第898話 古木の関門砦
ファーレン中部のとある町。何の変哲もない街道沿いの町だが、ここには大きな関門が備えられていた。しかし、街道にはない。
奥深い森へと続く道の先に、その関門は存在する。門の向こうに道はない。ただ、森に住まうダークエルフ達でも深入りを避けるほどの、深緑の森が続く。
そう、この関門は人が済む地域を区切るためのものではなく、人とモンスターの領域を隔てるためのものだ。
二本の古い大樹を門柱とし、びっしりと術式の刻み込まれた巨大な木の門扉が聳え立つ。周囲を囲む木柵は一見すると貧弱そうに見えるが、絡みついた蔦や茨は外敵に反応して襲い掛かる召喚獣の一種であり、さらには神官が扱う各種結界を強化する、結界機の役割も果たす。
大樹の高所にはそれぞれ天守となる大きなツリーハウスが設置され、そこから周囲の高木に備えられた詰所や見張り台へ、蜘蛛の巣のように足場が渡されている。
この関門砦は深い森の奥から時折、溢れて来るモンスターの大群への備えとして、古くからこの町を守り続けてきた。
基本的に、森はモンスターの領域である。深ければ深いほど、多種多様な動植物にモンスターが生息し、より大型で強力な存在も現れる。地脈や龍穴といった魔法的な地理要因もあれば、ドラゴンが住み着くこともあり得る。
良くも悪くも、この周囲一帯に広がる森は、それなりに太い地脈が複数本通る、大きな龍穴が最奥にある立地だった。強大な星の魔力は人にとっても大地の恵みという形などで恩恵を与えることも多いため、モンスターの襲来に対応してでもここに住むだけの理由となっていた。
しかしながら、最近は少しずつ周辺の開拓も進んだお陰か、あるいは地脈の変動があったせいか、昔のような頻度でモンスターが出て来ることはすっかりなくなり、関門砦としての役割が忘れ去られつつあった。
万が一に備えて、と町の老人達が口を酸っぱくして言うものだから、仕方なく砦としていつでも使えるよう、最低限に手入れをしていたような状態であったが……古木の関門砦には今、往年のモンスター大襲来の発生時が如く、大勢の人が詰め掛けていた。
「……また避難民が増えたか」
司令部たる古い大樹の天守にて、一人の男が重苦しい溜息を吐いてつぶやいた。
「兵士も一緒のようですし、多少は戦力になるかと」
「どいつもこいつも、ズタボロじゃあねぇか。あんな奴らに、今すぐ戦えなんて言えるかよ」
「では、追い返しますか。流石に、もうここの収容人数にも限界が……」
「馬鹿なことを言うんじゃねぇ。死に物狂いで逃げて来た連中だぞ、黙って受け入れてやれ」
「物資にも限りがあります。そろそろ食料だって底を尽きそうで————」
「対策は考えている。お前はそんなこと気にするな。もう行け」
「はい、ディラン様」
かっちりとした一礼をしてから、報告を告げたダークエルフの騎士は退室していく。その姿を見送ってから、再び男は、ディランは溜息を吐いた。
「はぁ……なんでこんなことになっちまったんだ……」
ランク5冒険者ディラン。
本名、ディラン・コナハト。古い国境の町コナハトを代々受け継ぐ、由緒ある一族の跡取り息子……というのは昔の話。
兄弟との家督争いを避けるため、若気の至りで、己の信念に従って、理由は色々あるのだが、ともかくディランはコナハト家を出奔し、自らの力のみを頼りに裸一貫冒険者として生活を始めた。それが今から50年前。まだまだ右も左も分からないくせに、世界の全てを分かって気でいるような、高慢で愚直な少年時代である。
