒も出た。


 魔力数値を測ろうとしたが、魔力が桁違いで魔力計がこわれてしまった。

 ただ強い事は見て知ってるから、冒険者にはなれた。


「冒険者のルールとして、成り立てで実績はまだないので、ブロンズクラスからです」

「わかりました」

「勇者になって王女と結婚する為には、ここは我慢してルールを守ろう」


 洗脳の能力も行使できない事は無いが、怪しまれるので辞めておこう。


 いい案件がないか、冒険者ギルドの貼り紙を見ていた。

 そうしていると声をかけられた。


 3人姉妹で長い茶髪の美少女で、どう見ても冒険者に成りかけそうな雰囲気だった。


「ギルドの一件を聞いて、私達と仲間になって欲しいです」


 強いからって媚を売って仲間に引き入れようとしてきた。


「わかりました、今日1日だけ仲間になりましょう」


 渋々引き受けた。

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