◇File#01:朝霧
名前/朝霧
種族/人間
職業/神祇官LV90
サブ/戦姫LV90
所属/〈放蕩者の記録〉ギルドマスター
性別/女性
容姿/髪の色は濡れた様な綺麗な黒髪。それを水引でポニーテイル状に纏めてある。ほどくと腰の辺りまでの長さ。
瞳の色は藤紫色。
目鼻立ちは少しほっそりとしていて、すっきりとしている。
肌は、一応薄い肌色だが…どちらかといえば、白色に近い。
身長は、175cmと女性としては少し高め。
見た目の年齢は、20〜25歳位。
装備/アイテム1:[天照の神衣]
〈神祇官〉専用の幻想級防具。着用者に太陽神とその神使であるヤタガラスと鳳凰の恩恵を与えるとされ、光輝属性魔法からのダメージ軽減と状態異常への高い耐性性能を誇る。鮮やかな緋色の巫女服に、黄金色の糸で左袖に刺繍された鳳凰と白銀色の糸で右袖に刺繍されたヤタガラスのデザインがとても綺麗で、この優美なデザインを好んで着用する〈神祇官〉がいるという。
アイテム2:[神刀・天照]
クエスト『天津神の神託』で入手できるクリア報酬。『厄災を祓う太陽神の神威が宿りし神聖な刀』というフレーバーテキストの通り…霊体系、アンデット系、種類名に“邪”が付くのモンスター系に対して与えるダメージが上昇する特性を持つ幻想級装備。
アイテム3:[神弓・天照]
クエスト『天津神の神託』で入手できるクリア報酬。『厄災を祓う太陽神の神威が宿りし神聖な弓』というフレーバーテキストの通り…霊体系、アンデット系、種類名に“邪”が付くモンスター系に対して与える攻撃のクリティカル率を上昇させる特性を持つ幻想級装備。
アイテム4:[天照の御鏡]
クエスト『三貴神からの神託』で入手可能な〈神祇官〉専用の幻想級の護符。『太陽神の厄災を祓い清める加護が与えられた鏡』というフレーバーテキストの通り、多くの状態異常に対する高い耐性効果がある。また、回復・障壁魔法の射程を伸ばす効果とダメージ遮断障壁の耐久力が大幅に向上するという高い性能を兼ね備える為、多くの〈神祇官〉が求めてやまない垂涎の品。
アイテム5:[天照の戦鎧]
〈神祇官〉専用の幻想級防具。〈神祇官〉が装備可能な数少ない金属鎧で、〈守護戦士〉や〈施療神官〉の装備する金属鎧よりやや性能は劣るものの、高い防御性能と筋力の向上という性能は、防御力と攻撃力の低い〈神祇官〉にとってはとても有り難いもの。その為、前線で戦う多く〈神祇官〉には憧れの品。
アイテム6:[遮那王の水干]
十何年か前の〈F.O.E〉主催の公式PvP大会の優勝景品。装備者の回避率と跳躍力を大幅に向上させる一方で、防御性能はあまり高くない。その為多くの者は『ジョークアイテムの一種』と揶揄しているが、朝霧はその高い回避率と跳躍力向上の特性に目を付け、敢えてPvP専用の装備として愛用している。
アイテム7:[黒き神狐の仮面]
連作クエスト『豊穣神狐祭』で入手可能な秘宝級装備。『五色の稲穂』というアイテム五つ全てを神狐の社に奉納する事で入手できる。アイテムの性能はあまり高くはないが、特殊な特性に『装備中、別のメイン職業への転身』というものがあり…設定した他のメイン職業の能力や特技に変換でき、それを使用する事も可能(各々の特技の習熟度は、本来の職業の特技配置に連動)。しかし、装備中は本来のメイン職業の能力や特技を一切使用できない上、装備中は職業の選択設定をできないという不便性がある為、自ら進んで入手しようというプレイヤーはいない。
アイテム8:[白き天狐の仮面]
連作クエスト『豊穣神狐祭』で入手可能な秘宝級装備。『五色の稲穂』を入手する五つのイベント全てをクリアすると入手できる。アイテムの性能はあまり高くはないが、特殊な特性に『装備中、別のサブ職業への転身』というものがあり…設定した他のサブ職業へ変換できる(変換後のサブ職業のレベルは本来のサブ職業と同等)。こちらも、装備中は本来のサブ職業の能力やスキルが使用不可となる上、装備中に他のサブ職業への選択設定はできない様になっている。
アイテム9:[鷲獅子の召喚笛]
レイドクエスト『死霊が原』をくぐり抜けた者達にのみ与えられる希少な召喚笛。〈不死王〉の目論見をくじくために共闘した〈翼持つ者たちの王〉が友情の証として与えてくれる。搭乗可能時間は、一日4時間のみとなっている。
アイテム10:[騎乗用大型狼の召喚笛]
中国サーバーでよく見られる〈騎乗用大型狼〉を召喚する笛。〈騎乗用大型狼〉の体長は三メートルにも達する。馬の走れない様な悪路でも問題なく走れる為、中国サーバーのギルド〈楽浪狼騎兵〉の様に愛用している者がいる。朝霧は知人の所属する三国志の英雄達が大好きな者達の集うギルド〈三国志演義〉の中国サーバー遠征に同行し、その際に入手したという経緯がある。
アイテム11:[汗血馬の召喚笛]