それから相応の年月を経て、ディランは剣と精霊魔法の腕を磨き上げ、孤高のソロ冒険者でありながら、ランク4の高みまで登って来た。だが、いまだに熱く燃え上がる自尊心と向上心から、最高位たるランク5を目指し、少々無茶な真似をしてでも高難度クエストに挑んでいた頃に発生したのが、黒き森のセントラルハイヴ攻略である。
結果的に、セントラルハイヴは無事に攻略された。黒き森の巫女ブリギットと、スパーダの英雄と名高きランク5冒険者パーティ『エレメントマスター』の活躍によって、害虫王キングアラクニドが孵化する前に、その卵を抱えた女王蝶クイーンバタフライの討伐に成功したのだ。
ディランはその時の戦いで、女王の間へと突入を果たした精鋭の一人となっていたが……本物のランク5冒険者クロノの力を前に、自分がどれだけ己惚れていたかをようやく自覚した。
そうして自分の気持ちにも一区切りがついたセントラルハイヴ攻略戦後は、地道に自らの実力を高めるための鍛錬に集中し、少しずつ、けれど着実にランク5の高みを目指して新たな一歩を踏み出したのだが————何故だかその直後に、頻発した高難度クエストの数々。
ファーレン国内を修行の旅として点々としていたが、行く先々で立ち塞がる強力なモンスターや、凶悪な盗賊団。その気は全くないのに、何故か毎回巻き込まれ、死に物狂いで戦い抜いて生き残り……そして気が付けば、ディランはランク5になっていた。
「こんなことになるのなら、ランク4のままでいれば良かったぜ」
功績の数々がギルドに評価され、ランク5へと昇格した直後のことである。十字軍が、ファーレンへと侵攻を開始した。
そしてここ最近続いている巻き込まれ体質のままに、ディランは最初の国境線から十字軍と戦うこととなった。肩書きこそランク5であるが、多勢に無勢の上に、使徒と呼ばれる隔絶した敵の最強戦力。
勝てるはずもなく、ディランも大した抵抗をすることもなく、ファーレン軍と共に敗走に敗走を重ねた。首都ネヴァンが陥落しても、命からがら逃げ延び、そうして行きついたのは二度と戻ることはないと誓ったはずの故郷コナハトである。
久しぶりの家族の再会。永遠に解かれることはないと思っていた因縁や確執も、50年という歳月と、ファーレン滅亡寸前という非常時にあっては、驚くほどあっさりと解けて行った。
けれど、十字軍の勢いは止まらない。今や立派なコナハト領主一族となった兄弟達は、最後まで故郷に残り戦い城を枕に討ち死にを果たした。
そしてディランは再び逃げ延びた。だが、ましたしても気が付いた時には、自分はもうただのソロ冒険者ではなくなっていた。
家族と和解を果たしたことで、再びコナハトの姓を名乗ると同時に、ランク5冒険者という実力者としての肩書を持つディランは、この期に及んでは生き残ったダークエルフ達の中で、最も高い立場となっていた。
コナハトから共に落ち延びた兵士を中心とした、ファーレン軍の敗残兵達は、自然とディランの下についた。各町村から逃げ出した避難民も、まとまった戦力を持つディラン達を頼ってついて来る。
そうして人が集まれば、ここにみんなが集まっている、みんながいるから安全だ、との噂が広がり、さらに人々が集まって来る。
そうして、あれよあれよという間に、ディランはファーレン中部一帯から集まった敗残兵と避難民を抱える、最大勢力となっていた。
しかし、とても十字軍に対抗などできはしない。誰も彼も戦に敗れるか、着の身着のまま逃げて来ただけの、敗北者の集まりに過ぎない。物資を確保しつつ、ひたすら逃げ延び、隠れ潜む。
この古木の関門砦へと辿り着いたのも、膨れ上がった人数を収容した上で、守りやすく、それでいて森の中で見つかりにくい。絶好の隠れ家であったからに過ぎない。
