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黒の魔王  作者: 菱影代理
第40章:蘇る帝国
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第822話 聖杯同盟

 緑風の月1日。

 スパーダが陥落して、早くも二週間が過ぎ去った。

 すっかりもぬけの殻となった首都には、いまだ大勢の十字軍がそのまま駐留している。完全に占領が完了したことで、早くも商人が乗り込んできているし、もうすぐ多くの入植者もやって来るだろう。

 そんな十字軍の新たな領地と化した首都スパーダを、総司令官アルス枢機卿は遥かなる上空から眺めていた。

「いやぁ、絶景ですねぇ!」

 浮かれた観光客のような歓声が、アルスのすぐ隣で上がる。

 能天気な声の主は、グレゴリウス司教である。

 アルスは何度見ても胡散臭さしか感じられない狐目の男に、ただ黙って視線だけを向けた。

「こうして空を飛んでいると、初めてアヴァロンに乗り込んだ時のことを思い出しますよ。いやぁ、あの時は天馬の馬車で夜闇に乗じて、と景色を楽しむどころではなくてですねぇ。あ、それに天馬馬車は便利ですが、揺れもなかなか酷くて、落ち着かないといったらありませんよ。折角、高い買い物をしたのに、実は私あれ以来一度も乗っていないんですよね」

 聞いてもいないことを、ベラベラと喋り出すグレゴリウスに、アルスは適当な相槌だけを挟みながら、ひとまずは聞き流すことにした。

「やっぱり、私のような小心者はこれくらい安定していないと、空に浮かぶのは安心できませんよ。それにしても、本当にこれは凄いですよね、天空母艦でしたっけ? 正に古代の神秘……いえ、それを現代に蘇らせたのは、神の奇跡と言うべきでしょう」

 今、この二人が立っているのは、現役稼働している古代の巨大兵器『天空母艦ピースフルハート』、その広大な甲板の上である。

 通称、空中要塞と呼ばれるこの空飛ぶ城が第十一使徒ミサの居城であることは、十字教会では広く知られている。

 基本的にミサはこの現代に蘇った奇跡の古代兵器を、自分のプライベート空間として、または便利な移動手段としてしか使っていない。他の者に、使うことを許していないのだ。

 故に、こうしてアルスとグレゴリウスという、ミサのお気に入りでも何でもない人物を乗せることは、非常に稀なことである。

 そのワガママぶりもそれなりに有名なミサが、わざわざピースフルハートという場所を提供したのは、それ相応の理由もあってのことだ。

「お二人とも、もう空の景色は十分に堪能されたでしょう」

 背後から声をかけたのは、アークライト公爵である。

 アヴァロン十二貴族の筆頭にして、古くより十字教を信仰し続けてきた一族の末裔。

「どうぞ、こちらへ。我が聖王陛下がお待ちです」

 そうして、三人はミサの居城である白亜の宮殿へと向かっていった。

 見事な装飾の施された正門へと入る付近は、甲板に大きな亀裂や爆発跡など、激しい戦いの痕跡がちらほらと残っている。

 一体、どんな命知らずが使徒の住まう城の玄関先で狼藉を働いたと言うのか。詳しい事情を知らないアルスは謎の戦いの跡を横目にしながら、宮殿へと踏み入った。

 枢機卿として、エリシオン大聖堂をはじめ、こうした宮殿や教会など豪奢な建築物の数々をアルスは見てきた。

 この白い宮殿は、造りこそ立派であるが……その内装は主たるミサの趣味が反映された結果だろうか。黄金や色とりどりの輝かしい調度品などで溢れかえっており、正直に言って下品な成金趣味といった有様だ。