中国サーバーのレイドクエストのクリア報酬。地上を走る生き物の中でもかなり速い部類に属し、召喚可能時間も3日以上とかなりの長時間活動が可能な為、長距離の移動には最適。朝霧は中国人の知人を訪ねて中国サーバーを訪れた際に大規模戦闘に遭遇、たまたま居合わせた初対面の日本人達でレイドに挑戦し、見事レイドを制して入手した。
備考/プレイ歴20年の超ベテラン廃人プレイヤーで、日本で数少ない大隊規模戦闘の指揮経験者。〈天照の巫女〉や〈緋巫女御前〉の二つ名で知られ、〈緋巫女御前〉の二つ名を知る者や古くからの彼女の知人・友人達には親しみや畏敬の念を込めて『御前』と呼ばれている。
選択ビルドは、〈戦巫女〉と〈弓巫女〉の両ビルドに特化した育て方(※回復職としての〈神祇官〉の育て方を怠ってはいないし、全特技は秘伝ランクまで上げてあるが、彼女の戦闘スタイルがこの育て方にさせた)。
〈エルダー・テイル〉を始めたきっかけは、今は亡き叔父・貴昭から薦められた事。
当時の貴昭は、〈F.O.E〉の開発部門チーフを務めており……その関係上で、導入パックを容易に入手できた。
始めた当初は、叔父のキャラである狼牙族の〈武闘家〉『銀狼』や当時ベルセルクのプレイヤーが使用していた人間の〈守護戦士〉『セイグリッド』、弟の幸村や姉の夜櫻と共に海外を中心に活動を展開、貴昭死去の後は親しい友人達と共にパーティーを組んでクエストやレイドに挑戦していた。
その後、キルリアとパーティーを組んだ事がきっかけとなり、新規参入したばかりの初心者を育成する事に重点を置く様になった。当時、まだ初心者であったクラスティと出会ったのも丁度この頃。
クラスティが一流プレイヤーに成長してからは、レギオン集団〈共鳴の絆〉を結成し、海外サーバーや日本サーバーにある様々なレイドやレギオンに挑戦していた。〈大隊規模戦闘の女王〉の二つ名は、この頃に付けられた。
〈D.D.D〉結成後は初代三羽烏の一人、副総長としてギルドの運営や新人育成等に長い間尽力してきた。現在の〈D.D.D〉の教導部隊の礎を築いたのも彼女。
〈D.D.D〉が大規模組織化した事と後継者である櫛八玉が成長した事をきっかけに〈D.D.D〉を脱退。その後、内部からではなく外部から〈D.D.D〉を支えようと〈久遠の絆〉(※後の〈放蕩者の記録〉)を結成した。
大中小の様々なギルドと深い関わりがある為、意外と交友関係が広く……中小ギルドのギルドマスターとは言え、その影響力は決して侮れない。しかし、本人はそれを悪用しようなどと考えた事は一度もなく……そんな考え方を持つ彼女だからこそ、交友関係にあるギルドからは全幅の信頼を置かれている。
他にも、複数の二つ名を持ち、〈戦場のコーディネーター〉、〈PvPの鬼姫〉、〈アキバの女帝〉、〈先見の巫女〉というものがあるが……本人は、まるでアキバの影の支配者であると思わせる様な二つ名である〈アキバの女帝〉を快く思っておらず……呼ばれる事を全力で拒否している(カンザキが、からかいで呼ぶ事があり……呼んだ際には、ハリセンやチョップの重い一撃を脳天にお見舞いしているという光景がギルド内でよく見られる)。
また、〈先見の巫女〉は先の先を見据えた戦闘や行動を行う為に付けられた二つ名なのだが…本人はそう呼ばれるのがとても気恥ずかしい様で、そちらの二つ名で呼ばれるのもあまり好んでいない。
メインは、レイド挑戦や新人育成で活動しているが…公式PvP大会へ参加する事もあり、三回の優勝と十数回の上位入賞経験のある実力者。
常に先の先を読み、現状の置かれている状況を鋭い洞察力で明確に観察・分析し、『最良の状況を作り出す一手』『最善の状況に持ち込む一手』『最悪の状況を覆す一手』を考え……十手先までを計算し、行動する様にしている。
過去に、身内や友人を不慮の事故や急な病で亡くした経験がある為、知人や友人、大学の後輩である早苗や愛子、〈共鳴の絆〉の戦友達、クラスティ達〈D.D.D〉メンバー、現在のギルドメンバー等をとても大切にしており……それらを傷付け、侮辱する者に対しては決して容赦はしない(※容赦はしないが……ソウジロウの様に、明確に敵味方という区別して排除する様な事はしない)。また、大切にしている人達に変事が起こった際は、普段の冷静沈着な態度が崩れ……感情を露にしてしまうという側面を持つ。
ギルドメンバーやクラスティ達〈共鳴の絆〉の仲間達には内緒で、〈暗殺者〉で〈追跡者〉のサブアカウントの緋椿というキャラを持っている(このサブアカの存在は、姉弟の夜櫻と幸村、付き合いの長いベルセルク、後輩の早苗、初心者時代にパーティー戦の基礎を教える為にこちらのキャラで一緒にパーティーを組んだシロエとこちらのキャラと組んだ事のあるにゃん太の六人のみしか知らない)。
現実世界での名前は、風見朝香[※旧姓は雨宮]。
50代後半のIT企業の社長で、現実世界でのクラスティのプレイヤーのプライベートを知っている。
家族は、夫と息子の三人。
親族は、姉と弟に…姉の娘である姪四人と甥四人、弟の娘である姪一人。
実家の祖父が古武術を教える師範代だった事もあり、彼女も古武術の剣術と弓術の師範代の実力を持つ。