距離感
私の書いた作品の中には「感想と評価を受け付けない」という設定にしているものが二つある。
受け付けていない理由は、ただ単に再投稿した作品が含まれているからであって、拒絶の意思表示をしているわけではない。
以前それらの作品を投稿した時に、感想を書いて下さった方や、評価・ブックマーク等をつけて下さった方がいたので、私にとってはそれでもう十分なのだ。
上記の内容は、あくまで「私の場合は」ということなので、他の人がどのようなやり方をしていても良いと思うし、そもそも気にならない。
ルールの中で何を選択するかは個人の自由だし、自分とは違う価値観の持ち主からは、学べることだって多い。
それから、短編と連作短編をまとめた際にジャンルも変更した。
短編はジャンルがバラバラだったので「その他」一択。
連作短編は「ヒューマンドラマ」にしようか迷ったが、後から別のジャンルの連作短編も書くかもしれないなと思ったので、やはり「その他」にした。
そして、同じ作品を再投稿する前に、元の作品は非表示に設定した。
削除ではなく非表示にしたのは、いただいた感想・いいね・評価・ブックマークを全て保存しておけるからだ。
過去に書いたエッセイは、短編集に入れるつもりで非表示にしたものの、架空の物語が並ぶ短編集の中に一つだけエッセイが入っているのは違和感があるな、と思ってやめた。
エッセイの非表示設定を解除していないのは、あの頃とはずいぶん考え方が変わったからだ。
当時は、たくさんの人に読んでもらいたいと思っていたし、評価の意味も通知表の五段階評価と同じように考えていた。
けれども、いただいた感想や他の方々のエッセイを読んで様々な考え方があると知り、少しずつ違う受け止め方が出来るようになった。
今は、好きなように好きなことを書いて楽しんでいる。
いただいた感想には、直接返信したことがない。
返信しない理由については、活動報告に記載したこともあるけれど、簡単に言うと「文字だけでは意思の疎通が難しい」と感じているからだ。
不特定多数に向けて書かれた作品については、読む人によって受け止め方や解釈が異なるものだし、その方が面白いような気がする。
しかし、特定の個人に向けた文章の場合は、こちらの意図した内容が伝わらないと困ったことになる。
面と向かって話す時は言葉以外にも表情や態度が手がかりになるけれど、文字だけだとそうもいかない。なかなか上手く伝わらずに、誤解を招いてしまうことがある。
親しい間柄でさえそうなのだから、面識の無い相手であれば尚更だ。
などと考え過ぎてしまう性分なので、直接やり取りすることに関しては、どうしても慎重になってしまう。
ちょうどいい距離感を保つのって、結構難しい。




