第888話 ベルドリア攻略反省会(3)
天空戦艦シャングリラ。エルロード帝国軍が誇る最大最強の戦略級古代兵器である。
このシャングリラが停泊するのは、大迷宮の第五階層にある広大な格納庫。空飛ぶ巨艦であるシャングリラ一隻を収めても全く問題ない容積を誇る。その広さから、かつてはシャングリラ級の戦艦を何十隻も並べていたのだろうと想像させた。
今は広大な格納庫のど真ん中に、たった一隻しか存在しないが……圧倒的な制空力を担うシャングリラを収めるこの場は、帝国においてはリリィ女王の座す白百合の玉座に次いで、最重要機密とされている。常時、厳戒態勢の警備は勿論、立ち入る人員は厳しく制限され、シャングリラを改修、整備する技術者や魔術師にも、一部の例外を除いて最低でも簡易仕様の『フェアリーリング』の装着が義務付けられていた。
そんな帝国軍のトップシークレットが存在する格納庫は、いつも緊張感のある空気に包まれているが、今日はそれ以上に張り詰めた雰囲気がこの場を支配している。
「それでね、もっといっぱいドドドーッ! ってできるようにするの!」
研ぎ澄まされた緊迫感の中、能天気にはしゃぐ幼児の声が格納庫に響いて行く。
勿論、この緊張の原因となっているのは、リリィ女王陛下その人が参られたからであった。今日の女王は幼い姿のままで、妖精らしいニコニコと上機嫌な笑顔を振りまいている。ここに務める大半はホムンクルスなので、元からリリィに忠実な奴隷人形であるが、そうではない者にとっては、あの笑顔が消えた時、一体どんな恐ろしいことになるのかと戦々恐々と推移を見守るより他はなかった。
元よりリリィ女王の恐ろしさは帝国中に広まっているが、先のベルドリア攻略にて、幼女状態でも一人で竜騎士団を蹴散らせると証明され、より一層の畏怖を深めた。万一あの子の機嫌を損ねれば、どーん! ってされて消滅する。
そんな彼らの思いなど知らぬとばかりに、リリィは元気よくシャングリラの甲板を走り回っていた。
「あっ、はい、そうですね」
その小さな後ろ姿に続くのは、この場の責任者である魔導開発局長シモンである。傍らには、今はすっかり専属秘書のような立場となってしまった、ホムンクルスのシークが静かに立つ。
他に同行する者はいない。責任者として、女王陛下のお相手は全てシモンに押し付けられていた。
「私はもっと大きくドーンってできるようにしたいです」
「そうですね」
リリィの方はもう一人、フィオナも連れて来ていた。
外見だけはミステリアスで美しい魔女だが、言ってる内容は幼女リリィと大差ない。この人、天才なのにどうしてこうなんだろう、とシモンは思うが、そんなことを言葉にするような愚は決して冒さない。
「ええーと、それじゃあ、シャングリラには『星屑の鉄槌』の発射装置の新設と、第三主砲を大口径化ということでいいですか」
「いいよ!」
「それでお願いします」
リリィとフィオナの二人は、何もシモンの職場へ冷やかしに来たわけではない。ベルドリア攻略戦を経て、次なるシャングリラの改修案を相談するために視察も含めてやって来たのである。
シモンとしても、やはり戦場で稼働する天空戦艦に乗り合わせたことで、貴重な実戦データを収集できた。それに基づき、更なる改良を施すためのアイデアを山ほど持ち帰って来たわけだが、結果的には戦っている最中より、帰って来た今の方が遥かに忙しい。
「でも、スタダってリリィさんじゃなくても、ちゃんと操作できるの?」
クロノ命名のカッコイイ新兵器名を略して言うシモンの問いに、リリィは小首を傾げて答える。
