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SF

ジャムの賞味期限を見て慌ててしまった。

作者: いかすみこ
掲載日:2026/03/13

 残業が続き、遅く帰る日々が続いた。


 ようやく一段落した土曜日の朝。


 昨日は会社から帰ったあと、何にも食べずにベッドに潜り込んでしまった。

 とにかく腹が減った。鞄の中には、昨日の昼飯にと買ったけど食べ損ねたパンが入っている。他に食べるものはないかと、キッチンに行き冷蔵庫を開けてみた。

 中を漁ると、ジャムの瓶を見つけた。いつ買ったか思い出せない。


 瓶を手に取り裏を見て、ラベルを確認する。賞味期限が数日前に切れていた。

 ずっと前に買ったもののようだ。


 まあ、いい。ジャムなら賞味期限を2,3日ぐらい過ぎてても、問題ない。


 しかし不安はあった。瓶を開けて、匂いを嗅いでみる。良い香りだ。

 スプーンを手にし、ひと匙舐めてみた。


「なんだっ!これは!! 」


 うますぎる! 甘さと酸味のバランスが絶妙だ! フルーツの香りも高く、香辛料も効いている。


 あっという間に、一瓶を食べつくしてしまった。


 慌てて、ラベルを確認した。


 知らないメーカーの名前だった。


 しかし、それよりも驚いたのは...目を凝らし、見直す。


 賞味期限の西暦。4桁の最初の数字が……3だった。


 これが正しければ、俺が食べたジャムは1000年以上も未来の製品だった事になる……


 そんなバカな……しかし、あれはあまりに美味かった……まるでこの世のものとは思えないぐらい……


 俺は空の瓶を持ったまま、冷蔵庫の前で立ち尽くした。

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― 新着の感想 ―
エッセイかと思いきや、まさかの空想科学!? ということは、買った覚えのないジャムは、西暦3000年代からのタイムリープジャムだったのか! この世の物とは思えない美味さのジャム。 次は、こちら側から千…
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