出会い。
吉田広は確かに掃除機とPCを買ったはずだ。しかし、なぜか掃除機はコンセントに挿した瞬間暴走、壁を二回ぶち破って止まった。そしてパソコンの方は………
見るだけではパソコンには傷一つのない。しかしまだ箱から取り出してビニールをとった状態だったはずなのに、勝手に画面が開いている。そして画面の前に身長150cmぐらいの少女がつったっていた。
少女はどこかの映画にでてくるようなホログラムのようだ。
黒色の髪を二つ結び(二つ結び、は耳の下辺りで結び、ツインテール、は耳より上で結びます。)にし、前髪はパッツンに近い形にカットされており、学校の制服のような上下共に紺色の服を身に付けており、制服にしてはスカートが短かった。
顔付きはとても良く、 TRPGっぽく言えばAPP16 ほどであった。
よく見てみると後ろに尻尾のようなものが見えた。
そんなことを思っていたら、目の前のホログラムの少女が目を開けた。
目の色は全体的に暗い色とは別にロシア人に多いような青色だった。
そして口を少し小さく開け、しゃべった。
「おはようございます。ご主人様。」
一様分かる。確かに今は昼を少し過ぎたぐらいの時制だった。しかし、そのつぎの言葉の意味がわからない。なので質問をしてみる。
ここにいるのは俺しかいないが、もしかしたらこのホログラムさんにとっては掃除機がご主人様なのかも知れない。
「ご主人様って誰だ?」
「もちろん、あなたに決まっています。」
「あなたって誰だ?」
広は未だに状況が把握しきれていない。
「あなたはあなた、吉田広様です。」
「え、マジかよ。」
まさかの掃除機ではなかったパターン、くそぅ
え、?なんてった?俺?マジか?
まあいっか
そんなことあり得るか!どういうことだ?空から幼女が降ってきた訳でもないし、一体なにがあったんだ?それになんで俺の名前知ってるの?初めの自己紹介は?
「な、なんで俺の名前知ってるの。」
「私の検索機能で調べました。ご主人様。」
そしてペコリと一礼。
あぁ、ヤバイ、聞きたいことが山ほどある。
俺がなんでここに来たのか聞こうとしたら。
「私がここにいるのは、あのイトウ電気、というところで囚われていたところを助けてくれたからです。」
は?ダイジョウブですか?
「そんなことしましたっけ?」
「はい、闇の帝王、ジョン・タロー・ハローから救ってくれました。」
「ジョン・タロー・ハロー?だれだ。」
本当に誰だよ。ネーミングセンス零だな。雀の涙もねぇ、なんで最後ハローなんだよ。まさかあのケチ臭い店員ではないだろうか。ヤバイ、そうだったらどうしよう。腹のそこから笑えてくる(笑)
「はい、イトウ電気で、ご主人様が最初に出会った第一村人でございます。」
マジかよ マジかよ、なんてこった。
「で、そこを俺が助けた(購入した)と、で、これからなにすんの?俺なんもできねえよ?」
「ご主人様は何もしなくてもよいのです。私がご主人様を助けるのです。」
超明るい笑顔で言われた。なんか眩しい。
「助けるってなにするの?俺、困ってないよ?」
「レポートのお手伝い等をしますよ。」
「マジか。めっちゃ嬉しい。これで宿題やらなくてすむ。」
「はい!」
謎のホログラムさんは自分がやるのに、なんだかとても嬉しそうだった。しかし、今思えばまだホログラム?の名前を聞いていなかった。
「お、お前、なんて名前だ?」
広は少し顔を赤くしていった。
「わ、私の名前を聞いてくださるのですね。私の名前は、、、」
少し間があった。その間に広はまたあのケチ臭い店員のような名前ではないかと心配する。
「私は、パソ子という名前です。」
ふーーん。……………うわぁ、このなんともいえない感じ、いちばんきつい。
ジョン・タロー・ハローよりマシだが.
そんなことがあり、パソ子と広の冒険が始まるのであった。