「できるよね?」
「僕が聞いてるんですけど……まずは試してからの方が、良さそうですね」
「みんなー、ちょっと撃ってみてー」
「今じゃなくて!!」
シャングリラ配属の妖精達が新しいオモチャを試せるとでも言うように、嬉々としてすぐ隣に格納されている『ヴィーナス』へと飛んで行くのを、シモンは叫んで止めた。
妖精達は帝国軍の情報通信を支える要だが、同時に無邪気で悪戯好きな性格の者が多い。彼女達ならば、本当に後先考えずに格納庫内でミサイルぶっ放すだろう。
「とりあえず、他の妖精達でも問題なく制御できるかどうかの試作を経てから、新たな対空兵器として実装するから」
「うん、いいよ!」
肝心の戦闘能力を妖精頼みにするのは若干の不安はあるが、シモンもリリィが駆る『ヴィーナス』の力を見せつけられている。あの高機動高火力はリリィでしか実現しえないものだが、テレパシー誘導式ミサイルである『星屑の鉄槌』ならば、他の妖精達でも同様に使用できるはずだ。
そこそこの魔法杖を作るお値段のミサイル一発で、竜騎士一人を撃墜できるならば非常にコストパフォーマンスが良い。
竜騎士でなくとも、空飛ぶシャングリラへ攻撃できる存在となれば、それなり以上の空中機動力を持つ。飛竜であれ、天馬であれ、その他の飛行モンスターであっても、高い追尾性能を誇るミサイルは、機銃のみに頼るよりも遥かに有効だろう。
上手くいけば敵航空戦力の迎撃だけでなく、地上攻撃にも使える。その気になれば、大砲の射角を気にすることなく、真下だって狙えるのだから。
「まずはスタダからやるとして……第三主砲の大口径化は、新型を鋳造するところからになるから、ちょっと時間かかるけどいいですか?」
「それはしょうがないですね。構いませんよ」
「あと単純に口径広げるだけじゃなくて、もっと耐熱性を上げるか、術式との親和性を上げとかないと、砲身がもたないみたいだから、その辺の改良も必要になりそう」
今回の戦いで、フィオナはシャングリラからの砲撃支援だけに徹していた。持ち込みの新型魔導砲弾である『ソレイユ弾頭』を用いて、上陸部隊の掩護をするために第三主砲から首都を砲撃したのだ。
いつかのお披露目会で見せた通り、クレーターを穿つ超高熱の大火力を発揮し、ベルドリア防衛軍を恐怖させたが……三発撃ったところで、砲身が赤熱化してそれ以上の使用ができなくなってしまった。
原因は、物理的な摩擦によって発する熱だけでなく、それに加えてソレイユ弾頭そのものが発射する瞬間に高熱化する上に、その特殊な術式によって砲身にも影響を与えるからであった。それは砲弾の連発に耐えうるよう設計された頑強な砲身を、融解一歩手前まで熱するほどである。
如何に強力なソレイユ弾頭とはいえ、僅か数発で主砲が使用不能になるのはリターンが見合わない。早急な改良が必要だが、そのためには新たな主砲がいる。一朝一夕で解決できる問題ではなかった。
「一応、私の方で砲身に刻む緩和術式の試作を用意しましたので。試してみてください」
「そういうところは、流石だよねフィオナさん」
「今は私も立派な工房を持つ魔女ですから」
その工房がどこに存在するのか。それはクロノとリリィですら知らない、また別のトップシークレットであった。
古代遺跡の力をよく知るシモンだからこそ、リリィの目を盗んで自分だけの秘密工房を用意するのがどれだけ難しいか理解できる。やはり、リリィ最大のライバルは伊達ではない。
これ以上、深く突っ込んだら藪蛇だと思って、シモンは素直にフィオナから改善用の新術式が描かれた巻物を受け取る。
