第773話 去る者、残る者
「ちょっと、どうなってるのよ! 兄さんは無事なの!?」
ヴィジョンに向かって、エミリアが叫ぶ。
遺産相続レースもいよいよ大詰めといったところ。ついに最深部の第五階層へと到達した者が現れ始め、そして、そこで出会ったライバルとの対決が始まっていた。
エミリアが見ていたのは、円柱の立ち並ぶ金色に輝く巨大な通路のど真ん中で、リリィ達『エレメントマスター』を待ち構えていたゼノンガルト達が包囲したところから。
ゼノンガルトとリリィは何やら会話をしているが、一触即発、ここでの戦いは決して避けられない雰囲気なのは、エミリアでも察するに余りある。
あまりの緊張感に心臓が高鳴る。
ゼノンガルトは最強の冒険者だ。そのパーティメンバーも、全員がランク5の実力者。同じ冒険者パーティ同士で戦って、負けるはずがないし、負ける想像もエミリアにはできない。
この世で最も信頼する最強の兄……だが、その前に不敵な笑みで立ちはだかる、あまりに可憐で美しい妖精少女リリィの姿からは、底知れぬ不安感を覚えてならない。
兄が負けるとは思えない。だが、どうしようもなく嫌や予感がする……
「さぁ、どこからでも、かかって来なさい」
リリィが開戦を宣言した、直後、エミリアは息を呑む。
「————私の方が、速かったわね、剣豪さん」
「くはぁ!」
アイランが倒れた。
たった一撃。開幕直後の一瞬で。
エミリアには、何が起こったのか分からない。あまりの速さに、常人に過ぎないエミリアでは二人の攻防は全く見えなかった。
「さぁ、力勝負よ、受け止めなさい————『憤怒の拳』」
「がっ……あぁ……」
アイランが負けたショックが冷めやらぬ内に、今度はセナが吹き飛んだ。
子犬みたいに可愛らしい少女だが、古代鎧を身に纏った彼女はカーラマーラ最強のタンクであることを、エミリアはよく知っている。
大きな鎧姿にも関わらず、リリィの細腕によって冗談みたいにセナは吹っ飛ばされていた。
「————『星墜』」
そして、眩い閃光が画面を覆いつくした————数秒後、再び映像が戻った時には、ティナとウェンディの後衛二人までもが、あえなく倒れ伏していた。
「う、嘘……嘘でしょ、こんなの……」
強すぎる。あまりにも強すぎる。
妖精少女リリィ、アレは本物の化け物だ。
最も頼れる最強の冒険者パーティが、瞬く間に壊滅した。残ったのは、ゼノンガルトただ一人。
「お前こそ、我が覇道の前に立ち塞がる最後の試練だ。リリィ、魔王の加護を持つ娘よ」
しかし、兄は倒れた仲間達を前にしても一顧だにせず、堂々とリリィへと立ち向かう。
絶大な自信と、強大な野心とに支えられた、カーラマーラ最強の力を以って。
「お前を倒し、俺が魔王となる。刮目せよ、これが俺の、新たな魔王の力だ————『黄金魔宮』」
そして、ゼノンガルトから黄金の輝きが迸り、再び画面が光で塗り潰されると————そこから、画面は全く別の映像に切り替わってしまった。
「だ、大丈夫……兄さんなら大丈夫……リリィにだって、負けたりしないんだから……」
エミリアはどうしようもなく不安に揺れ動く心のまま、ただヴィジョンの前で兄の勝利を祈ることしかできなかった。
そんな気持ちをあざ笑うかのように、リリィVSゼノンガルトの中継映像が戻ってくることはなく、一晩経っても、その勝敗は知れなかった。
一睡もできずに、夜明けを迎えたちょうどその頃、エミリアは再び画面に注目した。
「あっ、アッシュ!」
そこには、金色に輝く第五階層の通路を進む、アッシュの姿があった。
第四階層で悪名高き妖精、カーラマーラ最高金額の賞金首であるルルゥと一対一の決闘を制した姿を見届けて以来の登場である。
