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Guardian's2  作者: Radical
17/48

No.15-エルン再び-

ちなみに純哉、仙寿ルート。

空間が全て剥がれ落ち、気がつくと掴めぬ空にいた。


………落ちて行ってるのはいい。


下がよく見えない。


いや、下は見えるんだ。

広大な大海原が広がっている。

陸地も見える。


建造物が何一つとして見えない。

相当高いところから落ちているようだ。


「ヒュヒュヒュ。やっべぇなぁ!」


声のした方を見ると仙寿がいた。

どうやら同じ場所に飛ばされたようだ。

仙寿以外に人は見当たらない。


つまり二人だけだ。


いろんな意味で怖い。


「つかどうするよ。ヒュヒュ。このまま落下して死ぬか?」


「それはダメだろ。うーむ。とりあえず落下ギリギリでアトモスぶっ放すよ。」


「あーわかった。とりあえず落ちようか。」


…………

…………

…………


長い!


…………

…………

…………


ようやく建物が見えてきた。


あれ?このままの速度で落ちると後数秒で死んじゃう。


「うおおおおお!あぶねぇえ!アトモス!」


アトモスを地面に打ち込み、衝撃を消し、柔らかに大地に立つことができた。


「ヒュヒュヒュ。スリルたっぷりだったなぁ!またやりたいな!ヒュヒュヒュ!」


「えっと………もういい。んで、ここは………エルンじゃないか。」


覇地エルン。

死の大陸の中心部に位置する巨大都市。


一応近代的なテクノロジーがどうとかで二大陸と変わらないくらい文明は発達している。

それはそうと、連絡を取らなきゃな。


プルルルルルルルル


一昔前のコール音が響く。

これはこれで好きだが。

とりあえずカシスに連絡。


(へいへーい。遅かったな。)


「遅かったってどゆことだ?」


(俺はかなり前に到着したぞ?)


「あぁ。空から落とされた。」


(チッ、死ねばよかったのに。)


「んだと!?」


(冗談だ。百分の一くらいは。)


「一%!?少なくね!?」


(HAHAHA)


「HAHAHAじゃねぇよぉぉおお!!!」


(まぁいいや。お前どこにいるんだ?んで、誰かと一緒にいるのか?)


「あぁ。仙寿と一緒にエルンにいるぜ。」


(そうか。あ、そうそう。紗衣は紅葉と一緒にいるぜ。)


「なに!?」


(まぁいいや。俺は今ベロナス樹林、ちょうどエルンのすぐ近くだから、合流するぞ。三〇分もすれば行けると思う。)


「わかった。待ってる。」


電話を終了する。

紗衣………の番号は知らないから紅葉にかけるか。


プルルルルルルルル


(あ、純哉!)


「チョット紗衣イルカ?」


(あァ!?いるぞォ!)


「オマエ、変ナコトシタラ、コロス」


(なんか怖ェぞ………?)


「話ハソレダケダ」


(貴様……なんか字がカタカナの様な気がする………)


「ジャアナ」


(おいィ!待て!話はま)


ブツッ


「ヒュヒュ……辛いねぇ……運命のいたずらか?ヒュヒュヒュ」


ジョーカーがさも関係なさそうに呟く。

あ、まずい。

居場所聞くの忘れた。


メールを送っておくか………


………お。

返信速いな。

えーっと、


「今ガルラと言うところにいます。紗衣は良い人だから、大丈夫です。でも、純哉が一番だよ。」


嬉しいこと言ってくれるじゃないの。

まぁあいつは俺を通してだが謝りを入れてくれた。

きっと根はいい奴に違いない。

安心はできないが。


「ヒューヒュ。ガルラもエルンの近くだ。ガルラからはすぐにこちらに来れる。

まぁ小一時間はかかるけどよ。ヒュヒュ。」


一時間か。

まだカシスも来ないので、適当にぶらつくか、カフェでもあれば行きたいところだ。


「仙寿、この辺でいい店知らない?」


「ヒュヒュヒュ。良いカフェがある。とりあえずそこで落ち着こうぜ。」


「おう。」


という事で仙寿お勧めのカフェに出発!

今度こそパロディから抜け出せたぜ!

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