「それにしても、改善案全部やっちゃうと、流石にこの甲板も狭くなりそうだよ」
「ええー、ドラゴンも載せなきゃいけないのにー」
「ドラゴン、いります?」
「いるのぉ!」
「搭載する竜騎士を増やすのはお兄さんからも勧められてるから。それにシャングリラにも元々、結構な広さの格納庫があるから、やっぱり古代でも沢山の航空兵器を載せて運用していたんだよ」
そして恐らくはそれが最適解なのだろうとシモンは推測しているし、実際にベルドリアの竜騎士団との戦いにおいて、守るにせよ攻めるにせよその有効性は示された。機銃と魔術師部隊だけに防備を頼れば、恐らくはラシードに乗り込まれていただろう。
大規模な竜騎士団の襲来を一方的に撃退したように感じられるが……実際のところ、『ヴィーナス』を駆るリリィとベルクローゼンに乗ったクロノの空戦能力が異常だったからこそ。
大遠征軍にはベルドリア竜騎士団と同等、あるいはそれ以上の実力と十字軍の支援を受けたネロの主力竜騎士団『ドラゴンハート』が控えている。使徒が出張って来れば、クロノもリリィも手一杯となってしまう。
頼れる特化戦力がなくても、シャングリラの防備は盤石にしなければならないとシモンは固く決意していた。
「とりあえず、竜騎士を増やして乗せるだけならまだ多少の余裕はあるけれど……」
「サラマンダーも載せたーい!」
「ですよねぇ……」
などと噂をしたせいか、ちょうど格納庫へと三体のサラマンダーが降り立った。
真っ赤な鱗の代表的な姿のサラマンダーが二体と、紺碧に煌めく青い鱗のブルーサンダーが一体。勿論、この三体は野生のドラゴンではなく、つい先日に捕らえて連れ帰ったばかりの、ベルドリア竜騎士団が誇る騎乗用サラマンダー達である。
その背に誰も載せていない姿は、手綱を握る者がいないのかと不安にさせたが、
「わっはっはっはー! もう息が上がったのか、だらしないぞ小僧共!!」
リリィとはまた違った幼い声音が目いっぱいに響き渡ると、大空の覇者のはずのサラマンダー三体組みは揃ってビクりと体を震わせた。
彼らを追うように、格納庫から空へと通じる天空戦艦発艦用の垂直発進口から、真っ直ぐ急降下してきたベルクローゼンが舞い降りた。
声こそ幼い少女のものだが、その姿は圧倒的な威容を誇る漆黒の巨躯。我こそモンスターの頂点と言わんばかりに、黒竜の堂々とした姿でサラマンダー達の前に立つ。
「まったく近頃の若い者は、気合が足らぬのじゃ!」
などと老害パワハラ全開なことを言いながら、前脚でブルーサンダーの頭を掴んで揺さぶる。
「グウゥウ……キュゥウウウ……」
ドラゴンってこんな声が出るんだ、というほどに哀れな呻き声を漏らしながら、ブルーサンダーは黒竜の理不尽な可愛がりに精一杯耐えているのであった。
「ベルが一緒にいれば、サラマンダーも大人しくしてるから、大丈夫だよ」
「そうですね。じゃあ、広さだけなんとか確保しておくよ」
ドラゴン達が暴れて、俄かに騒がしくなった格納庫内だが、シモンはあっちの事情にまで巻き込まれまいと、決して目を向けようとはしなかった。
さて、それぞれ反省点は色々とあったようだが……ベルドリア攻略戦は大勝利に終わった。
勝った以上は、その栄誉を称えなければならない。そう、つまり勲章の授与式である。
「とうとう俺も、勲章を授ける側になるのか」
レオンハルト王から始めて勲章貰った時も緊張したもんだが、今もあの時と同じくらいに緊張している。やはり、こういう畏まったイベントには慣れないな。戦場の方が気楽に思えてくる。