あの後にも、よほどの激戦を潜り抜けてきたのだろう。歩くアッシュの姿は、明らかに疲労を感じさせるものだった。
もういい、もう十分だ。ここで引き返して、私の元に戻ってきて————そんなエミリアの気持ちを踏みにじる絶望が、彼の進んだ先にはあった。
「————クロノ」
大迷宮最深部、宝物庫の番人が座すという、最後のボス部屋。真紅に彩られた巨大門の前に、リリィがいた。
「そんな、なんでリリィが……いや、待って、それじゃあ兄さんは……」
ここへ辿り着くのは、『黄金の夜明け』でなければいけない。
ゼノンガルトなら、兄ならば、邪悪なリリィも必ず最後には打ち倒してくれると————エミリアの希望は、微笑むリリィが登場した瞬間、砕け散った。
「ああ、ダメよ、そんなの……お願い、アッシュ、逃げて……」
ゼノンガルトさえ倒して、ここまでやって来たリリィ。
彼女自身も、そのパーティメンバーも何ら疲弊した様子はない。
いくらアッシュがヒーローでも、兄でも敵わなかった相手に、勝てるはずもない。
「いや、死なないで、生きて帰って、アッシュ!!」
果たして、彼の命を案じるエミリアの願いは、本当に彼女が真に望むべきことだったのだろうか。
リリィと相対したアッシュの姿を見た瞬間、エミリアは確かに心から彼の無事だけを祈った。
だがしかし、エミリアは直後に思い知る。
本当の絶望が、どういうものであるのかを。
「おかえりなさい、私のクロノ。『愛の女王』————」
アッシュは自ら、リリィへとキスをした。
会話の内容は、途切れ途切れだったので全容は把握できていない。
けれど、おおよその察しはつく。
アッシュが記憶を失っていること。クロノと、彼女たちが呼ぶその名が本当の名前であること。
そして何より、クロノは最初から、リリィの仲間だったこと。
仲間……いいや、違う、二人の関係は、きっと……
「すまない、リリィ。凄い迷惑をかけてしまったな」
「ううん、いいの。クロノが戻ってきてくれたなら、それで」
クロノとリリィが抱き合っている。
記憶が戻ったらしいクロノは、憑き物が落ちたように穏やかな表情で、小さなリリィを抱きしめている。
対するリリィも、これまで一度も見たことがない、本当に純真無垢な幼子のような表情で、彼に抱きついていた。
「なによ、これ、なんなの……」
傍目から見るだけならば、微笑ましい光景ではある。
しかし、エミリアにはサっと血の気が引いていく、おぞましい感覚に襲われる。
当然だ。だって、それを認めてしまったら、
「私、騙されていたの……?」
一体、いつから。
出会いは偶然だった。
誘拐されたのはエミリアの油断が招いた事態だが、程なくして兄が助けにいてくれたことは間違いない。
ただ、それよりも前に、たまたまアッシュがあの場に現れて、助けに入ってくれただけのこと。
「ねぇ、アッシュ……私のこと、ずっと騙していたの」
アッシュが偽名だと知っていた。
記憶喪失らしいことも。
けれど、聞かなかった。
いつか、彼の方から自分に打ち明けてくれる時が来ると、信じていたから。
「全部、嘘だったの……私に言ったこと……」
エミリアとて、他人の顔色も窺わず生きて来れられた呑気な小娘ではない。
人の気持ちを察する、嘘をついているかどうか、そういった心の機微を読むことは、色々と闇の深いカーマラーラのアイドル業界でやってきたことでそれなり以上に磨かれている。
だからこそ、アッシュに心を許した。
彼は本物のヒーローだと思った。
自分はこの街で最高のアイドルだから。見かけたなら助けるのは当然だろう。アッシュでなくても、助けに入る者は山ほどいる。
