神社とお寺
怖い話は苦手なのに、タイトルに惹かれてクリックしたホラー小説が面白すぎて、最後まで読んでしまった。
第一部が完結したところで終わっているので、第二部の開始を心待ちにしている。
怖い話つながりで思い出したのが、神社と寺にまつわる体験だ。
私は神社や寺が怖い。
どうしてなのかは自分でもさっぱり分からないのだけれど、幼い頃から何となく「怖いなぁ」と思っていた。
お寺の仏像や神社の狛犬はもちろんのこと、道端のお地蔵さんや祠なども恐怖の対象でしかない。
それなのに、神社や寺の近くで暮らしていたことが何度かある。
不動産屋で物件を紹介してもらうと、条件に合うところは神社の真裏に位置していたり、目の前に寺があったりするのだ。
凄いのになると、敷地内に小さな鳥居が設置されているところまであった。
さすがに敷地内に鳥居があるのは怖すぎて無理だったが、寺社のすぐそばに建っている物件はどちらも条件にピッタリだったので、寺の近くと神社の真裏に位置する物件には、それぞれ別の時期に住んでいたことがある。
しかし、どちらも退去せざるを得ない出来事が起こった為、短期間で引っ越す必要に迫られた。
その出来事というのは怪奇現象とかではなく、現実的な問題や私的な事情だったので、普通に考えれば寺社の近くに住んでいることとは何の関係も無いはずだ。
とはいえ、何度か続くと少し気になってしまう。
そこで次は、不動産屋を頼らずに自分の足で歩き回って物件を探し、直接オーナーや管理会社へ問い合わせることにした。
その中で空き部屋のある物件をいくつか内見させてもらい、気に入った部屋を選んで契約した。もちろん、周囲に神社や寺がないことは確認済みだ。
だが、いざ引っ越してみると……建物の裏手に小さなお堂が建っていたのである。
入居前には全く気付かず、ゴミ捨て場へ行くために建物の裏側へ回った時に、初めてその存在を知った。
「お堂があるだけで墓地などは無いし、いかにもなお寺とは少し違う。だから気にする必要は無い!」
と自分に言い聞かせながら新生活をスタートさせたものの、結局そこも短期間で退去することになった。
今住んでいるところは、神社から大通りを挟んだ場所に建っている。
間にはいくつか高い建物があり、こちらから近付かない限りは神社が視界に入ることもない。
今までに住んだ物件の中では、かなりマシな方だと言える。
引越し代だって馬鹿にならないので、出来ればこのまま何事もなく住み続けられればいいなと思う。
ちなみに実家も大きな寺のすぐ近くにあるので、私は滅多に立ち寄らないようにしている。