などと魔王が弱音を吐くわけにはいかない。この帝国に、俺以上に畏まった存在はいないのだから。
これも経験だ、と思って俺は勲章の授与式へと臨むのであった。
「……」
そういうワケで俺は現在、漆黒の玉座の間にて、精一杯に厳かな雰囲気を出しながら、どっしりと玉座に腰かけている。
いまだに魔王の玉座は、このディスティニーパレスという見せかけだけの魔王城にある。ついこの間に、ネルの初体験が大失敗した魔王城だ。
見せかけだけなので、正しく勲章授与のような分かりやすいデモンストレーションに利用するべき、まぁ一種のイベントホールみたいなものというのが実態だろう。もっとも、ここが人跡未踏のランク5ダンジョン『神滅領域アヴァロン』に立地するのも事実ではあるので、俺が真の魔王らしい演出にはなっている。
思えば初めて大々的にここが活用されたな、と実感するほどには、今日は大勢の者がやって来ていた。
主催者である俺を筆頭に、リリィ以下、帝国を支える重臣達も勢揃い。そして本日の主役となる勲章授与者。その上さらに多くの来賓と、警備に侍従と、ディスティニーランドは開園以来の大賑わいだ。終わったら、このままランドで遊んで行ってくれてもいいぞ。
そんな大勢の生の目に玉座にいる俺の姿が晒されているわけだが、勲章授与という魔王の威信を示す儀式なので、この式典は大々的に帝国中へ生中継されている。現地リポーターは勿論、エリナ。俺が直々に御指名させてもらった。
そうして国を挙げての晒し者となる俺は、絶対にボロだけは出さないよう頑張って授与式を遂行中だ。
「————第一突撃大隊長、カイ・エスト・ガルブレイズ大佐」
「はっ!」
玉座の間に、力強いカイの返事が響き渡る。
こうして見ると、なるほど、カイもスパーダ四大貴族の生まれだけあるな、と納得してしまいそうなほどの風格が漂っていた。見慣れた軽装に大剣背負った姿ではなく、流石に今日はカッチリと高級将校用の帝国軍装に身を包んでいる。
ツンツンしたヤンチャな金髪頭も丁寧に整えられ、表情も死闘に臨むかのように真剣そのもの。精悍な美丈夫の姿がそこにあった。
「ベルドリア王城攻略において、降下作戦を実施。大隊を率い速やかに城内を制圧した、その功績を称え、帝国二等星章を授与する」
端的な戦功の説明含め、進行役はアインに任せている。流石は俺の副官。ほとんどの喋りは彼任せで、俺は最後に「ナントカ章を授ける」と一言だけ重々しく言い放って、メダルをかけてやるだけの簡単なお仕事だ。
本日すでに何人目かとなる、直立不動のカイにも、俺は滞りなくメダルを首にかけた。言葉は交わさないが、目と目が合うと、ちょっと苦笑してしまう。
お互い、慣れない真似をしているな、と。
そんな友人らしいシンパシーで通じ合いながら、式典は進行してゆく。
「混沌騎士団、特務大隊長ピンクアロー少佐」
「はい!」
そしてピンクが現れた。
勲章授与式に出るとあって、流石のピンクも帝国軍装に身を包んでいる————いるのだが、頭はいつもの桃色フルフェイスマスクに覆われていた。
授与者の列に並んでいる段階で、なんだアイツ……頭湧いてんのか……と彼女を知らない者達にはちょっとざわつかれていたが、ついに魔王たる俺の前に呼ばれて、より一層のざわめきが広がった。
「ピンクアロー少佐はさる事情により素顔を隠さなければならないことを承知している。しかし、魔王陛下により勲章を授ける時のみ、その顔を晒すことを許可する」
マジかよ、そんな深い事情があったのか!?