 こういった目に見えて華美なものを好むのは、生まれながらの王侯貴族よりも、下賤な生まれの者が多い。

 そういえば、第十一使徒ミサは元々、とある地方都市の娼館で覚醒したと聞いている。彼女の出自は、推して知るべしというものだ。

 むやみに派手なだけの内装を眺めながら歩いたアルスは、ようやく目的地へと到着する。

 大きな両開きの扉が開かれ、この宮殿で最も広い大広間へと立ち入った————瞬間、背筋が凍り付くような緊張感に包まれる。

 だが、それも無理はない。

 大広間には、実に四人もの使徒が集っていたのだから。

「ふん、ようやくお出まし? 使徒を待たせるんじゃあないわよ、ボンクラ野郎共」

 大広間の中央に置かれた巨大な円卓。

 その席の一つでふんぞりかえって、扉が開くなりケチを飛ばしてきたのは、この空飛ぶ城の主、第十一使徒ミサである。

 いつか見た時と変わらぬ態度だが、彼女が何かにつけて誇る自慢の美貌は、左半分だけの仮面に覆われていた。

 どうせ奇抜なファッションの一つだろうと、アルスは仮面で顔半分を隠したミサの姿を、何とも思うことはなかった。

「自分で一番乗りしておいて、その言い草はないんじゃないのか、ミサ」

 呆れ顔で言っているのは、ミサとほぼ同年代の若き第十二使徒マリアベル。

 アルスにとって、彼は第七使徒サリエルよりも個人的な間柄としては親しいと言っても良い。

 自分の右腕たる、腹心のリュクロム大司教はイサベル解放以来の付き合いであり、マリアベルは彼の弟である。当然、マリアベルとは使徒に覚醒するよりも前から付き合いがあった。

 地獄のイサベル解放戦にあって、ただの子供でしかなかったマリアベル少年が、第七使徒サリエルの天使が如き活躍ぶりを間近で見て、彼女に心惹かれるのは無理からぬことだとアルスは思っていたが……正直、同じ使徒になっても彼がサリエルを射落とす未来は想像できなかった。

「これでやっと面子が揃ったけど、ちょっと華がなさすぎじゃない? やっぱ総司令官はサリエル先輩が良かったなー」

 アルスの顔をチラ見だけして、そんなことを言い放つのは、スパーダの第一王子アイゼンハルト————ではなく、彼の体を乗っ取った第八使徒アイである。

 長くサリエルと活動を共にしてきたアルスは、定期的に彼女に絡みに来る第八使徒アイのことも知っていた。

 金髪を二つに結んだ、如何にも新人冒険者という風体の少女だったはずが、今では赤髪の偉丈夫である。

 アイの『特化能力イグジスト』については、最近聞かされたばかりだが、いざこうして本人を前にすると、自然と彼が第八使徒アイ本人なのだと納得できた。

「……」

 そして、アルスは初めてお目にかかる新たな使徒を見た。

 白銀の髪に青い瞳をした端正な顔は、アベルと似ているように思えるが、こちらはまだ少年といった顔つきで、こちらを一瞥すらしない態度はどこか超然としている。

 敵意こそ向けられていないが、警戒されているのはどんな鈍い者でも分かるだろう。ネロが無意識に発し続けるオーラのせいで、この大広間には濃密な白色魔力が漂っている。平然とした顔でお喋りしていられるのは、彼らが全員使徒だからで、枢機卿とはいえ人間に過ぎないアルスには、とても心地よい空間ではない。

 どうやら新たな第十三使徒とやらは、またしても使徒にありがちな面倒臭い性格の奴が選ばれたのだなと、アルスは暗澹とした気持ちになった。

 すでにして、サリエルが恋しい。だが、今更戻って来いと言っても、もう遅いだろう。

「————正に壮観ですねぇ、神に選ばれし使徒が実に四人も揃い踏み! なんという神々しさ、このグレゴリウス、感激の極みにございます!」

「相変わらずうっさい男ねぇ。アンタが呼んだんでしょうが」

「とんでもございません、ミサ卿。私めなど、単なる伝言役に過ぎません————この度は、我らが十字軍の新たなる総司令官が着任されたとのことで、是非とも、すでに現地でご活躍の使徒のお歴々にご挨拶の機会をと」