だがしかし、ここもまた安全を保障するものではない。ファーレンの占領が進めば、いずれ必ず見つかるし、そうでなくてもこのまま避難民が増え続けるだけでも、とても生活していけない。
破滅はすぐ目の前に見えている。けれど逃げ場があるわけでもない。ここは森の奥のどん詰まりだ。
いよいよ食料さえ心許なくなってきた。さっきの騎士には「考えがある」などと言ったが、今の自分達に出来る手段など、後はもう大量の犠牲覚悟で更なる森の奥部を突っ切り、モリガン目指して強行軍を敢行するくらい。
もし本当にそれを実行すれば、過酷な強行軍に女子供と老人はついていけない。兵士であっても、半分は脱落するだろう。
森の奥を通るというのは、それほどまでに過酷な道行。けれど、腹が膨れればそれ以上は襲わないのが人喰いモンスターだが、一人残らず殺し尽くすまで止まらないのが十字軍である。
多少なりとも生き残れる目があるだけ、強行軍をする方がマシだと理屈では分かっている。
「くそっ、そう簡単に見捨てられれば、こんなに苦労はしねぇんだよ」
天守から眼下を見下ろせば、炊き出しに並ぶ人々の姿が見えた。まだ食料は、ここにいる全員へと行き渡っている。
誰も彼も疲れ果てているが、それでも一時の安寧を得て、僅かながらも笑顔が浮かんでいる。
彼らの顔を、再び絶望に染めなければならないのか。そして、それをする判断を自分がしなければいけないのか。
「ガキの頃の俺はバカだったが、それでも一番良い選択をしたわけだ」
やはり自分は領主なんて向いていない。冒険者になって正解だった。つくづくそう思うが、今はもう単なる冒険者ではいられない。
すぐにでも、決断を下さねばならない時が迫っている。
「なぁ、クロノよ、アンタみたいな英雄なら、こんなどうしようもねぇどん詰まりでも、何とかできるもんなのかよ————」
そんな事を言いながら、自棄になってもう飲んじまうかと、秘蔵の酒瓶へ手を伸ばしかけたその時だった。
「敵襲っ!!」
鋭い叫びと、敵襲を示す角笛が森の砦に木霊する。
「ちっ、とうとうここも見つかっちまったか……」
恐らく、尾行されたのだろう。ここへと逃げ込んでくる敗残兵や避難民の数は、あまりにも多すぎる。
ダークエルフの根城が彼らの行く先にあると推測し、泳がせて居場所を突き止めるのはあまりにも当然の手段であった。遅かれ早かれ、こうなるだろうことは予測していたが……どうやら、いよいよ自分の運も尽きようとしているらしい。
「急いで配置につけ! おい、敵の規模はどんなもんだ」
「おおよそ、千を上回るほどの数かと」
「ちいっ、千人規模かよ……他の占領部隊と合流して、きっちり頭数揃えてから来やがったってことか」
勇んで占領部隊一つだけで襲い掛かって来るようであれば、数だけはそれなりに揃った自分達でも十分に返り討ちにできる。疲労と装備の消耗を差し引いてたとしても、数と地の利があればそうそう負けはしない。
だが相手もしっかり数を揃え、本腰を入れて砦を落とす気概でもって攻め寄せて来れば、この敗北者の寄せ集めでしかない古木の関門砦が、どれだけもつか。
「いいかお前ら、覚悟を決めろ。ここが正念場だ」
ディランは自ら防衛の先陣に立ち、兵を鼓舞する。
右手には鍛え直した愛用の炎の魔剣である、真紅に輝く大ぶりのフランベルジュ。左手にはクリスタルとエメラルド、二色の輝きを発する二つの魔力結晶が組み込まれた短杖を握る。