けれど、そんな自分を差し置いて、ゾンビに襲われた奴隷の子供たちを助けに行ける人は、一体この街に何人いる……エミリアは確信をもって答えられる。それができるのは、アッシュだけだと。
「貴方のこと、信じていた……」
信じられると、この短い付き合いでも思った。
アッシュには隠し事はあるけれど、嘘をつこうとはしていない。
ヒーローの真似事をしているだけだと、自分では全ての子供は救えないと、苦悩を抱えていたことも本当だ。
完全無欠のヒーローではなく、ヒーローになろうと足掻くそのひたむきな姿勢こそが、エミリアをして彼に惹かれた理由だろう。
彼しかいない。自分と共に、夢に向かって歩いていけるのは。
「ねぇ、アッシュ……私、本気だったんだよ……」
リリィが現れ、夢に破れたことを悟った。
自分はもう、ナンバーワンのアイドルではない。逆立ちしても勝てそうもない、魅力と魅了の怪物だ。
夢が叶わないのはショックだった。
けれど、アッシュの隣にはもういられない、その資格がないのだと気づいた時には、頭の中が真っ白になった。
観客の消え去ったライブ会場の舞台で、エミリアは抜け殻の様に崩れ落ちるだけで、
「それに、俺はエミリアの歌が好きだ。だから、歌ってくれよ」
夢は諦めると言って、逃げてもいいと言って、連れて助け出すと言って————そして、私を好きだと言ってくれた。
リリィよりも、私の歌が好きだって。
「はは……馬鹿みたい……そうだよね、本気になってたのなんて、私だけ、だったんだね……」
ポロポロと両目から零れ落ちる涙にすら気づかない。
エミリアは霞む視界の向こうで、リリィ達と親し気に語り合うクロノの姿を眺めている。
彼の表情は、初めて見る、本当に心を許した者にだけ向けられる、穏やかなものだった。
「アッシュ……いいえ、クロノ。貴方は……」
気が付けば、ザナドゥの伝説にのみ語られる、宝物庫の番人、大迷宮最後のボス、『デウス神像』と激しい戦いを繰り広げていた。
その戦いぶりは、アッシュとしての戦いがまるで本気ではなかったと思えるほど、次元が違う。なるほど、これは『黄金の夜明け』が破れても、おかしくない凄まじい戦闘能力だ。
そんなカーラマーラに刻まれる新たな伝説となるに相応しい戦いを、エミリアは涙と一緒に大切なモノが零れ落ちて、空っぽになった心で見つめていた。
「……私のことは、遊びだったの」
ついにデウス神像を打ち倒し、宝物庫へと向かってゆくクロノの後ろ姿を見て、エミリアの口から出たのは、そんな台詞だった。
失恋をテーマにしたバラードでだって、最近では聞かない、古臭いフレーズ。
けれど、今はそんな安っぽい言葉しか出てこなかった。
「さようなら、アッシュ……私は、貴方の隣にはいられないわ」
クロノ率いる冒険者パーティ『エレメントマスター』が、宝物庫の鍵を手にし、ザナドゥの遺産を受け継ぐことが決まったその日、エミリアは一人、拠点を抜け出し港へ向かった。
いつの間にか、大嵐は止んでいて、いっそ憎らしいほどに晴れやかな蒼天が頭上に広がっている。
エミリアは大嵐が止んでカーラマーラを一番に出る、大きな客船へと乗り込んだ。
もう二度と、ここには帰らないと、心に決めて……
クルスは勤めているウエストサイド治療院、そのすぐ傍にある小さな公園に設置されているヴィジョンから、二人の恩人の死闘を見ていた。
一人は、黒髪黒目の凶悪な顔をした、けれど見ず知らずの子供の面倒を当然のように見てくれたお人好し。
黒仮面アッシュを名乗る、クロノという記憶喪失の青年。