「ふーん、やっぱアルス君が総司令官になったんだね。サリエル先輩の仇討ちってやつかにゃー?」

「お久しぶりです、アルス枢機卿。兄さんは一緒ではないのですね」

 ミサの睨みつけを飄々と受け流すグレゴリウスに、不躾な言葉をいきなり浴びせてくるアイ。唯一、常識的な声をかけてくれるマリアベルだけが、今やアルスにとって信頼できる唯一の使徒である。

「お前が十字軍の総司令官、か。普通の人間だな」

「お初にお目にかかります。私はアルス・イサベル・バルテロメ枢機卿。この度、教皇アレクサンドロス三世聖下より、十字軍総司令に任命されました。以後、お見知りおきを、第十三使徒ネロ卿。新たなる使徒の誕生を、心よりお祝い申し上げます」

 興味なさげではあるが、ようやくアルスに視線と声をくれたネロに対し、恭しく対応する。

 ネロは「普通の人間」と自分を指して呼んだが、お前らのような奴がゴロゴロいて堪るか。この世界に秩序もクソもなくなるだろう。

 使徒の強さをよく知るが故に、規律や常識で縛れない彼らの厄介さもまた、アルスはよく理解している。

「まぁ、何でもいい。さっさと座って、話を始めてくれ」

 別にネロの許可を待っていたわけではないが、ひとまず挨拶も一区切りしたところで、アルス枢機卿、グレゴリウス司教、アークライト公爵の三人も円卓へとついた。

 枢機卿であっても、立場としては白き神の加護を最も強く授かった使徒の方が上となる。だが、同じ使徒同士で序列を決めるとなると、途端に揉め事となってしまう。

 誰からのケチもつけられないのは、数字通りの上位5人のみ。

 少なくとも、今ここにいる使徒四人組では、誰もが誰かの下にあることを良しとはしないだろう。上下の別なく平等に座れる円卓が選ばれたのは必然であった。

 そうして、四人の使徒と三人の人間が一堂に会する。

 今やこの七人が、パンドラ大陸に存在する十字教勢力の中核と言っていい。同じ十字教であっても、各々、思惑も違えば勢力も異なるため、いわば十字軍首脳会議と言うべきかもしれない。

「まずは、改めてこの場に四人もの使徒が集ってくれたことに、お礼を————」

 肩書きとしては十字軍のトップたるアルスが、ひとまずは形式的な挨拶を述べた。

 もっとも、ミサからは堅苦しい話はさっさと終わらせろと言う圧力が魔力的に発せられているし、アイとネロは全くの無関心といった表情である。

 やはり、この面子においては礼儀作法よりも、さっさと本題に入った方が良いだろうとアルスは察した。

「十字軍は第二の難関であったスパーダをついに攻略し、パンドラ大陸全土に進軍する足掛かりを得たと言っていい。さらにはアヴァロンをはじめ、大陸各地には十字教を信仰する国々からの協力も取り付けられた」