アインの説明に内心、驚愕する。
いやしかし、事情がなかったとしても、流石にピンクのワガママで被ったままです、とは言えないか。何もフォローもなければ、とんでもねぇド無礼女がいるぞ、と魔王の威信にも関わるし。
しかし幾ら何でも魔王という肩書を僅かでも貶めかねない要素を、ピンクのワガママ一点張りで許すわけがない。俺が許しても、リリィは決して許さないだろう。
ということは……やはりリリィでも納得するほどの事情があった上で、あのマスクを被っているということか。
無礼だから魔王の前でマスク脱げよ、ではなく、マスク脱ぐのを許す、という言い回しは、あくまでこっちは無礼を問うているのではなく、事情を鑑みた上でそれでも素顔を晒すのを寛大な魔王陛下はお許しくださったよ、というマウントを崩さないためのものだろう。
ならば、俺もピンクの素顔がたとえ大怪我で二目と見られない酷い有様であったとしても、一切動じずに勲章メダルをかけてあげようじゃないか。
それにしても、こういうサプライズはいらないんだよな……先に一言、言っておいてくれれば俺も覚悟できたのに。
などと思っている内に、アインの戦功説明も終えてピンクが俺の前へとやって来た。
そうして、これまで一度たりとも外すことのなかったフルフェイスマスクに手をかけ、ついに彼女の素顔が露わとなる————
「————『嵐の魔王』っ!!」
刹那、最速で抜刀。
最も魔王らしい姿を示すために、着用していた『暴君の鎧』は加護発動と同時に混沌主機を全開にし、エーテルの力を全身に行き渡らせた。
影より引き抜いたのは勿論、最も頼れる相棒『絶怨鉈「首断」』。轟々と迸る赤黒いオーラを纏った巨大な呪いの刃が、その真っ白い首筋にピタリとあたり、ほんの僅かに皮膚を裂いて鮮血の玉が浮かんだ。
「『妖精結界』全開っ!」
「————『悪魔の存在証明』」
俺の抜刀よりコンマ一秒だけ遅れて、すぐ脇に控えていたリリィとフィオナも同様に全力全開で動き出した。
少女の姿へ変身を果たし、エーテルが充填された『メテオストライカー』と『スターデストロイヤー』の二丁を構えるリリィ。
角が生えて長い水色の髪を翻し、『ワルプルギス』を満開にさせて灼熱の魔力を漲らせる魔人化フィオナ。
『エレメントマスター』三人が本気の殺意を向ける先にいるのは、俺の前で無防備なほどに棒立ちしているだけの、たった一人の女。だが、油断など一切なく、そしてまた慈悲などかける余地のない怨敵————
「————第十一使徒ミサ」
フルフェイスマスクを外して晒された素顔は、どこからどう見ても第十一使徒ミサであった。
淡い桃色の髪の毛に、勝ち気な瞳の美しい少女の顔。魔性の『魅了』を宿す美貌はしかし、どこまでも残忍な十字教の差別意識に染まり切っていることを、俺はよく知っている。
その面を見て、二度と生きて帰すわけにはいかない。次こそ必ず殺す。
そう固く決意した俺の手が、いまだに彼女の首を刎ねずに止まっているのは、
「……マスター、彼女はミサではない」
他でもない、サリエルが俺達の間に入り彼女を庇ったからだ。
そんなサリエルの後ろで、震える手でフルフェイスマスクを持ったまま、どこまでも卑屈な笑みを涙ながらに浮かべて、ソイツは言った。
「も、桃色の愛にときめいて……ドキドキフルチャージ、ピンクアロー、でーす……」
2022年8月5日
第42章はこれで完結です。
ついに露わとなったピンクの素顔。そして帝国史上初の放送事故。画面越しでも感じる帝国トップ3の圧倒的殺意……果たして、リポーターエリナはフォローすることができるのか。
ピンクは基本的にマスク被りっぱなしで、顔隠している個人的な理由もありますが、そこまで徹底して隠しているワケではありません。たまたま目撃する機会に恵まれた人はみんな「思ったより可愛い顔してる」って感想を抱くだけで、特に何もありませんでした。なので、今回はガチで不運だったわけです。サリエルいなかったら死んでた。
大した理由ではありませんが、サリエルだけ勘違いしなかったのは、それなりにミサと接していた期間があるから、細かな差異を含めて別人だと即断できたからです。クロノも二回会っただけだし、リリィとフィオナは直接戦闘もしてないのでチラ見程度なので。
さて、ピンクの素顔がミサとソックリなのは何故なのか。次回、明らかになりません。すみません。
それでも次回もお楽しみに!