もう一人は、長い髪と整った髭の中年優男だが、行き場のない自分を拾って新しい居場所と、忘れかけていた信仰を取り戻させてくれた神の僕。
リューリック・トバルカインという、シルヴァリアン・ファミリアの幹部にして十字教司祭の肩書を持つ男。
クルス少年にとって、どちらも同じく自分の命を救ってくれた、大恩ある人物————そんな二人が、第五階層『黄金宮』にて凄絶な戦いを繰り広げている。
「浄化の炎に、焼かれて消えろ————『浄滅聖火』」
「天国には一人で逝けよ————『虚砲』」
勝者はクロノ。
迸る藍色の火炎を前に、今にも燃え尽きそうなほどに追い詰められていたが、起死回生の黒き一撃によって、リューリックを切り捨てた。
「すまない……リュート……」
最期に呟いた名前は、きっと、彼が語っていた遠い国にいるという息子の名だとクルスは確信した。
「そんな、どうして……こんなことになるなんて、リューリックさん……」
大迷宮へ赴く前に託された聖書を胸に抱えて、クルスはその場にしゃがみ込む。
死んで欲しくなかった。
どちらにも、死んで欲しくはなかった。
クロノはレキとウルスラを連れていた。しかし、リューリックは三人とも逃がさないと啖呵を切っていた。
「なんで、どっちも悪くないはずなのに、殺し合いなんて……」
死を以って裁かれるべきは、罪を犯した大罪人であるべきだ。
けれど、画面の向こうで殺し合っているのは、どちらも共に自分の大切な人達で……
クルスはその日、そこからどうやって過ごしたのか記憶にない。
リューリックの壮絶な死を目撃したショックが覚めることはなく、けれど、ライフラインが止まり各地で小競り合いの頻発する街にあって、治療院に運び込まれる患者は絶えない。
やるべき仕事があることは、クルスにとっては幸いだっただろう。いつも通りに振舞えた。ただ傷ついた人を癒す、治癒術士の一人として。
「おかえりなさい、私のクロノ。『愛の女王』————」
けれど、その瞬間をクルスは目撃してしまった。
ついに宝物庫の前で、最初にたどり着いた冒険者同士が雌雄を決する。その遺産相続レースの実質的決勝戦に、街中の誰もがヴィジョンに注目した。
故に、クルスがそれを見るのは必然だった。
クロノが自ら、リリィへとキスする姿を。
「どうして、クロノ様……レキとウルスラは……」
クロノは恩人で、強くて、優しくて、誰よりも頼れる男だった。
だからこそ、クルスは逃げた。もう自分がいる意味はないと。クロノがいれば全てが上手くいく。
レキとウルスラのことも、幸せにしてくれる。クロノだから、あの男だからこそ、二人を独占したって仕方がないんだと、そう思っていた。
「二人のことは、遊びだったんですか」
今はクロノの周りを、いずれ劣らぬ三人の美少女が囲んでいる。
レキとウルスラの美貌さえも霞むほどに、見目麗しい美少女達。
本命、という言葉の意味くらい、クルスは知っている。
「僕らに優しくしたのも、ただの気まぐれだったんですか……本当は、全部、どうでもよかったんですか……」
レキとウルスラが泣いている。
詳しい事情は分からない。
だが、何が真実なのかもわからなくなった。
「どうして……裏切ったんですか」
レキとウルスラの二人を残して、最後のボス部屋へと向かうクロノの後ろ姿を見て、クルスはそう確信した。
クロノは裏切った。
二人の気持ちを裏切った。
裏切りは、最も罪深き行いだ。
「おい、クルス」
暗い奈落の底まで落ちていくような感情を抱いた矢先、自分を呼ぶ声に、クルスはゆっくりと顔を上げた。
「……ガシュレーさん、でしたっけ」
リューリックがたまに連れていた、強面の大男である。