 アヴァロンにて先祖代々、いつか来たる十字軍を待ち続けていたのが、アークライト公爵を筆頭としたパンドラの十字教信者。

 その存在をあらかじめ予見していたと思しきグレゴリウス司教が、彼らとコンタクトをとり、十字軍と結び付けた。

「我ら十字軍は、パンドラの同胞を歓迎する。力を合わせ、この地に白き神の信仰を取り戻そうではないか」

「口ではどうとでも言えるがな。お前らが十字教徒だろうと、俺の国に手を出そうとするなら、容赦はしねぇぞ」

 ネロの冷たい視線と共に、全身が凍り付くようなオーラを浴びる。

 震えがくるが、それをまったくおくびにも出さず、アルスは真っ直ぐにネロを見つめ返して応えた。

「すでに十字教の信仰を示している国については、我々と対等な同胞とみなす。よって、十字軍は一切の攻撃も、土地への権利の主張もしない」

「それを保障できるのか? それとも、口だけで神に誓うか?」

「ええ、私は敬虔なる十字教徒ですから。神に誓いましょう————ただし、祈りではなく、より確かな誓いをここにお見せしよう」

 そうして、アルスは円卓へと木箱を置いた。

 第二使徒アベルから託された、そのままの状態で。

「……なんだソレは?」

 怪訝そうな顔をしたのはネロだけだった。

 退屈そうにしていたミサとアイも、その視線が一気に木箱へと向けられている。

 シンクレアで活動していた使徒なら、この箱を見ただけで察せられるのだろうと、アルスは他人事のように思った。自分はとっくに、コレをいきなり見せられて驚かされているからだ。

「我が教会が誇る神の秘宝。聖遺物、三大聖杯が一つ、『聖母アリアの純血聖杯』だ」

「ウッソ、マジで!? これ本物ぉ!!」

「うわっ、本物じゃん……まさか勇者様が聖杯を手放すなんて」

「す、凄い、これが本物の聖杯……」

 ミサが叫ぶのを、大袈裟な、とは十字教徒なら言うまい。

 アイも驚いているし、マリアベルなど丸っきり宝物を目の前にした子供のような表情だ。

「おお、これはなんと、素晴らしい! 本物の聖杯を託されるとは、アルス枢機卿が総司令官に選ばれたのも、正に神の御意思ということでしょう!」

 そしてグレゴリウスもいつも通りのわざとらしいオーバーリアクションをくれるが、彼が聖杯を目にした瞬間、一切、驚くような表情を見せなかったことを、アルスはしっかりと観察していた。

 やはり、この男は自分が聖杯を持ってくることさえも、知っていたのかと。

「……その小汚ねぇカップがなんだってんだよ」

「恐れながら、ネロ聖王陛下。聖杯とは、白き神が遺したとされる、最も偉大にして、有名な奇跡の品、『聖遺物』と呼ばれるものにございます」

 流石は聖杯というべきか。パンドラの十字教徒代表ともいえるアークライト公爵は、ネロへと簡単に聖杯伝説を語ってみせた。

「作られた時代は異なりますが、聖杯は三つあり、合わせて三大聖杯と呼ばれております」

 第一の聖杯、『純白の神聖杯』。

 遥かなる神代の終わり、白き神が地上に建設した楽園『エデン』を去り天上の神の世界へと帰る時、残された人間達のために、エデンを治める力を籠めたのが、この杯である。

 エデンを治める、すなわち世界を自由自在に操る力があると言われるが————その行方は、古代の時点ですでに失われている。現在でも、どこにあるのかは不明だが、今もこの世界のどこかに残されている、というのは神託によって明言されている。

 第二の聖杯、『聖母アリアの純血聖杯』。

 神の子を産むより前、清らかな乙女であった頃のアリアが、白き神へ聖なる祈りを捧げる際に用いていた杯。

 元々はただの金属杯であり、当時の祭具としては一般的なものだったが、アリアの祈りが白き神へと通じた時、杯は神が授けたワインに満ちた。それを飲んだ者は、大いなる白き神の力を授かると言われており————第二使徒アベルは、これを飲んだ上で、最後の龍帝征伐へ挑んだと伝説に残っている。

 第三の聖杯、『第一使徒アダムの降誕聖杯』。

 アリアが神の子アダムを産んだ時、洗礼の儀式に用いられた杯である。

 純血聖杯と同じく、この杯を使って洗礼を受ければ神の力を得るとされているが、その力を振るったのは後にも先にもアダム一人のみ。

 第一使徒アダムは、当時の使徒とは隔絶した力を誇り、人でありながら、神に近い存在となっていたという。降誕聖杯を使って、世界を揺るがす強力な力を行使したという伝説も残されている。