すでに呼び出した相棒たる精霊は、小さなイルカ型が二匹。一匹は長年に渡って自分を支え続けてくれた、水属性のイルカ。そしてもう一匹は、セントラルハイヴ攻略後にやっと扱えるようになった、風属性を司る新しい緑色のイルカであった。
「キューイ!」
「キュキュゥーイ!!」
主と同じように、勇ましく鳴き声を上げるイルカは音の出るぬいぐるみのようであるが、その身から発する上級精霊に相応しい魔力の気配から、ダークエルフの兵達が軽んじることはない。
強力な上級精霊を二匹も従えたディランの姿に、流石はランク5冒険者だという尊敬の視線が集まっていた。
「さぁ、かかって来いよ薄汚ぇ侵略者共が。森ん中でダークエルフに喧嘩売ったこと、後悔させてやるぜっ!!」
「————まったく、本当にこんな森の奥まで逃げ込んでいるとはな」
うんざりしたように馬上でそう言うのは、古木の関門砦と呼ばれるダークエルフ達の隠れ家への襲撃を指揮する、占領部隊を率いる男爵であった。
「しかし、だからこそ他の者も今まで見つけられなかったのでしょう」
「それを見つけ出した我々の活躍を、どうぞお忘れなきようお願いしたしますよ、男爵閣下」
「無論だ、お前達は実によくやってくれた。有能な配下を持てて、この私も鼻が高い」
逃亡中の避難民の集団を見つけ、即座に襲い掛かって殲滅するという短慮を起こさず自制し、尾行して隠れ家の発見までこぎつけたのは、本当にただの幸運であった。
男爵は煌びやかに飾り付けた鎧兜に、立派な体躯の軍馬とその馬鎧も抜かりなく壮麗に仕上げており、外見としては戦場に立つシンクレア貴族として恥ずかしくない姿である。
だがしかし、その実は借金まみれによって飾り立てたものであり、今回のファーレン攻略に乗ったのも、男爵直々に占領部隊を率いて森を行かねばならないのも、ひとえに一刻も早く自ら功を得なければならない焦りからによるものだった。
いわゆる、貧乏男爵。広大なシンクレアの地方には、どこにでもいるありふれた存在である。
幸い、首都ネヴァン攻略も損害なしで無事に乗り切り、すでに最低限の利益は確保できている。けれど、まだまだ足りない。下手に小金を稼いだとて、強欲商人によって毟り取られるのみ。
男爵として躍進するためには、より大きな儲けが必要だ。
そして、その望むだけの利益がすぐ目の前まで迫って来ている。
「ダークエルフが上手く逃げ隠れしたせいで、奴隷調達は随分と難航しているという……ここで大量に仕入れられれば、高値で売り捌けるに違いない」
「他の占領部隊でも、いまだにまとまった数を捕まえていないようです。しばらくの間は小出しに売っていれば、さらに値を釣り上げられるかもしれませんね」
「なるほど、それはいい。お前もなかなか商才があるではないか、はっはっは!」
そんな皮算用を直臣と上機嫌にしながら、いよいよ敵の立て籠もる砦が見えて来る。
「むっ、思ったよりも規模が大きいようだ。あんなモノをこんな森の奥に建てるなど、何を考えているのやら」
「奴らにとっては、ここは森の奥ではなく、自分達の生活圏なのでしょう」
「ふん、野山を駆ける獣と変わらんな」
「————報告いたします、男爵閣下! 砦には多数のダークエルフが潜伏している模様。間違いなく、ここが奴らの根城です!」
「よしよし、ここまで来た甲斐があったな。攻城戦の陣形を展開させろ」
「すぐに突撃せずとも、よろしいので?」
「あの規模の砦に、負け犬の寄せ集めとはいえ人数もそこそこ揃ってはいるようだ。ここで焦って我らが先走ってしまえば、手痛い反撃を喰らう恐れもある。ここは存分に、我らが同胞達に協力をしてもらおうではないか。どの道、奴らに逃げ場などない。じっくりと追い詰めてくれる」