もう戻っていたのか。
昨日、クロノに切り落とされた右腕はそのままで、血の滲む包帯が巻かれて応急処置といった様子だった。
「お前が、リューリックから聖書を受け継いだガキだな」
「ああ、これのことですか?」
ずっと胸に抱いていた聖書を見せる。リューリックの形見となった、古ぼけた聖書。
「カーラマーラはもうお終いだ。俺達、十字教徒の居場所はねぇ……お前は、俺達と共に来るか? 信仰を捨てず、聖戦を遂行する意思があるなら、ついて来い」
「聖戦って……クロノ、あの男も殺すんですか」
「奴はリューリックの仇ってだけじゃねぇ。十字教にとって、最悪の敵になるはずだ。必ず殺す」
「そうですか」
ホっと、どこか安心したように息を吐いて、クルスは聖書を懐へとしまい込んだ。
「僕も連れて行ってください。裏切り者の大罪人は、地獄へ落ちなければいけませんから」
クルスは自分の使命を神託で賜ったかのような、晴れやかな表情で十字を切った。
「いい覚悟だ、ガキ」
そうして、ガシュレーはクルスを連れて、そのまま大嵐が晴れたカーラマーラを一番に出る客船へと向かった。
いつもの大嵐開けよりも、多くの人で溢れかえり混雑しているカーラマーラ最大の港。
その中に、黒いローブを被り、目立たないよう人ごみに紛れる集団がある。
「本当に残るのかい、オルエン」
目深に被ったフードの奥にあるのは、どこにでもいるような、頼りない細面の人間の男。丸眼鏡をかけた長身痩躯は、考古学者のような雰囲気である。
しかし、この男こそカーラマーラ三大ギャングの一角を誇る『極狼会』を統べる組長、アンドレイ・リベルタスその人だ。
「うん、ボクは大丈夫だから。パパは先にみんなとラグナに帰ってよ」
キラキラ輝くアイドルのような笑顔で、オルエンは冴えない顔の父親に応える。
「もう大公閣下から受けた任務は終わったんだ。こんな汚れた街で、ギャングの真似事をする必要はもうないんだよ」
「別にギャング生活に未練があるわけじゃないよ。まぁ、すっかり慣れちゃったとこもあるけどね」
ラグナ公国の貴族でもあるアンドレイは、とある密命を、公国を統べる大公閣下より受け、それを実行するためにカーラマーラへとやって来た。
公国の支援を受けながら、『忍』としての力を使い、カーラマーラではすぐにギャングとしてのし上がり、一定の影響力を持つに至った。
そして、ザナドゥの遺産レースの終了をもって、大公からの密命は果たされたのだった。
それが終われば、もうこの街には用もないし、作り上げた『極狼会』を捨て去ることに躊躇もない。
「オリジナルモノリスは、無事に黒き神々の手に戻った。もうこんな最果ての街など、どうなろうとウチには関係ないし、大公閣下も興味は持たないだろう」
「ふふん、それはどうかなぁ」
「何かあるのかい? 確かに、あの妖精姫はかなり古代魔法に精通しているようだけど、砂漠のシェルターを支配したところで、大勢に影響はないと思うけど」
「何もないなら、それでもいいさ。別に、今までと何も変わらない、ラグナの現状維持が続くだけのことだから」
「ふぅむ……まぁ、気が済んだら、早く帰って来るんだよ。パパ、オルエンがいないと寂しいよ」
「国帰ったら、いくらでもモフれる子はいるでしょー」
「違うよ、モフモフの手触りは、みんな違って、みんないいんだ!」
あっそう、と父親の特異な性癖を軽く流して、さっさとオルエンは身を翻して街に戻っていった。
うんざりするほどの人ごみの中、オルエンは楽しそうに微笑んだ。
「パパ、もしかしたら、本物の魔王が生まれるかもしれないんだ。見逃す手はないでしょ」