 しかし、そんなアダムも魔王ミアの手によって討たれ、パンドラ大陸から十字教の信仰が失われ、歴史の終わりを迎える……

 降誕聖杯は、今も聖都エリシオンの地下深くに眠るアダムが抱えている、とシンクレアの十字教会には伝わっている。

「————すなわち、我々が目にすることのできる唯一の聖杯が、この『聖母アリアの純血聖杯』というわけです」

 アークライト公爵が聖杯伝説について語り終えると、アルスはネロに対して、そう捕捉した。

 シンクレアの十字教会は、アダムの持つ『降誕聖杯』とアベルが所持していた『純血聖杯』の二つを保有していると公言しているものの、存在を確かめられないアダムの方は実在が非常に怪しまれている。勿論、降誕聖杯の力を利用することも、教会には不可能。

 だが現物が存在し、神の力を使ったという前例のある『純血聖杯』は、正に教会が誇る神の奇跡の具現である。

「ふーん、こんなもんが、特に何も感じねぇが————ああ、そうか、とんでもなく厳重な封印がされているから、何も感じねぇってことかよ」

 聖杯に施された封印の存在に気付いたのか、ネロは初めて、興味のありそうな視線を向けた。

「その通り。おいそれと神の御力に触れることのないよう、『純血聖杯』には代々、使徒の中でも選りすぐりの術者が封印術をかけている。今代は第四使徒ユダ卿によって封印がなされている」

「賢者様が本気かけた封印術式なんて、それだけで豪華な一品だよねぇ。流石のアイちゃんも破れる自信はないなぁー」

「そのような戯れは、やめていただきたいな、アイ卿」

 やめろよ、マジでやめろよ、と心の中で念押ししながら、ヘラヘラ笑っているアイを睨んだ。

「ともかく、この純血聖杯にて盃を交わすことで、対等な同盟関係の締結をしたい」

 アルスはそう宣言すると共に、一本のワインを円卓へと置いた。

 それは聖杯を託された晩に、アベルと交わしたのと同じ銘柄のワインである。

「まっ、流石に聖杯まで持ち出されちゃったらね。神の力が授かるっていう盃、私にも寄越しなさいよ」

「はいはーい、アイちゃんも一杯よろしくー」

「僕は使徒としても、アルス枢機卿へ全面的な協力を約束します」

 ミサとアイは酒場の酔客みたいに卓をバンバン叩いて聖杯からの酌を求める。真面目に解答しているのはマリアベルだけだが、アルスとしてはシンクレアの使徒三人が賛意を示してくれただけで十分だ。

 対して、パンドラ生まれの新たな使徒は、

「……いいだろう。十字軍のトップが大事なお宝抱えて来てんだからな。俺のネオ・アヴァロンが同盟を約束するに足る相手と認めよう」

「ご英断です、聖王陛下」

「ありがとう、ネロ陛下。この聖杯同盟をもって、シンクレアとパンドラの友好と信仰の証としようではないか」

「うーん、素晴らしい! パンドラの地に白き神の信仰が取り戻される、歴史的な一歩となりましょう!!」

 かくして、ここに聖杯による盃が交わされ、同盟が成立した。

 今、パンドラにいる三人の使徒と、十字軍、そして第十三使徒にしてネオ・アヴァロンの聖王ネロ。同じ十字教勢力なれど、足並みの揃わない者達の意思統一に成功したのだった。

 確かな協力体制を確立したことで、十字軍のパンドラ侵略は、これより急加速してゆくことになる————

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― 新着の感想 ―
″聖杯″の話で思ったのだか、白いやつって子を孕まして消えたんだよね。 ヤンパパ・・・、育児放棄・・・、ろくでなし・・・。
アダム倒したミアちゃんスゲーな
[一言] 純血聖杯での強化が実行されたと思っている人、多すぎ問題。  
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