男爵の命により、占領部隊は即座に突撃を敢行せず、砦前で陣を整え直した。向かってきた方向から、半包囲するように展開。
巨大な門扉を備える大樹の関門だが、その先に道などないことは偵察結果から分かっている。そちら側の門を開け放ったところで、広がっているのはより深く鬱蒼と木々が生い茂る深緑の迷宮。いかにダークエルフといえども、着の身着のままで逃げ込むのは無理がある。
よって、彼らが脱出、突破するには自分達がやって来た方向の道しかありえない。万に一つも逃げられる可能性を潰すため、数を活かして陣を敷く。
「ええい、まだ終わらんのか、このノロマ共が!」
「も、もう少々、お待ちください男爵閣下」
だが如何せん、指示した通りの陣を敷くのに時間がかかりすぎていた。砦に辿り着いてより、早くも半日が経過しようとしている。
練度不足というより、兵力を補うために他の貴族や騎士、あるいは傭兵団を集めた連合部隊の弊害である。それぞれの思惑もあり、そうでなくとも単純な連絡・連携不足により、速やかな陣の展開には難があった。
それでも、流石に日が落ちるより前に攻勢をかけたいという思いは一致しており、昼過ぎにはどうにか半包囲の陣形は形になるのであった。
「ようやく終わったか、素人共め。さっさと攻撃を仕掛けるぞ。日が落ちれば、夜に紛れて逃げ出す奴らもでるかもしれんからな」
「はっ、全部隊、配置につき攻撃準備は完了しております!」
「よし、一気に捻りつぶしてくれる————」
満を持して、攻撃開始の号令を男爵が発しようとした、正にその瞬間であった。
ドンッ!! と轟音が森を揺るがす。
それも一度ではなく、二度三度、断続的に爆音が響き渡って来る。
男爵が何事かを振り向けば、自陣の後方から濛々と黒煙が立ち昇っていた。
「て、敵襲ぅー!」
「後ろだぁ! 後ろから敵がっ!!」
「背後から敵の奇襲だとっ!? 一体、どうなっている!」
男爵の叫びは、俄かに騒然となった場に掻き消え、その疑問に応える者はいなかった。
だが、目に見えるだけでも激しい爆発が断続的に炸裂し、とても少数の部隊が玉砕覚悟で突撃してきただけとは思えない。あれはもっと大規模に、数も火力もしっかり備えた上で、整然と攻撃を仕掛けてきたとしか考えられない激しい攻撃であった。
どうするか。即座に背後の奇襲に全軍で対応するのが自然であるが、もう目の前には追い詰められたダークエルフが陣取る砦が聳えている。
ここで下手に奴らに背中を向ければ、その瞬間に門を開いて打って出て来るのでは。
「ま、まさか、我らを誘き出すための、罠だったのか……」
敵の根城を見つけ出し、部隊を集めてやって来たところを、伏兵によって挟み撃ち。瞬時に脳裏に浮かんだ卑劣な敵の策略を確信したところで、男爵に残された時間は切れた。
緑の木々の上に広がる青空に、キラリと輝く一筋の光。それは正に、青天の霹靂と言うべきか。
バリバリと激しい雷鳴を上げながら、黒い稲妻と化してソレは落ちて来た。
炸裂する黒き雷光と、衝撃波が隊列を組んで並んでいた兵士達を消し飛ばす。黒々と焦げ跡が焼き付く地面の中央に、一人の小柄な少女が立っている。
長い白銀の髪。真っ白い肌と、人形めいた美貌に浮かぶ真紅の瞳。かつて聖なる純白の法衣を纏っていたその身に、今は魔を象徴する漆黒の衣装が翻る。
その顔、その姿、そして手にした黒き反逆の十字槍。
「だ、第七使徒、サリエル……」
少女の正体を言い当てたのが、男爵が残した最後の言葉となった。
「その首、貰い受ける————」
神に逆らう魔槍の一撃を、借金で用立てした鎧兜で防ぐのは不可能であった。